洋書・洋画などに取り組んで真面目に語る (3)at ENGLISH
洋書・洋画などに取り組んで真面目に語る (3) - 暇つぶし2ch53:The OED Loves Me Not (ワッチョイ 7f89-7F+n)
23/07/28 09:26:20.78 Uw3QuK9x0.net
私は一昨日あたりに「教えて goo」において英語に関する質問に対して
間違った回答をしてしまったので、それについて訂正しようとしたら
すでにその質問は閉じられていて、追加回答ができないのみならず、
元の質問者に連絡をつけることもできず、さらにはそのときに
私に対して「あなたの回答の方がむしろ間違い」と指摘してくれた人に対しても
連絡をつけることができないので、仕方なく「教えて goo」にて質問という
形でお詫びと訂正の文章を投稿しました。
しかし goo の管理者は、
毎度のことながら勝手な都合でそういうことをすべて有耶無耶にしたいらしく、
またもや私の謝罪文・訂正文をも慌てて削除してしまいました。
管理者側のその措置はきわめて速く、ほんの30分ほどで消されてしまいました。
ここに、私がそこで投稿した謝罪文・訂正文を引用しておきます。
******* 以下は、私が投稿し、管理者が削除してしまった投稿文 ********
私は、英語についての2日ほど前の回答において、間違ったことを言いました。ここに深くお詫びをするため、関連するリンクをすべて貼り付けます。すべてを詳しく書くと大変であり、私にはその気力がないので、箇条書きにします。
(1) 私が問題発言をした場所(質問の場所)
URLリンク(oshiete.goo.ne.jp)
この上のリンク先にて、
You can say the idea you think is more important first.
こういう英文を見かけたけれども、その意味も構造もわからないので教えてくれ、という質問でした。私はそこで No. 3 のような回答をしました。
それに対して、No. 4 さんが間違いだと仰いました。私は、むしろ No. 4 さんの方が間違いだと思ってしまい、No. 5 のような反駁をしたら、その直後に質問が(おそらくは)自動的に閉じられました。質問者さんはその疑問が十分には解けなかったと見えて、その直後にネット上の別の場所でも同じ質問をなさいました。少なくとも昨日の段階では、常識的な文法的な回答があるだけで、真に納得のいくような回答は出ていませんでした。そして今日になると、その質問も消えていました。
元々の私の回答をここに copy and paste します。
(続く)

54:The OED Loves Me Not (ワッチョイ 7f89-7F+n)
23/07/28 09:27:24.40 Uw3QuK9x0.net
(続き)
No.3
回答者: TheOEDLovesMeNot3 回答日時:2023/07/27 16:56
(1) 原文: "You can say the idea you think is more important first."
どこにそんな文が出て来たのかは知りませんが、それは何かの間違いではないかと思います。正しくは
(2) You can ★tell★ the idea you think is more important first.
とでも書くべきではないでしょうか?もし (2) なんだったら、私にはそれがよく理解できます。
You can tell the idea.
(あなたはその考え方を述べることができます。)
You can tell the idea first.
(あなたは、その考え方を最初に述べることができます。)
can は「~することができる」という意味にもなりますが、軽い命令として考えて、「その考え方について最初に述べてくださいね」というような意味である場合もあるでしょう。
しかし You can say the idea. とは言えないはずです。もちろん、You can say (that) the idea is great. などというふうに言うことはできます。
the idea you think is more important
これなら、「あなたがもっと大切だと思っている考え方」という意味です。tthe idea which (または that) is more important
ならば「もっと大切な考え方」ですが
the idea you think is more important ならば、間に you think が挿入されているのだと考えればわかりやすいですが、ともかくこれで「あなたがもっと大切だと考えている(比較的大切だと思っている)考え方について述べる」という意味になります。
その前に You can tell をつけて、最後に first をしてしまったつければ、
You can tell the idea you think is more important first.
となり、「あなたが比較的大切だ(もっと大切だ)と思っている考え方について述べることができます(述べてくださいね)」という意味になります。
いずれにしても、say だったら変で、tell ならば意味が通じると思います。
(続き)

