洋書・洋画などに取り組んで真面目に語るスレ (2)at ENGLISH
洋書・洋画などに取り組んで真面目に語るスレ (2) - 暇つぶし2ch850:名無しさん@英語勉強中 (ワッチョイ fd89-9cJ9)
23/02/20 09:48:03.22 KWce4x5d0.net
OEDさんの書き込みを読ませていただきながら、こんなの(↓)を見つけました。

1.「旧約聖書」-「コヘレトの言葉」-第1章第18節 (新共同訳 1987)
  「知恵が深まれば悩みも深まり、知識が増せば痛みも増す」

2.THE OLD TESTAMENTS ECCLESIASTES Chapter 1 Verses 18 (New International Version 1983)
  "For with much wisdom comes much sorrow; the more knowledge, the more grief."

3.THE OLD TESTAMENTS ECCLESIASTES Chapter 1 Verses 18 (Revised Standard Version 1952)
  "For in much wisdom is much vexation, and he who increases knowledge increases sorrow."

4.THE OLD TESTAMENTS ECCLESIASTES Chapter 1 Verses 18 (King James Version 1611)
  "For in much wisdom is much grief: and he that incresseth Knowledge incresseth sorrow."

4番目は中世英語による翻訳ですが、どれもほとんど同じことが書いてあるのが分かります。
人生で得る知恵や知識による影響(効果)を突き詰めて考えると、このように収束するのですかね。

851:名無しさん@英語勉強中 (ワッチョイ 4b5b-oojT)
23/02/20 09:51:50.12 g/cT30+D0.net
ちなみに、アドラーは、私が今までに読んだ本の中で、聖書の次に衝撃的な本だった
何度も読んだが、まだ読んでいない本もあるので、
今後読んでもよいかもしれない

正式な依頼がない限り、助けようとしてはいけない
というような、一般に信じられていることと正反対のことが書かれている
私は個人的に価値観がいろいろひっくり返った
すごい本だ

852:The OED Loves Me Not
23/02/20 11:06:53.19 +l06o/qh0.net
>>851
>>正式な依頼がない限り、助けようとしてはいけない
悪いけど、そんなこと当たり前ではないかとも思う。
目の前で強姦されている女が、正式な依頼をしようがしまいが、あるいは
依頼をするための声がでないとか、あるいは意思表示を目や仕草で
示すことができないでいるとか、あるいはあまりにも苦しみ過ぎていて、
他の人に助けを求める資格が自分にないと考えてしまう人だっているのだ。
そんな時、目の前で強姦されている女をどうするか?もし仮に、どうしても
強姦者たちが無傷で逃げて行った後に、その女に僕が出会ったらどうするか?
相手は、あまりの絶望のあまり、助けてくれとさえ言えない。
ともかく放っておいてくれ。私のこの醜い、哀しい姿を見ないでくれ。
そうっとしておいてくれ、私は今から自殺するから、どうか助けないでくれ。
そのように相手は言うかもしれない。
それじゃあ、そんなとき「依頼されていないから、助けてはいけない」
などと呑気なアドラーになれるか?
僕には無理だった。僕には誰かを助ける力なんてないことは、百も承知だった。
助けようとすることさえ、僕は傲慢なことだとわかっていた。
しかし相手は、「私と一緒に死のう」とかいうふうに言っている。
母親も、僕の元の家内も、僕にそう言っていた。
僕は10歳の時、母親が泣き崩れ、僕一人だけしか周囲にいないときに、
僕だけに悲しみをぶつけてきた。
僕の元の家内も、「私と一緒に死んでくれるか?」と言っていた。
そんな奴らを放っておけというのか?
悪いけど、「ふざけるな」。

853:The OED Loves Me Not
23/02/20 11:07:04.65 +l06o/qh0.net
僕の周りの親きょうだいや貧民たちや全世界の人々は、そんなふうに、
悲しみと絶望に打ちひしがれているように僕には見えた。
悪いけど、説教はやめてほしい。説教と言えば悪い言い方だが、説教にしか聞こえない。
つまり、まったく僕のことを理解していないのに、自分流に物を言っているに過ぎない言葉を
聴くと、それは unsolited advice と言われるものであり、それを一言で言うとき、
人は「説教はやめてくれえ」と言っている。そして僕もその言葉をここで使いたくなる。
何かを一生懸命に相手は僕に言ってくれていても、それがまったく何の役にも立たないどころか、
こちらとしてはいら立ちしか感じないとき、それを人は「説教」と呼ぶ。
「説教をしてほしくないなら、最初からボヤキみたいなことは書くな」
という突っ込みがどうせどこからか入るだろうが、
僕としては、どうせ人は人と意思疎通なんて永遠にできないと考えている。
どうせ永遠に人は人を理解できない。

