洋書・洋画などに取り組んで真面目に語るスレ (2)at ENGLISH
洋書・洋画などに取り組んで真面目に語るスレ (2) - 暇つぶし2ch900:The OED Loves Me Not
23/02/22 19:27:32.91 wTlUfTam0.net
*** などという伏字を入れているのは、たとえば
アメリカにいる、とある人種を表す言葉を NG ワードとしているのかもしれないと
思って、仕方なく伏字にしたのでした。

901:名無しさん@英語勉強中
23/02/22 23:53:11.68 oF+uV/5a0.net
>>900
余計なお節介ですが、OEDさんがお持ちの「常識」というモノは、今現在のネット社会
における「常識」が要求している「水準」を、はるかに超えていると存じます。要するに
OEDさん側の知的要求レベルが高すぎるのです。
5ch内部ルールによる規制条件(不適切用語使用の禁止など)に抵触すると、自動的に
一定の期間アクセスができなくなる仕組みが以前からあります。この場合ですと、同一の
IP(情報端末)からのアクセス規制期間は数時間から未来永劫までの幅を持っています。
本件事案は、一定の時間経過を経た後、該当する用語を「伏せ字」にしたら書き込める
事象が発生したとのことですので、今朝からのアクセス規制状況は、ほぼ間違いなく当該
自動規制システムが作動したと考えます。
書き込み記事の要求レベルを下げるには、それなりの抵抗なり反発があるでしょうが、
ユーザーがいくら反発してもシステム仕様には逆らえません。OEDさんができる範囲で
「譲歩」をされるよう、おすすめとお願いを申し上げます。
…と書いたら、また叱られるでしょうか。

902:The OED Loves Me Not
23/02/23 06:06:50.59 CxWCiKdD0.net
>>901
今回僕が書いていた NG ワードらしきものはすべて、
少なくともつい半年ほど前までは5ちゃんねる上のあらゆる
人が普通に何度も使っていたのでした。だから今でも
禁止されていないのだろうと思っていたのです。

903:名無しさん@英語勉強中
23/02/23 07:07:32.51 RkJjwEmT0.net
>>902
半年前にもこの板に来てたが

NG ワードらしきものはすべて、
少なくともつい半年ほど前までは5ちゃんねる上のあらゆる
人が普通に何度も使っていたのでした
なんて書いてあったら嘘だなとわかるよ

904:The OED Loves Me Not
23/02/23 07:19:35.96 CxWCiKdD0.net
黒人
この言葉が、今では NG ワードになっているみたいなのです。

905:The OED Loves Me Not
23/02/23 07:22:56.40 CxWCiKdD0.net
しかし、今は書き込めました。しかし、昨日あたりまでは
この言葉がどうしても NG ワードに指定されたまま、
何度やり直しても書き込めませんでした。
なお、くだらぬ白痴ども(あえて放送禁止用語を使っている。
そいつらには、この言葉が似合う)による余計な書き込みを、
俺は常に無視している。そいつらは罵倒の対象にさえ
なるに値しない。常に即座に「あぼーん」している。

906:The OED Loves Me Not
23/02/23 07:41:04.76 CxWCiKdD0.net
>>901
僕が常識だと感じていること、口に出したらむしろ
「お前はこんなことさえ知らない馬鹿だから、仕方なく教えてやる」
というふうに聞えてしまうだろうと僕が思っていることは、
大多数の人にとってはまったく知らなかったことなんだそうです。
だから「知っているなら、なぜ教えてくれなかったんだ?」と言われます。
そして僕が知らないことを知らないと正直に言うと、今度は
「そんなことも知らないのか?」
と馬鹿にされ続けます。
芸能人とかスポーツ選手の話とか、何を食べたらどうなるとか、
こうすればお金が稼げるだとか、どうすれば得か、とかいう話は、
みんなの「常識」なんだそうです。
しかし僕はそういうことなんて知りたいとはまるで思わず、正直に僕が知りたいことを尋ねたり、
あるいは本を読むなどして勉強していると、白い目で見られます。それどころか、犯罪者でも見るような
目つきで見てきます。あるいは、人間の屑だと罵られます。
中国語やアラビア語や英語などを死に物狂いで勉強したら、それは攻撃の対象となります。
TOEIC などの試験に受かる程度の勉強なら、賞賛されます。しかし試験のためではない
範囲のことを知りたがると、それは非難の対象となります。
非難されるとか、攻撃されるとか、人間の屑と呼ばれるとか、犯罪者扱いされるなんていうのは、
思い過ごしに過ぎないと言われるでしょう。しかし朝から晩まで毎日毎日、30年も50年も
近所の人やクラスメートや職場の人や、家族に至るまで自分をそのように扱い続けている
ように見えるとき、そして実はそれは自分の周りだけでなく、日本全体、そして世界全体の趨勢で
あるとしか感じられないとき、そしていくらありとあらゆる手段を尽くして話し合おうとしても、
すべてが灰燼に帰すると思われるとき、人はどのように感じ、どのように行動するでしょうか?
僕は、人間と会話するのを、少なくとも30歳くらいのときにやめました。ネット上で物を書くのは、
単なる独り言です。他人と心を通わせることは、永遠に不可能だと思っております。