55:The OED Loves Me Not (ワッチョイ 7f89-7F+n)
23/07/28 09:29:12.80 Uw3QuK9x0.net
(続き)
**************
次に、上のような私の回答がむしろ間違いだと指摘して下さった方による回答を示します。
No.4
回答者: hitumabusi2017 回答日時:2023/07/27 17:21
? アメリカ英語の口語だと"say"を使いますよ。逆に"tell"なら「誰に」伝えるかが必要になります。"you can tell me/us the idea (that) you think is more imporant first" とする必要があるので、"say"「言ってみて」を使うんだと思いますよ。
******************
次に、それに対する私の反駁文を引用します。(不適切でしたけれども、あえて私の問題発言をもここで貼り付ける次第です。)
(続く)

56:The OED Lov es Me Not (ワッチョイ 7f89-7F+n)
23/07/28 09:29:39.61 Uw3QuK9x0.net
(続き)
No.5
回答者: TheOEDLovesMeNot3 回答日時:2023/07/27 17:59
say the idea なんて言いません。tell だからと言って「誰に」をつけなければならないなんていうのは、思い違いです。少しばかり調べれば、誰でもすぐにわかることです。
(1) The topic sentence does not entirely ★tell the idea★ of the paragraph.
URLリンク(brainly.ph)
(2) If the person can ★tell the idea★ in 25 words or less, it's probably going to be a pretty good movie," said Steven Spielberg on the high concept pitch.
URLリンク(www.facebook.com)
*************
私はかなり私の見解に自信を持っていたのですが、No. 4 さんがアメリカ育ちであり、そういう人がそうおっしゃるのだから、私は不安に思って、海外フォーラムにて英語ネイティブたちの意見を尋ねました。
URLリンク(forum.wordreference.com)
この上のリンク先の質疑応答を読めば、それがわかります。間違ったことを言ってしまい、さらには私の間違いを指摘して下さっているのに、それに対して「それこそ間違いだ」という意味の反駁をしてしまいまして、もともとの質問者に対しても、それから No. 4 にて正しいことを教えて下さった人のコメントをも否定するようなことを言ってしまいまして、申し訳ありませんでした。
(教えて goo にて今さっき投稿し、30分以内に管理者によって削除された投稿文の引用、終わり)

57:The OED Loves Me Not (ニククエ be89-0TAO)
23/07/29 19:52:48.15 TEEJy+wM0NIKU.net
「教えて goo」の
URLリンク(oshiete.goo.ne.jp)
このリンク先で、関係代名詞の先行詞がどれなのかという質問がありました。
私の回答と他の2人の回答者による論議とが対立したのですが、
私としてはこういう場合の関係代名詞がどれを指していると考えても大した
問題じゃないから放っておこうかとも思いましたが、一応はネイティブの意見を
尋ねてみることにしました。
URLリンク(english.stackexchange.com)
この上の StackExchange のサイトでの質問です。
今のところは、少ししか回答がついていません。

58:名無しさん@英語勉強中 (ニククエ 6a5b-TJCF)
23/07/29 21:16:43.43 rt2EFYIF0NIKU.net
Jane の乱により JaneStyle で 5ch の読み書きができなくなったが、
JaneStyle の本体のファイルをバイナリエディタで書き換えれば、再び読み書きできるようになる
私はそうやって JaneStyle を使っているが、
でも Siki に移行する方が筋が良いだろうと思う
JaneStyle は作りが古いので

59:名無しさん@英語勉強中 (ニククエ 6a5b-TJCF)
23/07/29 22:05:20.04 rt2EFYIF0NIKU.net
私が二十歳頃に書いた手紙が出てきた
両親に送ったものを、父が残していた
当時の自分の文章を見ると、二十歳にしてはよく書けてはいるのだが、
今と比べると文章力(というか言語能力)が低いなと思う
当時の文章は、論理も構成も文法もちゃんと書けているのだが、
表現したいことを意のままに言語化するところに難があるというか、何を表現したいのかを今ほど明確に認識できていないように思った
今書く文章も当時の文章も、一見すると差が無いように見えもするのだが、
見えないところでの違いがかなり大きい
私は現状の言語能力でまったく満足していないのだが、
昔の自分のそれと比べると違いが大きいことを感じた
言語能力とは別のことで言えば、
昔書いたものを見ると、当時の自分の苦しみが偲ばれる
もうだいぶ忘れてもいるのだが
親の問題(家族の問題)について、非力ながらも子どもの私が前向きに励まして取り組んでいた
時間を置いて客観的に見ると、可哀想な環境で育ってきたと自分のことを思う
(当時にせめて今の言語能力があれば、物事をよりよく認識できて、主観的な苦しみもだいぶ減っただろうに)
他人から文章をもらう、ということの効果についても考えた
当時の手紙を今の自分が受け取ったなら、本人の苦しみを感じただろう
私が普段他人に送っているメッセージも、同じようになにかを伝えているのだろう
だけど、それが生きるということなのかもしれない
生きるとは孤独なことで、信号のやりとりのみが人間にできることだと思うので