854:The OED Loves Me Not
23/02/20 11:12:50.65 +l06o/qh0.net
それから、馬鹿でも知っている聖書の言葉を引用して
いい気になるのもやめてくれ。
そんなこと、最初から百も承知だと言いたくなる。
僕が自傷行為に走らざるを得ないほどの絶望感に何十年も打ちひしがれていた
心境を、少しでも理解できるか?僕の気持ちの片りんもわからないなら、
わかったようなことを言わないでほしい。
小学校もろくに行けなかった二人の親を抱え、3歳、5歳、10歳の僕が何を感じたか、
わかるだろうか?
全世界の共産主義のリーダーたちが、実用的でない学問や芸術に飢える人々を
片っ端から、何百万人も何千万人も虐殺していったカンボジアや中国や
ソ連の状況を押さない僕は目の当たりにして、そして僕の周囲はみんなが
共産主義者で、労働運動に明け暮れ、そして僕自身の父親が、単純労働者たちを
1,000 人ほど率いて共産主義運動、労働運動に明け暮れ、「知識人たちを全滅させよ」
と言っているかのように見えた。

855:The OED Loves Me Not
23/02/20 17:09:34.48 +l06o/qh0.net
言葉が過激すぎた。申し訳ない。

856:The OED Loves Me Not
23/02/20 17:15:48.96 +l06o/qh0.net
ところで、自分の意思で学校へ行かず、自宅で自分で勉強する道を
選んだ人と、学校へ行きたかったけど小学校さえろくに通える環境になく、
小学校や中学校を長期にわたって休んで、川で魚を釣って闇市に売りに行き、
そこで得た金を親に手渡す毎日を送った人とか、字v分が2歳のときに父親を早く亡くして、
母親一人による農作業を小学生のときから手伝うのので忙しく、
夜は夜で脳か特有の夜の雑用に追い回される小学校・中学校時代を送り、
自分が15歳のときに母親が癌にかかり、それによって子供たちに
けいざいてき・精神的な負担がかかるのを恐れて母親が自殺し、
そのあとは集団就職の中で勉強どころではなかった人とを
比べるのは、侮辱に近いと思わないか?

857:名無しさん@英語勉強中
23/02/20 17:40:43.84 4bsIHwnA0.net
>>856
君、神戸市外大出たんだろう?

858:名無しさん@英語勉強中 (ワッチョイ 4b5b-oojT)
23/02/20 19:51:31.75 g/cT30+D0.net
私がOEDさんを見て感じるのは、OEDさんは他人を見下している、ということである

「私が全人類を助けないといけない」と思うのは、OEDさん以外の全人類はOEDさんより下等な存在であり、自力で自分を助けることもできず、OEDさんが助けてやらねば生きていけない、と思っているのではないか

お前らは俺が助けてやらないと自分で生きていくこともできないのだ
と言っているように私には聞こえる
(し、読んでいる他の人にも聞こえているのではないだろうか)

(テーマと関係のないことだが、英語に関しても、他人を見下しているように感じる
俺が教えてやらないと、お前らは英語を自分で学べないのだ、みたいに
この、俺が助けてやらないと人類はどうしようもない、みたいな見方は、私にはとても傲慢に見えてしまう)


「強姦」は極端な例だが、OEDさんの質問には私はYesと答える
この人はこうした方がいい、というのは、OEDさんの勝手な価値観であって、依頼がないのにそれをしようとするのは、価値観の押し付けである
「お前(人類)は、死んだほうがいいから(もし可能なら)俺が殺してやる(のに)」みたいな考えにも繋がりうる
死んだほうがいいと思っているのは、OEDさんの価値観であって、他人に押し付けようとするのは傲慢ではないだろうか
「そんなこと当たり前」だと思っていることが、OEDさんが考えているだけということはないだろうか


私は説教をするつもりも、喧嘩を売るつもりも毛頭もない

この話は一旦やめたほうがいいのだろう

859:名無しさん@英語勉強中 (ワッチョイ 4b5b-oojT)
23/02/20 19:52:12.18 g/cT30+D0.net
>>856
どっちが偉い(上だ)、みたいな話に興味はなく、本筋でもないのではと思う
私は自分の意思で学校へ行かなかったのではない、とだけ言っておく
宗教二世の人で、学校へ行けなかった人はある程度いるのではないだろうか
彼らは、自分の意思で学校へ行かなかったのだろうか

この話題も、深入りするつもりはない
が、一つ
OEDさんは、自分だけは不幸だ、みたいに考えすぎじゃないだろうか
皆、多かれ少なかれ、苦労して、それを乗り越えて、大人になっているのではないだろうか
皆というとつっこまれそうだが、少なくともそういう人は、他にもいるのではないだろうか

私は宗教二世として生まれ、筆舌に尽くしがたい苦労をしてきたつもりだ
しかし、それを自分の中で乗り越えて、過去のものにしたと思っている

自分の生い立ちについて、誰でも乗り越えていかなければならないのだろう、と思う
それに取り組むのが、人生なのだろうと
(アドラーの言葉で言えば、人生の課題)
自分の人生の課題をクリアできたら、そのときは他人を助けてあげることを考えたらいいのかもしれない