907:The OED Loves Me Not
23/02/23 07:50:37.02 CxWCiKdD0.net
なお、僕に構う必要はまったくありません。僕はもうすぐ死ぬのです。
自殺はしませんし、きわめて健康的な生活をするよう努力を
子供の時から続けているので、おそらくは長生きします。
もしかしたら百歳まで、二本足で立って生きられるかもしれません。
しかしそれでもなおかつ、僕はもうすぐ死ぬのだと感じています。
17歳の時からずっと、そう感じながら、明日は死ぬかもしれない、
だから今をどう生きるか、と思いながら、毎日毎日を必死で生きてきました。
僕にアドバイスしたり、僕を助けてあげようとか、僕と何らかの形で
関わろうとして下さる必要はありません。僕はこれで幸せだというわけでもありませんが、
人と関わっても、幸せになるとは思いませんし、だいいち、人間は本来的に
影の如く、お互いの影を実在だと思い込んで、意思疎通していると固く信じながらも、
実際にはみんな独り言を言っているに過ぎません。
永遠の孤独の中で、無数の人間たちが互いに、まったく心も言葉も通じていないのに、
未来永劫に独り言を続けている様子を表現した Samuel Beckett による戯曲として
Play というタイトルの作品があります。
その戯曲を忠実に再現した映画が、この下のリンク先に載せてあります。
URLリンク(www.youtube.com)
英語が聴き取れなくてもいいです。しゃべるのが早すぎるし、無感動・無表情で
機械的にしゃべっているので、聴き取りはきわめて困難です。しかし英語が聴き取れなくても、
その雰囲気は誰でも感じ取れると思います。
Samuel Beckett は、天才だと思います。

908:The OED Loves Me Not
23/02/23 08:07:02.96 CxWCiKdD0.net
Samuel Beckett は、アイルランド出身、そして 25 歳くらいからだったろうか、死ぬまでフランスに住み続け、
英語よりもむしろフランス語で作品を書き続けたノーベル賞を受賞した文学者だ。
彼の作品のほとんどすべて(つまり、おそらくは10ページほどの作品を除いた他のすべての作品)が、
The Selected Works of Samuel Beckett, Vols. 1 to 4, Grove Press
として出版されている。4冊セットで、合計 2,000 pages くらいだ。ペーパーバック。
4冊全部で、僕は8年くらい前にこれを 4,300 円くらいで買った。Grove Press という出版社は
実に個性的であり、その主なスタッフの一人である人(名前は忘れた)が Samuel Beckett が
新人のころから深く評価し続け、個人的に付き合いを続けていた。
Beckett の作品は、あまりに難解だ。正直を言って、僕はまだ彼の作品の一部しか読めていない。
何度読んでも、(戯曲の場合は何度読んだり視聴しても)それでもまったくわからないことも多い。
Beckett は、読者から理解されることを最初から諦めているように見える。
しかし、彼の書いたごく一部の作品は、大衆受けしている。
En attendant Godot (英訳では Waiting for Godot、邦訳では「ゴドーを待ちながら」)
これは戯曲だが、2時間ほど続く芝居だ。この戯曲を演じた劇場版や映画版が YouTube 上に
いくつか投稿されているが、そのうち、僕はこよなく愛する映画化作品がある。
URLリンク(www.youtube.com)
一般受けしているので、Broadway あたりの劇場で芝居として上演したとき、たくさんの観客が
押し寄せてきたようだ。
彼の作品のうち、Endgame もかなり大衆受けしそうな、少しわかりやすい。でも絶望的な作品だ。
得に絶望的なものとなると、The Unnamable という、100ページくらいの小説があるが、
読み切るのは大変だ。しかし人間存在の絶望感、希望というものが果てしなく不可能であるという
現実をきわめて雄弁に描いている。Beckett の作品は、すべてそうだ。