60:The OED Loves Me Not (ワッチョイ be89-0TAO)
23/07/31 06:39:12.15 xQoimcOb0.net
ケネディ暗殺における米国民の「恥辱」について
URLリンク(oshiete.goo.ne.jp)
上のリンク先で、質問者が
「ケネディが暗殺されたことを述べる英文原書の邦訳版で、
JFK が暗殺されたので全米の人々が「恥辱」を感じたという意味のことを
書いているけれども、アメリカ人はこういうときに「恥辱」を感じるものなのか、
その「恥辱」という言葉とか感情に違和感を感じる」
というようなことを書いています。
それに対して日本人の回答者たちが長々と論議しています。しかしその
「恥辱」というのはあくまで、その本を翻訳した訳者がたまたまそのときに
選んだ訳語に過ぎず、原文ではどういう英語表現だったのか、その
英語原文での言葉の本来の意味はどうなのかをまったく無視している人が多いです。
こういうふうに、英語原文をまるで無視して、その原文を日本語に勝手に訳し、その
日本語表現ばかりにこだわり、「そんな言い方は不自然だ」と言い、そういう日本語表現が
変だから元の英語表現も変なのだとでも言わんばかりの議論をよく見聞きします。
数日前に
The train is due to arrive in five minutes.
のような英語表現が、日本語では「5分で到着するはず」なんていう言い回しは不自然だと
決めつけ、だから英語の言い回しも不自然だと言い続けていた質問者がいましたが、
これも同じです。
あくまで原文は自然なのかどうか、原文を書いた人(原文を読む人たち)はどのようにそれを
理解しているのかを無視して、それを別の言語に訳した時の訳語ばかりを論議し、
あたかもそれが西洋と日本との発想や文化や文明の違いによるものであるかのように延々と
議論が続く場面を、あちこちで目にします。

61:The OED Loves Me Not (ワッチョイ be89-0TAO)
23/07/31 07:42:53.20 xQoimcOb0.net
>>The ankle weights weight 3kg and 1kg, and I use adjustable dumbbells from 1kg to 5kg.
>>アンクルウエイトは3kgと1kg、ダンベルは1kgから5kgまで調整できるものを使っている。
>> 私の作った文です。 正しいでしょうか?
「教えて goo」にて数日前に上のような質問を提起する人がいました。こういう質問の仕方をする人が多いです。
そもそも、このような質問文を読んだら、少なくとも私などは、質問者の作った文は英文なのか和文なのか、どちらかわからないのです。
いろいろ考えて、おそらく質問者は日本文をまずは考え出し、それに相当する英文を書いたのだが、その英文が正しいのかどうかを
質問しているらしいと思いました。
しかし、英文を検討する前に、まずは原文である日本文の意味が明らかではないのです。だからこそ私は、
まずは日本文の意味を明らかにするため、「これこれこういう意味で日本文を書いたのですか?」という
長いコメントを書き、もしそうならば英文はこれこれこういうふうに書いた方がいい、という長い長いコメントを書きました。
(続く)