860:名無しさん@英語勉強中
23/02/20 20:08:06.92 g/cT30+D0.net
(これは、OEDさんのことではなく、一般論として)
我々は、他人の問題や、人類の問題についてどうこう言う前に、自分の問題に全力で取り組んだ方がよいのだろう、と思う
私の友人で、若い頃から親と確執を抱えている人がいる
彼は、親から理不尽なことをされたと思っている
彼は、親とそのことについて会話することをずっと先送りにしているのだが、私は、彼がよいと思うタイミングが来たら、そのことについて親と膝を突き合わせて会話することが必要なのでは、と思う
親に、会話する認知能力があるうちに
まあしかし、先送りというか逃避も、選択肢の手段としてはありなのだろうと思う
しかしその場合でも、彼はいつかの段階で、(親なしで)自分の過去について取り組む必要があるのだろうと思う

861:名無しさん@英語勉強中
23/02/20 21:20:18.45 g/cT30+D0.net
Maum というアプリがあるようだ
顔写真なしのプロフィールから相手を選んで、7分間通話するアプリ
簡単に外国人と通話できるのはよいかもしれない
? Want to call on a friend but everyone is busy?
? Don't want to date but just want to talk?
? Want to meet global friends?
? Want to talk in Korean, Japanese, English?
We sometimes feel down, feel lonely and exhausted. You might want to call your friend, but we do have somethings that we cannot really talk about with our close ones. Those might be some worries, concerns, or just small talk. Please be relaxed and be comfortable to talk at Maum. Friends here at Maum are always welcoming for conversations.

862:名無しさん@英語勉強中
23/02/20 22:44:23.54 g/cT30+D0.net
誤解を与えるかもしれないので
「私は、彼がよいと思うタイミングが来たら、そのことについて親と膝を突き合わせて会話することが必要なのでは、と思う」
というのは、私が誰か(彼)に対して「お前はすぐ動け」という意味で書いているのではなくて、
「人生の課題を解決しないと、課題は何歳になっても残り続けるのだろう」という観察を書いている
どう動くかは、当人が考えることだ
(OEDさんについても同じ)
私は、性格的に、観察者だ
個別のケースには関心がなくて、その背後にある理論に関心がある
プーチンという個人に関心はないが、どのようにして人間がプーチンのようになるのか、ということはには関心がある
何かの話題について語っているようで、普遍的なことや自分について考えている
私がプーチンのようにならないようにするためには、どうすればよいのだろう、と
>>821の最後でもそういうことを書いた
OEDさんの話題についても、私はOEDさん個人には関心がなくて、普遍的なこと(自分に当てはまること)について考えて書いている
私自身も、つらい生い立ちで育ったので、この差はどういうふうに生じているのだろう、ということを、OEDさんの話を聞いて考えている
(宗教二世のひろしさんやさゆりさんの話を聞くときも、自分のことや普遍的なことを考えている)

863:名無しさん@英語勉強中 (ワッチョイ 4b5b-oojT)
23/02/20 23:13:59.27 g/cT30+D0.net
「こういうメカニズムでこうなっているのではないか」と私が言うとき、
「だからお前はそれをやめろ」という意図はない
ただ単に、「こういうメカニズムでこうなっているのではないか」という観察を書いている
やめるかどうか(どう行動するか)は、当人が考えることだ

私は、自分の考え(価値観)が正しいとは思っていない
人間である私が野良猫を見たら、私は主観的に「この猫はこう生きるべきだ」と思うかもしれないが、それは私の価値観で思うだけであって、猫は別の価値観を持っているのだろうと思う(*)
当人が考えて、当人が決めることが大切だと思っている

* これについて、もう少しよい説明を思いついた
私は、他人を、別のバージョンの自分だと考えている
私がもしOEDさんの境遇に生まれたら、OEDさんのような価値観を持つのだろうと
というか、私がOEDさんの境遇に生まれたのがOEDさんなのだろうと
私自身、肉体に自我が目覚めただけだと考えているので、私自身も客観的に見れば他人のようなものだ

自分(自分が思う自分)とは何なのか、というのは、最近ぼーっと考えているテーマでもある

864:名無しさん@英語勉強中
23/02/21 00:06:28.86 sONO8c5J0.net
>>854-855
OEDさんがお持ちの「絶望感」は、永遠に他の誰にも理解できたり、共感できたりする
ものではないと存じます。
これは私個人の話ですが、自分が障碍者であることに気付いたときの、「絶望感」もまた
同様です。とはいえ、いくら親を憎んでも天を呪っても何かが変わる訳じゃありません。
私が一生付き合わねばならぬ障碍といかに共生するかなど、当時5才の私に分かるハズも
ありません。
自分が持つ障碍に伴う「苦労」は、その後60年以上の時間が経過しても未だにあります。
例えばコップ一杯の水の飲むとき、よくよく注意しないと鼻からリバースしたり、気管へ
の侵入(誤嚥)があったりします。しかしながら、このような苦労を「健常者」の方々に
対してきちんと理解しろとか共感しろとか要求できるものではありません。
ではどうやって生きてきたかを振り返ると、子供ながらある種の「諦観」を持ち、自死を
避けるために可能な限りの哲学書や宗教書を読みました。結果だけを言いますと、私の心
に響いたのが、カルヴァンが説いたキリスト教プロテスタントの生き方です。ことの理非
善悪はともかく、高校生以来キリスト教徒の末席を汚しております。
まだ結果的に不幸なのか幸福なのかは分かりませんが、小学6年生のときにコンピュータ
技術屋になることを決意し、その後某大手電機メーカーでシステムエンジニア兼品質管理
技術者として定年になるまで働かせてもらいました。
現役の頃、たまたま英国のポンコツ大学への遊学ができたので「英語の世界」に潜り込み、
仕事で海外出張する際は通訳兼工事管理責任者をしたり、ISO規格に基づく品質マネジ
メントシステムのリサーチャーをした経験に基づき、現在このようにこの掲示板に出入り
させていただいております。
OEDさんの書き込みを拝読させていただいていたら、聖書の一節が自然に浮かびました
ので、それを書いたらどうなるかの後先を考えなかったのは私の重大なミスです。この点
につきましてはこの書き込みをもって謝罪します。どうぞ御容赦をお願い申し上げます。

