洋書・洋画などに取り組んで真面目に語るスレ (2)at ENGLISH
洋書・洋画などに取り組んで真面目に語るスレ (2) - 暇つぶし2ch923:名無しさん@英語勉強中
23/02/23 23:45:11.01 Z1Nn4t630.net
>>909
OEDさん御推薦の Youtube を観ましたので、感想を書かせていただきます。
この世には大雑把に分けて二種類にまとまるヒトがいると存じます。その一番目は「死」が怖いヒト、そして二番目は「死」が怖くないヒトです。
>>823>>864で書いたとおり、私のように子供の頃から「友人知人の悲惨な死亡事例」に何度も遭遇しますと、「ヒトは誰も必ず最低限一回は死ぬことから逃れることはできない」という、仏教用語で言うところの「諦観」の境地に無理やり追いやられます。
それ故、私はいちいち「ヒトの生死」に一喜一憂しなくなりました。よって「死」は怖いものではなく、「昼間が終わったら必ず夜が来る」程度の認識です。
キリスト教徒である私は「この世の仕事(ドイツ語で言う "Beruf"ですね)が終わったら、次のステップに進むために一度死に、あの世へ行ってカミサマから次の仕事を受けるだけ」という認識を持っております。これは仏教用語の「達観」に近いものだろうと存じます。
>>907 でOEDさんは「明日は死ぬかもしれない、だから今をどう生きるか云々」と書き込まれましたが、それはとても重要なことだと存じます。
宗教観の押し売りをするつもりは毛頭ありませんが、「せっかくヒトとして生まれてきたのだから、一度きりの人生で自分は何をなすべきか」を考え、「今日、自分ができる範囲の最善策とおぼしきものに取り組むことが貴重でありかつ重要だ」との考え方なり行動がこの世の中を回していると存じます。
Samuel Beckertt にとっての最善策は「この世におけるヒトの孤独や絶望を、戯曲(演劇作品)として具象化し、あまたの人々に述べ伝え広げる役目(ベルーフ)を果たす」ものなのでしょう。
彼の作品を鑑賞した人々が、この戯曲で示される「エッケ・ホモ(この人を見よ)」から学び取るべきは、「死」なる現象の向こうで待っているものについて真剣かつ真摯に向き合い、各人がその貴重な人生を新たに歩むことの大切さだろうとの感想を持ちました。
ここまでお読みいただき、どうもありがとうございました。


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