62:The OED Loves Me Not (ワッチョイ be89-0TAO)
23/07/31 07:43:38.68 xQoimcOb0.net
(続き)
それに対して質問者は「簡潔な英文を書くにはどうすればいいのかを知りたくて質問したのだ」と言っていました。
私は、簡潔な英文どころか、まずは日本文でさえ簡潔なものなんて質問者は書けていないと感じました。
だからこそ、仮に冗長に感じられてもいいから、まずは自分の言いたいことを正確に、両義的でない形で
他人に伝わるように、まずは日本語で書き、そのあとで初めて、英語ではどのように書けば自分の言いたいことを
明確に正確に書けるかという問題に移れるのだ、と言いました。
以上のようなことは当たり前すぎて、書くのも嫌なので普段はなるべくこういう質問には答えないようにしています。
言葉は悪いけど、自分の言いたいことを正確に誤解なく、両義的でない形で伝えないといけない、というのは
小学生レベルの問題です。それがまったくできていないのに、いい加減な和文を作っておき、そのあいまいなままの
和文を、これまた不正確きわまりない英語に訳そうとする。そして「簡潔な言い回しで英文が書きたい」などと言います。
私は、「まずは日本語を正確に書けないうちに簡潔な日本語が書けるはずもなく、それに基づく英文も当然のことながら
まともになるはずもない。質問者さんは私に重ねて2つの質問をしたけれども、それは中学英語レベルであり、それを
まずは身に付けてもいないうちから簡潔な英文が書きたいなどと言うのは不適切です」という意味のことを
柔らかい言葉を使って言いました。
私は一生懸命にやんわりとそれを伝えたつもりでしたが、30分後くらいに案の定、相手は私の3回にわたる長文の
丁寧な回答のみならず、質問者自身の質問文もすべて一緒に、削除してしまいました。

63:The OED Loves Me Not (ワッチョイ be89-0TAO)
23/07/31 07:52:44.16 xQoimcOb0.net
中高生に日本語を教える教科として「国語」が長いあいだ学校で
教えられてきましたが、最近になって国語教育から文学を
排除し、「論理」を教える国語へと転換する動きがあります。
以前のように文学を教え続ける国語教育を継続することもできるけれども、
どうせ「論理」を教える国語教育を選択する学校がほとんどになることは
目に見えている、と識者たちは言っているそうです。
「論理」と名の付く国語教育では、駐車場の利用契約書の読み方などの
実用的な文書の読み方や書き方を学ぶそうです。
文学が消えて行くなんてとんでもない、という識者たちもたくさんいますが、
現代ではそれなりのレベルの高校生でも、たとえば英語の教科書に
印刷されている文法事項についての日本語による解説に出てくる
漢字が読めないため、その文法解説が理解できず、したがって
英語の文法などもしっかりとは学べないでいるそうです。
そのことは、中レベルあるいはそれ以上の高いレベルの高校で実際に
教えている高校教師が言っていました。
さらに、たとえば英語の文章を正確に一字一句書き写すことを試験に導入している
教師も多いとのことです。試験なのに、書いてある英文を一字一句書き写すだけで
成績が評価されるのです。これもとんでもないことだ、と怒る人もいますが、
教育現場を熟知している教師たちに言わせれば、目の前の英文を正確に書き写す
ことができない中高生がたくさんいるので、まずは書いてあることをしっかり認識し、それを
書き写すことから始め、それを手取り足取り教えてあげないといけないような時代なんだそうです。

64:The OED Loves Me Not (ワッチョイ be89-0TAO)
23/07/31 08:04:02.19 xQoimcOb0.net
私の親戚にも大学生がいます。彼は偏差値が中くらいのレベルの大学の文科系の学部に入学しましたが、
大学1年の英語の講義で「Be 動詞」を習ったそうです。

私は、大学で Be 動詞を講義で教わるのだから、もしかして Be 動詞の本質的な意味を洞察させ、
すでに熟知しているつもりの Be 動詞を、今度はあちこちの角度から多角的、重層的に理解させる
ための講義かと思いました。

親戚の大学生に言わせると、そうではなくて、あくまで中学1年での英語の授業の復習に過ぎないそうです。
I のあとは am ですよ、you のあとは is じゃなくて are ですよ。he のあとは be じゃなくて is ですよ、という
ことを勉強するのだそうです。