865:The OED Loves Me Not
23/02/21 04:29:18.28 PavRXpzc0.net
>>864
それは大変な苦労をなさいましたね。それを乗り切って、
実業界でコンピュータエンジニアとして、かつおそらくは監査役として、
見事に生きてこられたのですね。
そういうあなたからの言葉なら、少しくらい押しつけがましく聞こえるような
アドバイスを受けても、人はそんなに強い反感を感じないでしょう。
僕の方こそ、強く反発してしまってすみませんでした。
あなたはおそらく、苦しんでいる人を放ってはおけないのでしょう。
放っておいた方がいいとわかっているときでさえ、いても立ってもいられないのでしょう。
だからこそ、神なきこの世で、何としてでも神を信じる、あるいは信じたふりをしてでも、
この世の、あらゆる人の悲劇を、何とかできないものかと思わないではいられないのでしょう。
そういう人とお話ができて、僕の方こそ光栄です。このスレに来て、僕らを見守ってくださって、
ありがとうございます。
ところで、僕はかつて、本気で Christian になろうと思ったこともあります。
18歳のときでした。僕は神の存在を信じることのできないタイプであるみたいなのですが、
それでも、両親を初めとする人々の嘆き悲しみ、もだえ苦しみ、そして(実際には見たことが
ないとはいえ)強姦され、虐殺され、枯葉剤を浴びせられ、思想的に弾圧され、
経済的に抑圧され、差別され、転落していく人々のことを考えると、いても立ってもいられず、
神の存在を無理やりにでっちあげてでも、僕はこの世で何かしないではいられませんでした。
その走りとして、まずは Christian としての信仰に入ろうとしていたのでした。
ただしそれは、父親の逆鱗に触れ、僕の信仰は無理やりに打ち砕かれ、そのあとの
僕の精神は、ますます病的になりました。でも父親やそれ以外の人々をその件で恨む
なんてことはしません。ただ僕は、例えば僕の父のような生き方をせざるを得ない人々が
たくさんいて、そういう人たちは他人を苦しめるよりも、さらに自分自身を痛めつけているのを見て、
つくづく深く人間存在の悲劇を感じたのでした。

866:The OED Loves Me Not
23/02/21 04:32:40.15 PavRXpzc0.net
>>863
クリスチャンの方の書き込みも、そして 5b さんの書き込みも、すべて
読んでいます。どうもありがとう。

867:The OED Loves Me Not
23/02/21 04:45:37.76 PavRXpzc0.net
ネット上の英語に関する質問には、いつも積極的に回答するようにしている。
ただし、あまりに初心者的な質問には、どうしても回答する気にはなれない。
できれば、英検1級や TOEIC 満点をずっと昔にクリアして、30年くらい
英語の通訳や翻訳をやってきたような人たちや、英文学とか英語学を
専攻する大学教授たちと、高度な英語についての問題について質疑応答を繰り返したい。
でもそういう人たちどころか、ちょっとばかり英語で飯を食ってきただけで
変な自信を持っている人が多いので、対話も質疑応答も成立しない。
やんわりと謙虚に間違いを指摘しても、相手はムキになり、
呪詛の言葉を僕に浴びせながら退会していく人もいる。
それはともかく、
スレリンク(english板:267番)
上のような和文を英訳してくれという人がいた。素直な願望を
英訳してくれというもので、英訳していて面白かった。
英語なんて下らないと思っている。たかが英語。たかが語学。
それについての学問である言語学だって、大したことがない。
人類の悲劇を解明するための政治学、歴史学、哲学、
宗教学、心理学などと比べると、英語を追っかけるなんて
唾棄すべきものだ。
しかし僕には、まともに質疑応答できる分野は、これ以外にない。
それ以外の分野としては、学習者として参加することさえできないくらいに
無知蒙昧だ。
言語と言えば、せめて母国語である日本語を、万葉集や源氏物語を
原文で平気で読み、それについての文法的な、あるいは芸術的な
質問がどこから出ていても答えられるくらいになりたいものだが、
今のところは、そういうものを原文で読み続ける気力さえない。
日本の古典も、大昔から現代までのものを、部屋に並べている。
しかしほとんど読めていない。そもそも、読めもしない。