909:The OED Loves Me Not
23/02/23 09:07:05.85 CxWCiKdD0.net
How It Is という、Samuel Beckertt が書いた 100 pages くらいの小説。
しかし「正瀬悦」というにはあまりに「詩」に近いと言われている。
この下に、その小説(詩)の最後の1ページくらいを朗読・演技
した芝居の映画化作品を見るためのリンクを貼り付ける。
URLリンク(www.youtube.com)
このビデオの最後の 20 秒ほどだけでも見てほしい。
主人公は、暗黒の沼の中で、そこに住む人間たち
(動物たち?)と関わっているようでありながら
まるで互いに無関心で無関係な環境の中で、
自分や他の生物たちの糞便がいっぱい詰まった
沼の中を這い回って(泳ぎ回って)暮らしている。
最後の20秒では、未来永劫に続く孤独の中で
主人公が恐怖・不安・孤独・絶望のあまり絶叫を続けている。

910:The OED Loves Me Not
23/02/23 21:45:27.10 CxWCiKdD0.net
10年前から土日祝日を利用して、52 年来の友人と共に、主に喫茶店を利用して
一週間あたり平均で 8 時間くらいの、英語での政治・経済関係の評論文を
読むという勉強会を続けている。
彼は日本や世界の経済情勢を追っかけるのが好きで、日本経済新聞の
株式市況欄にある株式の値段の上下する様子を眺めていると、
10 時間ほどずっと眺めていても飽きないそうだ。
高卒だが、いつも何か勉強し続けている。そういう彼だからこそ、
僕は一緒にいても、何とか気が狂わなくて済む。他の人と一緒にいると、
発狂しそうになる。罵倒してやりたくなる。イライラして絶交してしまう。
彼は英語が苦手ではあるし、中学文法さえ忘れているが、辛抱強く僕の
解説に耳を傾け続ける。
彼が一文ずつ朗読し、それを聞きながら、なるべく発音を直してあげようとする。
ただ彼の発音は、日本人そのものの発音なので、死ぬまで彼の話す英語は
英語ネイティブには絶対に通じないだろう。それは二人ともわかってはいるが、
せめて少しは通じるようにさせてあげようと、アクセント(音節ごとの強弱)だけでもきちんと
覚えてもらっているようにしている。
一日当たり7時間くらい二人の勉強会が続くことも多い。二人の休憩時間なんて、ほとんどない。
たとえば7時間続くとすると、そのうちの休憩時間は合計で15分くらいだろうか?トイレに行く時間だけだ。
それ以外の時間は、英文に頭を突っ込んで、彼が朗読したり和訳したりするか、あるいは僕が
彼の和訳を添削して、ああだこうだと解説しているかのいずれかだ。少しは下ネタも飛ばすし、
下ネタを通して、できれば覚えにくい英単語や表現を覚えてもらおうと僕は工夫する。

911:名無しさん@英語勉強中
23/02/23 21:54:13.30 yJIJAysV0.net
7時間!?すごいなそれww
いやそこまでやってるなら逆にその友人英語上達しなさすぎではw