あちこちで聞くところによると、今の学生(中高大学生)は、1週間あたりに本をまったく読まないに近いと
あちこちで報道されています。現に、私の親戚の学生の自宅には、親の本も含めてほとんど本がなく、
あると言えば漫画とか、コンピュータの使い方だとか、料理の仕方についての本などの、ハウツーものの
単純な話題を提供する薄い本や雑誌ばかりです。

そういう中で生きているから、たとえば偏差値が中よりも上、どちらかというと地方では優秀と言われている
大学を卒業した若者でも、たとえば会社の朝礼で朗読させられる回覧板などに出てくる漢字が読めないのです。
30歳ほど年上の高卒の社員が、優しくひそひそ声でその漢字の読み方を教えてあげないと、その大卒の
社員はその回覧板を最後まで朗読できなかったそうです。

65:The OED Loves Me Not (ワッチョイ be89-0TAO)
23/07/31 08:12:32.94 xQoimcOb0.net
あちこちでよく「3行以内でまとめてくれ」と言われます。それは誇張表現なのかと
思っていましたが、どうやらそれは文字通りのようで、現代では人はもう
3行以上の文章は読まない、読みたくないようです。

もちろん読むことだけがすべてではなく、読むのは嫌いだけれども
手先の器用さや人間関係を円滑に進める才能などで頭角を現す人は
たくさんいます。だから文字中心の文化だけを称揚するつもりはありません。

しかし、たとえばちょっとした質問をネットで提起し、それに対して答えるときでも、
3行で答えられるもの(あるいは10行、20行以内と言ってもいいですが)
だけを対象にすると、これはもう文化も情報も何もかもなくなって
しまうではないかと私などは思います。

人間はもはや考えることそのものを忌避するようになったとしか思えません。
とは言いながらも、こういう傾向は今に始まったことではなく、テレビが到来した
60年ほど前にも識者たちが盛んに「一億総白痴」の時代が到来すると
叫んでいましたし、モータリゼーションの進展に伴って人は歩くことをやめて
ブクブクとだらしなく太るばかりだけれども、これもやはり100年前、200年前、
そして数百年前、そして1千年とか2千年も前からそういう傾向が常に
あったのでしょう。そもそも人間は、特に必要に迫られない限りは何もしたくない
ものなのでしょう。

66:The OED Loves Me Not (ワッチョイ be89-0TAO)
23/07/31 19:56:22.82 xQoimcOb0.net
私は Twitter 上で英文でよく発言し続けていて、外国人たちとよく話をしてきたけど、
その中で英語ネイティブと思われる若い(おそらくは20代くらい)女性が盛んに英文の
詩を書き続けており、Dostoevsky などを引用することもある中で、Clarice Lispector という
Ukrainian-Brasilian の女性小説家の文章をたびたび引用しているのに気付き、
Twitter 上のこの人が気に入っている作家なら素晴らしい作品を書いているに違いないと
思ってチラホラ調べているうちに、私もこの Clarice Lispector が気に入り始めている。
ただし日本語訳はそんなに出てはいない。クラリッセ・リスペクトールというカタカナ表記で
Wikipedia 上で紹介されている。私は日本語では読む気はないので英文で読もうと思って
あれこれ物色していて驚いたのだが、長いあいだ高く評価されているのに、どういうわけか
ブラジル国内でのみ有名であるらしい。
そして英訳版と言うと、つい最近まではろくに英訳されてはおらず、つい10年ほど前から
ほんの少数の翻訳者とほんの一社だけの出版社によって、特にこの十年くらい前から
続々と英訳が刊行されつつある。
今年つまり2023年にもどんどん刊行されてきて、もうすぐ刊行される予定のものも
いくつかある。おそらくはこれから10年か20年ほどかけて、英訳版がどんどん
Penguin Books などを通して刊行され続けるだろうという気がする。