868:The OED Loves Me Not
23/02/21 05:17:23.00 PavRXpzc0.net
吹けば飛ぶような下らない語学ではあるけど、よく言われるように、
語学に熱中すると、精神的な苦しみや病が癒される面はやはりある。
僕の場合も、語学がなければ、発狂か自殺かテロリストへの
道を歩まざるを得なかったろう。
語学に命を賭けた。このつまらない言語というもの、その中でも特に、
日本に原爆を落とした国の言語に、僕は命を賭けた。
英語を勉強したところで、本当に死ぬわけではない。神風特攻隊みたいに、
本当に命を賭けたわけではない。しかし、「英語に命を賭けた、英語のせいで
発狂するかもしれず、あるいは英語に関する議論をして恨まれて、その人から
いつ殺されるかもしれない」、僕はいつもそのように思って、明日死んでも悔いはない
という気分で、毎日毎日、英語にすべてを賭けてきた。
そこまで真剣にやらないといけないのは、結局は僕の頭が悪いからだ。
「悪い」とは言っても、一応は平均的な頭だけは持っている。知能指数ですべてが
測れるわけではないことを百も承知だけど、僕の知能指数は、12歳の時に
知能指数を測定する試験を学校で受けた結果、109 だった。東アジア住民の
平均値とまったく同じだ。
記憶力がよい、と人から良く言われたが、実は他の人とまったく同じか、あるいは
他の人よりも僕は記憶力が低い。
12歳のとき、中学1年にて初めて英語を習った。僕が単語を覚えるとき、どうしていたか?
一つ一つの単語を、大声で100回ずつ発音し、同時に100回ずつノートに筆写し、
同時に100回ずつ、自分一人で芝居めいたことをしていた。
つまり、teacher という単語を覚えるためには、teacher という英語の発音を、
NHK のテレビやラジオで聞くネイティブの発音をなるべく忠実に再現しながら、
100回、大声で繰り返す。小さな声でボソボソとは言わない。かなりの大声で
発音していた。

869:The OED Loves Me Not
23/02/21 05:29:54.61 PavRXpzc0.net
それと同時に、teacher という単語を、鉛筆で100回ずつ、ノートに筆写していた。
さらにそれと同時に、teacher になっている自分をイメージし、堂々と
教壇でしゃべっているジェスチャーを100回ずつ、演じていた。
そんなふうにしても、なおかつ覚えられない単語もたくさんあった。
そういう単語は、仕方ないからさらに 100 回ずつ、発音しジェスチャーし
筆写した。合計で200回だった。それだけやれば、たいていの単語は覚えられる。
それでも覚えられなかったら、さらに100回やって、合計で300回やればいい、と
思っていた。
中学を卒業するころには、ある程度は単語や表現が頭に定着していたから、
高校あたりで出てくる単語や表現や文法事項は、中学校で覚える苦労に比べると、
かなり少なくなっていく。
Sesame Street は、そのころテレビで放映されていたが、そのころ普通の人は
ビデオなんてものを持っていない。週に2回しか Sesame Street (一時間) を
放映していない。それを必死で欠かさず見た。親戚の叔父さんが来ていても、
叔父さんがテーブルに座り、他のみんなが叔父さんと談話することに専念していても、
僕だけはその傍らで Sesame Street を見続けていた。
そのころは、二か国語放送もないし、字幕もなかった。だから、純然たる英語音声が
聴こえるだけで、日本語での解説も何もない。
英語が一言もわからない叔父さんや両親たちを尻目に、僕は必死でテレビにかじりついていた。
学問することに罪悪感を感じていたとはいえ、中学や高校で習う教科の勉強をしているときだけは、
何とか僕は罪悪感を感じないで済んだ。周囲の大人も、何とかそれを僕に許していた。
(ただし、学校で習っていない教科とか分野のものを勉強しようとすると、途端に周囲から
攻撃が加わるのだったが。)
叔父さんは、嫌でたまらないという顔をしながら、「消しいな」と言っていた。テレビのスイッチを
切りなさい、という意味だ。せっかく自分が遠いところから遊びに来ているときくらいは、
他の人にはまったくわからない Sesame Street なんて診なくていいだろう、というわけだ。

870:The OED Loves Me Not
23/02/21 05:35:29.45 PavRXpzc0.net
自宅では、学校の勉強に似たことをやっていれば、一応は認められていた。
しかし学校で僕が机にかじりつきっぱなしでいると、よく嫌味を言われ、
仲間外れだった。人間の屑だとも言われた。僕は誰よりも背が高く、
正確的にも行動様式も、感じ方も考え方も、すべてが他の生徒とまったく
違っていた。だから誰とも話が合わないので、僕は一人で常に
英語を勉強していたか、あるいは文庫本で小説や評論文を読んでいた。
いつも僕は焦っていた。というか、常に知識に飢え渇いていた。
周囲の人は、大人も子供もみな、知識なんてものは、最小限度のことしか
求めなかった。最小限度しか知識を頭に入れたくないのだから、自然と、
金になる知識だけを頭に入れよう、というのが大多数の人の考えだ。
でも僕には、金になることにはまるで興味がなかった。

871:名無しさん@英語勉強中
23/02/21 06:02:13.60 apKovpvB0.net
おすすめの英和辞書サイトある?有料でも構わん

872:The OED Loves Me Not
23/02/21 06:15:28.00 PavRXpzc0.net
>>871
そりゃあ、英和辞書サイトで一番いいのは、研究社の辞書サイトでしょう。
25年くらい前だったかな。僕はこのサイトに2年くらいはお金を払って
使い続けていた。
URLリンク(kod.kenkyusha.co.jp)