912:The OED Loves Me Not
23/02/23 21:58:32.93 CxWCiKdD0.net
彼との勉強会の時には、必ず僕は大きなリュックサック2つを担いで、その中に
全部で10冊くらいの辞書を詰め込む。中型と大型が半々。
ジーニアス英和の最新版(今は普及版つまり小型版。あと2か月ほど経ったら
机上版が出るので、いつも机上版が出ると同時に買い求める。彼は老眼が進んでいるので、
できるだけ痔の大きな版の辞書がある時には、それを買い求め、僕がページをめくり、
該当箇所にアンダーラインを引き、彼にその部分を読んで、なるべく覚えてもらう。
もちろん、二人とも頭が老化しているので、若い時に比べると記憶力などが 1/10 くらいに
衰えている。それをはっきりと悟りながらも、二人はヒイヒイ言いながら勉強会を続ける。
もちろん、試験のためではない。第一、僕らがやってきている勉強会で習得したことを
試験するテストなんてものは、この世に存在しない。存在したとしても、そんなものを受ける気など
さらさらない。
二人とも政治経済だけでなく、本当は文学を共に読みたいのだが、洋書で文学を読むのは、
二人の勉強会ではまだやったことがない。政治経済だけで、ものすごくたくさんやるべきことがある。
彼は経済情勢を、日経新聞や東洋経済などの経済誌や経済関係の本をあれこれ読むことによって
子供の時からずっと一人でコツコツ勉強は続けてきているので、いつも僕に、政治経済関係の
英文を二人で読んでいるときに出てくる世界各国や日本の情勢について、新聞や雑誌に載っている
程度の知識を僕に色々伝えてくれる。そのおかげで、僕にとっては難しくなりがちな政治経済関係の
評論文が、身近に感じられる。一人で読んでいたら、文字面の意味しか分からず、何となく面白くなくなるが、
彼がそれぞれの記事の、それぞれのページにて書かれているロシア経済の情勢や、中国のどの産業では
どこの誰が何をして、日本のどこのメーカーの偉いさんが中国国内のどこで何をしているかなど、いろいろ
教えてくれて、いつも勉強になっている。
世の中の動きに音痴になりがちな僕は、彼のお陰で、子供のときからずっと、何とかぎりぎりの
最小限度の時事的な知識を教え込まれる。(とはいえ、特に経済音痴な僕は、最低限の、小学生レベルの
ことを説明されても、すぐにわからなくなってしまうのだが。)

913:The OED Loves Me Not
23/02/23 22:03:20.44 CxWCiKdD0.net
>>911
それを言っちゃ、おしまいよ。若い時とは違う。彼だけでなく、平均的日本人が
66歳くらいになると、英語力はほとんどゼロになる。
それにしては、彼はコツコツ頑張るので、僕から見れば、「よくもこんなことを
66歳にもなって、よく覚えたよな」と感心することも多い。
僕は彼に、いつも 1,700 ページもある研究社「英語語源大辞典」を開きながら、
それぞれの英単語の語源を説明して、できる限り単語が覚えられるように
工夫しているけど、語源も少しずつ覚えて行ってくれている。
彼は英語が苦手だけど、僕は経済音痴丸出しで、小学生レベル以下だろうと思う。
彼からいくら経済関係の話をされても、肝心なことをすぐ忘れ、簡単なことがどうしても
理解できない。

914:The OED Loves Me Not
23/02/23 22:09:14.86 CxWCiKdD0.net
以前は、The Economist というイギリスの時事関係の雑誌を
読み続け、さらには The Economist のスタッフの一人だったと
思うけど、その人が書いた1冊の経済関係のペーパーバック
300 pages を二人で通読した。経済関係で5年ほど費やしたと思う。
5年ほど前からずっと、今度は政治関係の評論文を英語で読むことが多い。
Foreign Affairs という、アメリカで出ている政治経済関係の評論集だ。
一つ一つの記事が、15 pages くらい続くので、一つ一つの記事
(たとえば1つは中国の政治経済の情勢についてのもの、2つ目の評論は
たとえばアメリカの軍事情勢と中国のそれとの外交関係、3つ目の評論は
たとえばロシアのプーチンがいかにロシア国内をまとめあげようと必死であるか、
などなどについて書いてある。