67:The OED Loves Me Not (ワッチョイ be89-0TAO)
23/07/31 20:09:06.99 xQoimcOb0.net
Clarice Lispector の書いた作品そのものは、まだ私は読んだことがない。
手元にも、彼女の作品は一冊もまだない。しかし彼女の生涯を描いた
伝記だけは、英語で書かれたものを手元に持っている。
Why This EWorld
A Biiography of Clarice Lispector
Benjamin Moser
Oxford, 2009
この biography を書いた Benjamin Moser は英語ネイティブであるらしい。
彼自身はこの伝記を書いただけでなく、Clarice Lispector のポルトガル語での
作品を自分でもどんどん英訳し続けているらしく、他の人にも訳させ、それを
自分の会社と思われる出版社でどんどん出版し続けている。
この伝記は 500 ページ近い。もしも買うのであれば paperback ではなく
hardcover で買った方がいいと思う。この本のみならず、英語書籍で
ノンフィクションものや学術書や教養書は、そのほとんどがきわめて
小さな活字フォントで印刷されており、各ページに字がぎっしり詰まっていて、
特に最後の方にある Notes や Index の文字フォントは小さい。
だからその paperback edition を買うと、文字が思いっきり小さくなる。
この本をちらほら眺めていて、この Clarice Lispector の生きざまがとても
面白いと感じている。独特の性格を持つ人、つまり実に変わった人であり、
映画俳優並みの美女だったそうだ。1920年に Ukraine 人である
両親のもとに生まれたが、ユダヤ人なのですぐに両親や兄弟姉妹と
共にあちこち亡命し、ブラジルで育った。1920年から 1977年まで生きた。
57歳くらいで死んだので、どちらかというと若死にしている。
23歳にして処女作を発表していらい、ブラジルでは大反響を博し続けて、
大いに持てはやされ続けて死んだそうだ。

68:The OED Loves Me Not (ワッチョイ be89-0TAO)
23/07/31 20:17:26.79 xQoimcOb0.net
Clarice Lispector は、Franz Kafka, Virginia Woolf などと作風が似ているとか、
Franz Kafka 以来の偉大な作家だとか言われている。それなのにブラジル国外では
ほとんど読まれることもなく、翻訳されることも少なかった。それがつい最近になって
諸外国で翻訳され始めたそうだ。英語訳も最近、続々と出版されている。
私は英訳でしか読めないが、英訳本を探してみる限り、その出版された時期は
確かについ最近のものばかりだ。
これからどんどん翻訳が進み、それを高く評価する読者たちがどんどん増えていき、
英語圏でも、それからおそらくは日本でも大いに持てはやされ始めるだろうと
予測するけど、楽しみだ。ただ、英訳に関する限りどれもこれも最近になって
出版されたばかりのものであり、ポルトガル語から英語への翻訳にもコストがかかるし、
ポルトガル語原本の著作権者に支払うべきロイヤルティも高くつくからだと思うが、
英訳本でもまだ古本がそれほど古くはなっていないので、古本で買ってもかなり高い。
hardocover で買おうとすると薄っぺらい本でも2万円くらいするものもある。
paperback でもけっこう高い。

69:The OED Loves Me Not (ワッチョイ be89-0TAO)
23/08/01 06:32:44.22 Vgqmve3g0.net
YouTube, Facebook, Twitter などでの個人の殴り書きには typo や誤字脱字や
文法間違いや、崩れ過ぎた英語や、英語ネイティブでない人の英文などが
まかり通っている。だからこそ正しい英文の用例を探すときに私は英語ネイティブが
作っていると思われるニュース記事や Google.books 上で読める出版された
書籍を閲覧するのだが、

"My dream is to go to the World Cup, but do i want my to life be in danger?"
URLリンク(www.besoccer.com)

記事の見出しにこんな typo があるのは珍しい。こんな typo は誰にでもわかるけれども、
微妙な間違いや typo の場合は、英語ネイティブでない人たちがそれをついつい
正しいものかとも思ってしまいそうだ。だからネット上の英文を読んでそれが正しい英語なのかどうかを
見極めることには慎重にならないといけないとつくづく思う。

70:The OED LOves Me Not (ワッチョイ be89-0TAO)
23/08/02 06:23:43.32 RrAjO6ol0.net
webpage には、いろんなものがある。それは当然だけど、
URLリンク(berberpanties.blogspot.com)
こういうものを読む機会が簡単に手に入るとは思わなかった。
この上のリンク先には、英文の文字情報だけであって、
写真やビデオや音声はまったくないので安心してほしい。