873:The OED Loves Me Not
23/02/21 06:23:42.13 PavRXpzc0.net
his person とか my person とか the person of [someone] という
形で、person という言葉を「(その人の)体」とか「見かけ」という意味で使うことがある。
現代では少なくなったみたいだが、100年、200年以上前は、そういう例が多い。
OED Online (Third Edition, 2022) には例文が13例もあるが、そのごく一部を示す。
person
4. a. The living body or physical appearance of a human being; spec. (a) the body regarded as distinct from the mind or soul, or from its clothing, etc.; (b) the body regarded together with its clothes and adornments.
Usually with of or possessive.
1766 O. Goldsmith Vicar of Wakefield II. xii. 200
It was her fortune, not ★her person★, that induced me to wish for this match.
1825 W. Scott Talisman vii, in Tales Crusaders IV. 135
She wore not upon ★her person★ any female ornament of what kind soever.
1876 ‘G. Eliot’ Daniel Deronda I. i. iii. 47
One of his advantages was a fine ★person★.
1960 J. Barth Sot-weed Factor iii. xv. 695
She grunted and scratched about ★her person★ like a jackanapes picking fleas.
1992 B. Morgan Random Passage vi. 85
She washes as much blood as possible from ★her person★.

874:名無しさん@英語勉強中
23/02/21 06:55:36.17 LJQL82NS0.net
89さんは、障碍を持っていたのか
(本人に倣い、この漢字を使おう。このレス内だけになるかもしれないが)
急に、障碍者について配慮されていない、と私にレスしてきた理由も、少しはわかった
89さんも、障碍に関して、何か表現したいけれど十分に表現できていない(考えたいけれど十分に考えられていない)ことがあるのかもしれない
(自覚しているかどうかに関わらず)
でないと、そういうことを言おうと思わないだろうし
そういうことは、どんどん表現した方がよいだろうと私は思う
(このスレでなくても、他の場所ででも)
(誰かへのレスという形でではなくて、OEDさんや私がしているように、独立した投稿として)
私は、コンテキスト上の必要が生じて、宗教二世であることを書いたが、
それについて表現したいという必要はあまり感じていない
(特に自分の子供の頃の影響については)
また私は、難病を患っているが、それについても表現したい必要はほとんど感じていない
実生活では病気のことで毎日かなりの時間を使っているのだが、
関心の上では、私の意識にほとんど上っていない
自分の関心事について、自分で向き合う、ということは、大切なことだろうと思う

875:名無しさん@英語勉強中
23/02/21 06:55:46.97 LJQL82NS0.net
また、89さんが、定年後の年齢であることを知った
OEDさんについてもそうだが、そういう年齢でPCを使いこなしていてすばらしいと思う
そういう年齢の人は5chにあまりいなさそうに思うが、人数の少ないこの板に2人もいたとは意外だ

876:名無しさん@英語勉強中
23/02/21 06:55:58.05 LJQL82NS0.net
OEDさんが人類のありとあらゆる悲劇に注目しているのを読んで、私が人類に悲観していない理由に思い至った
私は、もうすぐ人類は黄金期に入るだろうと思っている
人類は、これまで数千年間、とても長い戦争の時代にいたし、まだその時代を抜けていない
しかし、早ければあと数年で、その長い戦争の時代は終わるのでは、と私は考えている
(黄金期に入るといっても、急にガラリと変化するわけではなく、徐々にであるが)
黄金期については、ここでは詳しくは書かないが、天国や極楽浄土みたいなもの(状態)だと思ってもらってよい
これまでの長い戦争の時代に注目すれば、悲観するのも無理はない
しかし、ごく短期的には、これからの数年間は厳しい状況になる可能性があるのではと考えている
平穏に過ぎてくれればよいが

877:The OED Loves Me Not
23/02/21 10:15:15.84 PavRXpzc0.net
人類がもうすく黄金期に入る(もしかしたら戦争の少ない時期に入る)かもしれないと
考えている人がいるなんて、驚きだ。
なるほど。そういうふうに思っている人もいるんだな。だからこそ AI の台頭を歓迎しているんだな。
僕などは、それらすべてが人類をますます愚かしく軽薄にさせるだろうとしか思えない。
少し昔のことを言えば、自動車の台頭により、人間は歩くことをどんどんやめていった。
その結果、不要な脂肪を溜め込み、体と心の醜悪化が急速に進んだ。
そしてラジオとテレビが普及し、簡便に娯楽と気晴らしと時間つぶしができるようになり、
それまでは音楽が聴きたいと思えば、貧乏人なら家族や友人たちが変わりばんこに
歌ったり踊ったり、手元にある楽器を演奏したりして、互いを楽しませるしかなかった。
だからこそ互いの意思疎通もしやすかったろうし、人々は深く緊密につながっていた。
ラジオとテレビが巷にあふれかえり、各家庭に2台以上のテレビが供えられ、
それどころかパソコンやスマートフォンを一人ずつ一台ずつ持つようになり、
いわばテレビやラジオを一人が1台か2台、カバンや手のひらに持つような時代になった。
喫茶店でも街角でも、あるいは路上でも、歩きながら、食べながら、みんなが小さな
スマホで全世界的に有名な歌手や喜劇役者やポルノ女優による performance を
無料で簡単に、しかも 24 時間にわたっていつでも見られるようになった。
それは一面では、僕にとっての理想の世界でもある。僕は子供のときからずっと、
次のように夢見ていた。