915:The OED Loves Me Not
23/02/23 22:20:55.99 CxWCiKdD0.net
1本1本の記事が、それぞれ 10 pages かえら 20 pages くらい続くので、たとえば
Africa の Zimbabwe の元大統領がいかに国内の混乱した情勢をまとめあげているか、
今までの50年ほどのあいだに彼はどういうふうに自国の情勢と関わったかなどという
ことが 20 pages くらいにわたって実に細かく描かれる。
別の評論文を読むと、たとえば習近平 (Xi Jinping) が中国国内でどのように政治経済を
まとめているか、毛沢東からどのような政策を受け継いでいるか、国内の庶民たちや
政治家たちはどのような思惑を持っていて、習近平とのあいだでどういう軋轢があるかなど、
これもまた細かく描かれる。
The Economist は、あくまで週刊誌であり、一つ一つの記事は、長くて 4 pages くらいだと思う。
たいていの記事はもっと短くて、0.5 pages だとか 2 pages くらいだったりする。The Economist
はその代わり、実にたくさんの国々についての多様なテーマを取り上げている。
だから、The Economist は、たくさんの国々の多様なテーマについて、広く浅く知るのに役立つ。
しかし Foreign Affairs は、全世界の政治経済情勢について、限られた本数の評論文だけを
載せているので、一つ一つの記事が、さっきも言ったように 15 pages から 25 pages くらいで、
実に長い。その代わり、一つ一つの国のそれぞれのテーマについて、実に深く掘り下げてくれる。
もちろん政治経済に詳しくて10代のころからずっとそれを追っかけてきた人にとっては、こんなもんは
子供だましだろうが、僕も彼も二人とも、ド素人どころか、特に政治に関しては二人とも知らないことばかりで、
ゆっくりと英文で一つ一つの事象を追っかけていると、日本語で読むよりも深くわかるような気がすることが
多い。日本語で読めば何となくわかったような気になって、一つ一つの言葉や事象をあまり突っ込んで
追求しないかもしれないのに、英文で読むもんだから、普通の人が日本語で読むときに比べ、
必死で、それぞれ細かい部分を読み取ろうとするうち、いつしか深く物を見ているような気がしてくる。
昔から、何かを深く細かくていねいに勉強したければ、同じ本でも母国語じゃなくて、わざと外国語で
読んで見ろ、と言われることがある。その通りだと思う。

916:The OED Loves Me Not
23/02/23 22:33:40.91 CxWCiKdD0.net
そういうわけで、今日は祝日なので、二人はやはり7時間ものあいだ、トイレ休憩を1回あたり3分ほど
置きながら、ヒイヒイ言いながら政治経済情勢を描いて過去そして今後の世界情勢を予測したり分析したり
著者の信念や提案内容を報告する文章を読んでいった。
今日は二人で、Foreign Affairs というアメリカの発行する Foreign Affairs という外交関係の雑誌の
May/June 2021 号の、
Competitoin With China Can Save the Planet
Pressure, Not Partnership, Will Spur Progress on Climate Change
Andrew S. Erickson and Gabriel Collins
という評論文 14 pages 分を読み終わった。もしもこの評論文を日本語訳して、それを
岩波文庫とか岩波新書に放り込んだら、たぶん 30 pages くらいにはなりそうな量だ。
いったん読み始めると、せめて全体の 7 くらいを読んでしまわないと彼の方は気が済まないので、
読み始めたときには最新号なのに、読み終わるころが2年後だったり3年後だったりする。
一つ一つの英単語や文法や表現の意味合いや、その語源にまで触れながら進めるので、時間がかかる。
だから読む量はどうしても少なくなるが、その代わり読んだものが頭に定着しやすい。
少なくとも僕の方は、英語面について彼に説明し尽くすので、僕自身の方が勉強になっている。
そして彼の方は、そこに出てくる経済情勢や時事問題で彼の知っていることがあったら、いろいろと
僕に教えてくれるので、そこに書いてあることの裏側というか、新聞や雑誌に出てきそうな常識的な
ことを僕に教えてくれる。

917:The OED Loves Me Not
23/02/23 22:43:22.26 CxWCiKdD0.net
ついつい僕がやっている勉強会について離し続けてしまったが、実際にはそれについて
話したかったのではなくて、その政治経済関係の評論で、今日二人で読んだ
ところに、the commons という言葉が出てきていて、その意味合い(定義文)としては、
ごく一般的なものしか僕が彼との勉強会に持って行った英和辞典2種類と英英辞典
2種類(合計で4種類)には、ピッタリくるものが見つからなかったのだ。
the commons と言えば「共有領域」みたいな意味だろうとは思ったが、辞書の中の
定義文としては、ぴったり適合するものがなかったのだった。「共有地」というものはあった。
それはもちろん、大昔からそういう意味で使われていたのは当然だ。
しかし数十年前からか、最近では、the commons を「共有地」のみならず
「共有領域、共有空間」みたいな意味合いで使われることがあるらしいと、
今日の評論文を読んでいると感じたし、自宅に帰って OED Online を
見ると、最新の定義文や用例として、確かにそういうものが見つかる。