まあ、今の時代だから当然このような宣伝文が載せられているだろうなとは
思っていても、本当に目の前に飛び込んでくるとは、あまり予期していなかった。

まあそれはともかく、これを書いた人はたぶん英語ネイティブだろうと思うけど、
少し特殊な趣味というか傾向性を持っていて、そういう人が気楽に
書いた英文で、しかも少し特殊な話題について書いたものを
読むことも、いろんな英文を自由自在に書きこなせるようになろうと
思っている者にとっては、必要なことだ。

71:The OED Loves Me Not (ワッチョイ be89-0TAO)
23/08/02 06:38:15.40 RrAjO6ol0.net
私が言いたかったことは、プロの有名な書き手が書いて、しかもそれを
何度もプロの編集者が編集しなおし、完璧なものとして
有料でしっかりした書籍や新聞雑誌などで販売されている
文章だけでなく、上のリンク先で示したような、普通の人には目に触れることのない
文章で、20前後のごく普通の英語ネイティブの女性が書いた、少し崩れた
英文で、しかも人前では口に出せないようなことを書いているような文章は、
インターネットを私のような超ド素人が気楽に使えるようになる前、すなわち
20年とか30年以上も前までは、あり得なかった。

その昔、私は、通常の洋書や新聞雑誌だけではなく、一般の人たち、
決して一流の書き手などではなく、ひょっとしたらあまり教養がないと思われる人たちが
特殊な話題について書いている文章とか、あるいは企業や商店の広告文などを含めて、
日本では手に入りにくかった英文での文字情報や音声情報を仕入れたくてたまらなかった。

しかしそれは、日本にいる限りは叶わないことだった。それが今では、クリック一つで
実に簡単にアクセスできる。音声情報もビデオ情報も簡単に目や耳に飛び込んでくる。
信じられない時代だ。しかし、こんなにまで便利な世の中なのに、人々の日本語や英語の
理解力や運用能力が、昔に比べて逆にガタ落ちになっているような気がするのは、
気のせいだろうか?外国語(特に日本人にとっては英語)を習得すること以前に、
そもそも母国語である日本語がまったく通じないような気がするのだが、それは気のせいか?

人々が自分の頭で考えたり覚えたり調べたりする労力を、徹底的に節約するようになった結果、
何も考えず覚えず調べもしないようになってしまっていると思ってしまうのは、私の歳のせいか?

72:The OED Loves Me Not (ワッチョイ be89-0TAO)
23/08/02 18:11:19.65 RrAjO6ol0.net
(1) Will you be passing the post office?
(2) Will you pass the post office?
この上の2つの文のニュアンスの違いについては、「一億人の英文法」(大西泰斗)の
pp. 587-588 に詳しい解説がある。
それと似た用例で、will じゃなくて would の場合、すなわち would be doing の形が、
今たまたま読んでいた伝記の中で出て来たので紹介する。当該の用例だけを
引用するとその文脈がわかりにくいし、その文脈も長めに引用しないとわかりにくい
と思うので、少し長い一節を引用する。
Afterward, though, Mania (Clarice Lispector という作家の母親) faced a slow and horrible demise, dying young
from some untreatable disease. (中略) At the very end of her life, Clarice confided to her closest friend
that her mother was raped by a gang of Russian soldiers. From them, she contracted syphilis, which in the ghastly conditions
of the civil war went unreated. Perhaps if she had reached a hospital sooner she would have stood a better chance.
But it would be another twenty years before penicillin, the most effective treatment, entered common use.
By then, after a decade of horrible suffering, Mania, the elegant, intelligent, free-spirited girl from the Podolia countryside,
★would be lying★ in a Brazilian graveyard.
Source: Benjamin Moser, Why This World: A Biography of Clarice Lispector; 2009; Oxford; p. 27
ところで、私が今ちらほらと読んでいるこの伝記は、非常に興味深い。日本でも英語圏でも、この作家 Clarice Lispector
は、つい20年ほど前まではほとんど知られていなかったらしい。つい最近になって伝記が英語で書かれたり、
ポルトガル語から英語に次々に訳され始めている。

73:The OED Loves Me Not (ワッチョイ be89-0TAO)
23/08/02 20:18:03.58 RrAjO6ol0.net
この下のリンク先に、興味深い質疑応答を示した。
スレリンク(english板:344番)


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