878:The OED Loves Me Not
23/02/21 10:15:31.76 PavRXpzc0.net
「電車の中で吊革にぶらさがっているときでも、路上を歩いているときでも、
トイレにいるときでも、いつでもどこでも、簡単に全世界の図書館にある本が
読めたらいいな」
それに近い状態が目の前に早くも実現したのだ。しかしそれは、僕に言わせれば
人類の黄金期の到来を意味しているのではなく、大資本家と貧乏人との経済格差を
ますます助長し、戦争や差別などによって抑圧される人々がますます奈落の底に
押しつぶされ、そういう局面へと世界を向かわせる力である潮流は、
全世界の人々によるスマホなどのデジタル媒体へのアクセスによって実現している。
人々は、自分たち一人一人のスマホ上での操作によって、ますます地球の向こう側に
いるアフリカ諸国の奥地の、たとえばコンゴ共和国にいる、ほぼ奴隷状態にある人々が
無給同様に使い捨て状態で酷使され続けていることにまったく気づかない。

879:The OED Loves Me Not
23/02/21 10:25:45.01 PavRXpzc0.net
僕らがここで、半ば「安楽」な生活を享受している間、
時代と共に急速に大規模化、システム化していく
動物飼育・屠殺・加工工場では、信じがたいほど
高速に動物たちを自動的・機械的・効率的に
大量虐殺し、その残虐な死体を切り刻み、パック詰めしていく。
そしてきわめて美しい包装紙やパッケージに包まれ、
僕らの食卓に運ばれていく。それを大規模な商業主義による
ポスターなどによる広告宣伝にて、健康で文化的で
楽しい食卓が実現する。
いかに残虐にたくさんの動物が故意に苦しめられているか、
健康を害する食品添加物が大量に投与されているか、
そういうことをほとんどの人は知らない。僕も4年前までは、
きわめて naive にも、動物たちは僕ら人間を健康に保つため、
死んでくれていると信じていた。人間たちはみな、
その動物たちを一瞬にして、最小限度の苦痛しか与えないように
留意しながら死んでもらうよう配慮しているのだ、と
信じ込んでいた。
大間違いだった。YouTube や Twitter 上に、少なくとも4年前までは大量に
溢れていた映像を見て、びっくりした。愚かしくも、僕は何も知らずに動物を
食べていた。動物を食べなくても人間は健康を保てるだけでなく、
動物性のものすべてをやめる(つまりバター、チーズ、牛乳、玉子もやめる)
ことによって、以前よりもさらに健康になれるのだということを知らなかった。

880:名無しさん@英語勉強中
23/02/21 11:03:41.19 o7WkcD0tr.net
その健康思想や激烈な世界観への欲望が資本主義を駆動されているということなんだけども
それはいいんだ

881:名無しさん@英語勉強中
23/02/21 11:04:53.30 o7WkcD0tr.net
たとえばその思想を表現したい欲望からあなたは電力を消費しているよね
その点は他人と変わらない

882:名無しさん@英語勉強中
23/02/21 11:07:22.00 o7WkcD0tr.net
というかその文明批判のあまりに月並みなことに驚く
だから単にネットから離れるのがいいと思う

883:名無しさん@英語勉強中
23/02/21 11:21:45.45 sONO8c5J0.net
>>865
私の不躾な書き込みに対し、とても御寛容な言葉をいただき恐縮です。どうもありがとう
ございます。これからも精進に励む所存でおります。
>>875
これは完全な雑談になりますが、私が初めてコンピュータに直接触れたのは1974年の
ことですから、もう49年前になります。卒論のテーマはコンピュータ画像工学でした。
今では自分の手で書くよりもキーボードを叩く方が早くなりましたが、その代償として、
メモを自筆する際に思うような漢字が出てこず、四苦八苦するありさまです。ものごとは
何でもほどほどにしないとダメですね。
現役時代だったころに、アメリカやフランスなどにある事業所から届く英文メッセージを
読む機会が多かったのですが、訛りとスペルミスだらけで「お前らまともな英語が使えん
でよくコンピュータの仕事ができるな」と逆クレームを入れたのは良い思い出です。
また、英国某所のパブに「ものすごく綺麗なおねぃちゃん」がいたので結構通いました。
でも、彼女がしゃべる英語は完璧なコックニーでしたので、私が言うことは理解できても、
何を受け答えているのかを把握するのにいつも手間取りました。もちろん彼女を口説く事
はできませんでしたが、英語を習得するための良い修行だったと今では思います。
本筋とはまったく関係のない無駄話ばかりで申し訳ありません。世の中にはこうして英語
を勉強した人間も存在すると御理解いただけたら嬉しいです。