918:The OED Loves Me Not
23/02/23 22:48:30.01 CxWCiKdD0.net
the commons は、common という単数形の名詞の複数形に the をつけたものだが、
commons という複数形を見出し語として載っている場合があるが、その
定義文や用例としては、僕の今回の用途にピッタリとは適合していない。

919:The OED Loves Me Not
23/02/23 22:52:51.35 CxWCiKdD0.net
まずは、common という名詞の単数形と複数形が昔から持っていた意味合いに
ついては、次のように OED Online には書いてある。
common
7. a. With the (with singular or plural agreement).
A piece of open land available to a community and allowing traditional rights such as grazing livestock,
collecting wood or turf for fuel, fishing, etc.
Later also: a piece of open public land or parkland. Cf. common n.1 3a.
Cf. note at common n.1 3a. Now sometimes used colloquially to denote a particular piece of common land or parkland officially called a common.
(このあと、7つくらいの用例を載せていて、16世紀くらいからの用例が並んでいる。その用例のうち、後の時代の物だけを示す。)
2017 @ClintonDevon 25 July in twitter.com (accessed 8 Apr. 2021)
Join East Devon Ramblers for an evening walk on ★the commons★.

920:The OED Loves Me Not
23/02/23 22:55:54.70 CxWCiKdD0.net
次に、common という名詞の単数形と複数形で、しかも昔からの「共有地」という意味ではなくて、
「共有領域、共有空間」という意味で使われている場合についての、OED Online による
定義文と用例。
common
b. With singular or plural agreement.
A resource (including land) that is not privately owned and is available for use by a community or the wider public.
Now frequently used with reference to natural global resources, such as ★the atmosphere, space, wilderness areas, fish in the oceans, etc. ★
Cf. tragedy of the commons at Phrases 7.

921:The OED Loves Me Not
23/02/23 23:00:22.23 CxWCiKdD0.net
そのあとに続く OED Online による用例。
1968 G. Hardin in Science 13 Dec. 1244/3
Each pursuing his own best interest in a society that believes
in the freedom of ★the commons★. Freedom in ●a commons● brings ruin to all.
1993 C. Stone in P. Sands Greening Internat. Law iii. 39
★The commons★ are available for purposes of wealth exploitation?anyone can sweep it
for fish or scoop up deep seabed minerals without answering to the world community.
1997 Forbes (Nexis) 20 Oct. 42
(これは Forbes という、アメリカの有名な投資関係の専門誌)
If the Internet continues to be ★a commons★ congested by every graphics-dumping data hound,
even new fiber-optic connections..may not be enough.
2008 M. A. Majumder et al. in B. A. Lustig et al. Altering Nature I. iv. 264
We can be hopeful that the evidence of the depletion of ★the commons★
is at last becoming a catalyst for political action.

922:The OED Loves Me Not
23/02/23 23:05:01.96 CxWCiKdD0.net
以上のように、the commons や a commons は、大昔には
「共有地域」とか「共有地」という意味で使われていた。
しかし最近になってみると、つまり数十年前から、the commons や a commons が、
宇宙空間などにもこの言葉が使われるようになってきた、と言っている。
このように the commons, a commons が「共有地」という意味から
「共有空間」という意味でも使われるようになったなんだ、
常識的に考えたらそうなって当然と言えるけれども、やはり
OED Online みたいに、そういう最新の定義文をきちんと載せ、その新時代の情勢を
しっかり浮き上がらせているような辞書もあるということだ。

923:名無しさん@英語勉強中
23/02/23 23:45:11.01 Z1Nn4t630.net
>>909
OEDさん御推薦の Youtube を観ましたので、感想を書かせていただきます。
この世には大雑把に分けて二種類にまとまるヒトがいると存じます。その一番目は「死」が怖いヒト、そして二番目は「死」が怖くないヒトです。
>>823>>864で書いたとおり、私のように子供の頃から「友人知人の悲惨な死亡事例」に何度も遭遇しますと、「ヒトは誰も必ず最低限一回は死ぬことから逃れることはできない」という、仏教用語で言うところの「諦観」の境地に無理やり追いやられます。
それ故、私はいちいち「ヒトの生死」に一喜一憂しなくなりました。よって「死」は怖いものではなく、「昼間が終わったら必ず夜が来る」程度の認識です。
キリスト教徒である私は「この世の仕事(ドイツ語で言う "Beruf"ですね)が終わったら、次のステップに進むために一度死に、あの世へ行ってカミサマから次の仕事を受けるだけ」という認識を持っております。これは仏教用語の「達観」に近いものだろうと存じます。
>>907 でOEDさんは「明日は死ぬかもしれない、だから今をどう生きるか云々」と書き込まれましたが、それはとても重要なことだと存じます。
宗教観の押し売りをするつもりは毛頭ありませんが、「せっかくヒトとして生まれてきたのだから、一度きりの人生で自分は何をなすべきか」を考え、「今日、自分ができる範囲の最善策とおぼしきものに取り組むことが貴重でありかつ重要だ」との考え方なり行動がこの世の中を回していると存じます。
Samuel Beckertt にとっての最善策は「この世におけるヒトの孤独や絶望を、戯曲(演劇作品)として具象化し、あまたの人々に述べ伝え広げる役目(ベルーフ)を果たす」ものなのでしょう。
彼の作品を鑑賞した人々が、この戯曲で示される「エッケ・ホモ(この人を見よ)」から学び取るべきは、「死」なる現象の向こうで待っているものについて真剣かつ真摯に向き合い、各人がその貴重な人生を新たに歩むことの大切さだろうとの感想を持ちました。
ここまでお読みいただき、どうもありがとうございました。

924:The OED Loves Me Not
23/02/24 06:15:29.68 OlvlhF6m0.net
>>923
89さんは、5歳の時から自らの障碍と向き合いながら、ありとあらゆる人々の
生き方や死に方を見つめ続け、考え、そしてありとあらゆる本を読み、
常人には絶対に真似のできない生き方をしてこられたと思います。
そういう方の貴重なご意見を伺えるのは、ありがたいことです。

925:The OED Loves Me Not
23/02/24 06:31:43.29 OlvlhF6m0.net
「朝(あした)に道を聞かば、夕べに死すとも可なり。」(論語)
これは、「朝のうちに真実や真理を教えてもらったら、その日の夕方に死んでも構わない
(と言ってもいいくらいに、人生において真実や真理を知ることは、大切なことだ)。」
という意味の孔子による言葉だ。僕の座右の銘の一つだ。
そのことは、少なくとも 17 歳の時からはっきりと、痛いくらいに感じながら、この50年近くを
生きて来た。「葉隠」に書いてある「武士道とは、死ぬことと見つけたり」というのも、
それと通じる姿勢なんだろうと、「葉隠」をきちんと読んだこともない僕は感じている。
(いまだに「葉隠」を通読したことがない。ダメだな。文脈を無視して、その一文だけに
惚れ込んでいる。)
文字通りに明日死ぬかもしれない、とまで思っていたわけではない。もし特攻隊みたいに、
文字通り数時間後に自分が死ぬと感じていたら、そんな毎日を50年ものあいだ、人間には
生きられるはずがない。だから僕は、「明日死ぬかもしれないから、今をどう生きるか」などと
言っても、大げさな言い方をしているだけであって、本当はもっと緩い生き方をしてきたはずだ。
とはいえ、僕のこの、少なくとも17歳からのかけがえない自らの人生と、数千年、あるいはもしかしたら
何十万年も営々と築き上げてきた文明と、その中での戦争や暴力や強姦や搾取や差別などの
暴虐さや、同時に人々のために死んでも悔いなかった数少ない人々の崇高な生き方などについて
考えながらの、常に精いっぱいに、ヒイヒイ言いながら突進してきた僕の生き方は、やはり
たとえ大げさでもいいから
「命を賭けて生きてきた、明日は本当に死ぬかもしれない。だから今、僕はどう生きればいいのか。」
と自らに問い詰めながら生きて来たんだとしか言いようがない。それ以下の薄めた言葉では、
僕のこの人生を表現することは絶対にできない。きれいごとを抜かすな、と言われても仕方がない。
それ以外に僕は自分のこの、17歳からの50年間を表現する言葉を知らない。

926:The OED Loves Me Not
23/02/24 06:46:33.99 OlvlhF6m0.net
「論語」は、中学3年生のときから高校3年のときまで、4年間、ずっと読み続けていた。
最初は、それを小説風にわかりやすく書き表した下村湖人(しもむら・こじん)の
「論語物語」を反復熟読することから始まり、そのあとは
中公文庫の「論語」(貝塚茂樹)、1973年、570ページ
を、これまた何度も何度も、おそらくは百回くらい読んだ。常にポケットに入れていて、
高校での授業の合間の休憩時間や、聴くに値しないと僕が感じた授業のときには、
それを開いて読み耽っていた。読むだけでは飽き足らず、気に入った一節を日記帳に書き写すことも
何百回となくあった。日記帳には、論語についての感想文や、それを読んだあとに自分が
どう生きるべきかを綴った文章を飽くことなく延々と繰り返していた。そういう中学・高校時代を過ごした。
別に誰かに論語を教わったこともないし、僕らの時代にはすでに学校でも一般の人々の間でも、
漢文の読み方を教えあうことはなかった。だから僕は、論語を初めとして孟子・荘子・老子などを
白文(漢文の原文)・書き下し文、そして現代日本語による解説を読み比べながら、漢文の原文を
暗記しようと努めていただけだった。いまだにきちんと漢文が読めるわけではない。
周囲の人たちの中に、論語やそれ以外の中国の古典を諳んじる人がいたわけでもない。
少しは話題になったが、それはごく一部でしかなかった。でもどういうわけか、誰かの影響を
受けたわけではないが、中学高校時代の、穢れなき、そして世間知らずの、幼い僕にとっては、
論語は新鮮であり、僕の若き日の人生を埋め尽くした。

927:The OED Loves Me Not
23/02/24 06:59:09.79 OlvlhF6m0.net
同じ時期、つまり15歳くらいから18歳くらいまで、聖書も単独していた。隅から隅まで読んでいたわけではないが、
いつも授業の合間などに読んでいた。最初は日本語の文語版で読んでいたが、級友のクリスチャンから
しきりにキリスト教について教えられ、彼から King James Version の英文福音書だけを抜粋したポケット版の
黒い本を与えられ、僕と彼はそれぞれの自分の席で、休み時間ごとにそれを単独していた。
King James Version だから、17歳から18歳ごろの僕にとってはまだ英語力が足りなくて難しすぎたろうけど、
彼に見習って、僕も真剣に読み続けていた。まことに中学高校時代の6年間というものは、かけがえのない
貴重な時期だ。あんなに張りつめていて、純粋極まりなく、すべてをそっくりそのままに急襲できる時期はない。
まさにその同じ時期である思春期を、エロ本に没頭してしまう級友たちもいた。その頃はみな、僕も含めて
やはり性欲に翻弄されがちだった。そのせいだったのかどうかはわからないが、せっかくいろんな科目で常に
100点満点を誇っていた旧友が脱落していき、そのうち残りの学友たちとは音信不通になっていった。
実に頭のいい人だった。

928:名無しさん@英語勉強中
23/02/24 10:23:15.42 8Nh0LW4f0.net
その級友をそこまで狂わせたエロ本を俺も読んでみたい

929:The OED Loves Me Not
23/02/24 16:25:56.50 OlvlhF6m0.net
>>927
> 聖書も単独していた。
---> 耽読
>休み時間ごとにそれを単独していた。
---> 耽読
> すべてをそっくりそのままに急襲できる時期はない。
---> 吸収
> 100点満点を誇っていた旧友が脱落していき、
---> 級友
********
たったこれだけの書き込みの中で、4つも漢字変換を間違ってしまっていた。
少しくらいは、いつもならいちいち訂正はしないけど、それにしても間違い過ぎだな。

930:名無しさん@英語勉強中
23/02/24 21:21:01.39 pMZW53mt0.net
>>924
御丁寧なレスをどうもありがとうございます。
>常人には絶対に真似のできない生き方をしてこられた
そのように評価されるほど大した人生を送っているわけじゃないです。
私の書き込みを読んで下さる方々に、一人の「障碍者」であると同時に
「キリスト教徒」という存在が、どのように生きているかの一面を紹介
できたらいいなぁと思い、「自己中心的な思考で感想文を書いただけ」
と御理解下さるようお願い申し上げます。


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