884:The OED Loves Me Not
23/02/21 12:19:35.19 PavRXpzc0.net
>>883
世界のあちこちと交信し、しかもあちこちに赴任されたのですね。
Cockney を話す美女と本気で話をする機会もあったのですね。
それは素晴らしいことです。
Cockney をほんの少しでも理解できる
ようになりたいと思って、YouTube でその関係のビデオをいくつか見ましたが、
やはり Cockney を話す人と直に出会ったこともないどころか、イギリスにさえ
行ったことのないような僕には、なかなか縁遠くて、すぐに遠ざかってしまいます。
ただ、イギリスの言語一般や社会事情やび文学や歴史などを理解する上で、
Cockney に少しでも触れることは、とても重要だと常に思っています。
身近な例では、Michael Caine が Cockney で生まれ育った人ですからね。

885:名無しさん@英語勉強中
23/02/21 13:33:23.53 ji491Kwcr.net
私は人類は滅亡に向かってると思っています。
緩やかに進んでいたものが、加速度を増してきたように思えます。
ウクライナで攻撃された方々が、電力をはじめインフラがなくなり「まるで中世のような生活をしてる」とインタビューに答えているのをみました。
戦争の是非や被害者の方々の悲惨な状況とは別に
それで良いのではないのかとも思った自分がいます。
私たちは、自分が望む以上に与えられています。

886:The OED Loves Me Not (ワッチョイ cb89-h1Ka)
23/02/21 20:10:25.78 PavRXpzc0.net
>>883
>>私が初めてコンピュータに直接触れたのは1974年

その時、僕は18歳でした。英文であれ和文であれ
タイプライターにさえほとんど触れたことがありませんでしたが、
英文タイプライターだけでも少しは触れないとダメだと思って、
21 歳ごろに初めてタイプライターに触りましたね。

そして僕がコンピュータに初めて触れたのは、31歳のときでした。
翻訳下請け会社に入って、そこでは僕が触ったことのない
パソコンが導入されていて、和英翻訳をすべてパソコン上で
行っていました。それからずっと朝から晩までパソコンを
触る生活を、今まで 35 年間、続けてきました。

パソコンが好きになれば楽しいだろうし、いろんなことができるはずだし、
人の役に立つこともできるから、一生懸命にパソコン関係の
勉強をしようとしましたが、結局は僕は電気も機械も大嫌いだという
ことを悟りました。自動車も嫌い。電化製品も嫌い。

僕の部屋には、ほとんど機械や家具というものがありません。
持っている物と言えば、紙の本と多数の本箱と、冷蔵庫と、
机と椅子だけですね。

エアコンも邪魔だから捨て、テレビは 21 年前から手元に置いていないし、
死ぬまで見る気はありません。そもそも僕は、17 歳のときに
楽しみのためのテレビ番組を観るのをやめました。
そのあとに見たテレビ番組は、すべて語学習得のための番組と、
高度に教育的な番組だけでした。たとえば放送大学とか。

21年前には、教育的な番組や英語聴き取りのための映画などさえ
テレビという邪魔なものを通して見るのが嫌になり、他人に
あげてしまいました。せいせいしましたね。

887:The OED Loves Me Not (ワッチョイ cb89-h1Ka)
23/02/21 20:13:29.53 PavRXpzc0.net
ついでに、ヒーターもコタツも足温器も捨てたり、他人に
あげたりしました。2年前から空気の温度を調節する
器具がまったくないので、夏は扇風機だけ。
冬は防寒着を思いっきり着込んで、寒さに耐えています。
大坂なので、まあ何とか冬でも何とか温かい方なので、
そんなことができるんですけど、それでも周囲の人たちは、
僕がそんな生活をしているのを不思議そうに眺めます。

888:The OED Loves Me Not (ワッチョイ cb89-h1Ka)
23/02/21 20:17:01.62 PavRXpzc0.net
6階建てのマンションの3階なので、上空と地面から来る
低い温度や高い温度から守られています。僕のマンションでは
周囲の音があまりにうるさいですが、その代わりそのように低温や
高温から守られ、しかも通気がとてもいいのです。

だからこそ、夏は扇風機だけ、冬は暖房装置がゼロという
生活に、少なくとも2年間は耐えることができました。
これがいつまで続くことやら。頑張らないとね。
僕は貧乏になってしまいましたから、余計にそれに
耐える必要があります。

889:名無しさん@英語勉強中 (ワッチョイW 159d-7BbO)
23/02/21 20:17:24.82 QKN+XIY40.net
でもネット中毒ですけどね

890:The OED Loves Me Not (ワッチョイ cb89-h1Ka)
23/02/21 20:21:50.95 PavRXpzc0.net
まあ、僕は昔から文明の利器とか簡便さとか
安楽が大嫌いで、やせ我慢するのが好きな方なので、
そんな生活を何とか始めることができたのです。
そういうことを、もっと若い時から初めて置くべきだったのですが、
僕はそんなに忍耐力があるわけでもなかろうと思っていたし、
一緒に住む親きょうだいや配偶者など、そして職場では
同僚たちの都合に合わせないといけないし、というわけで、
結局は周囲のいろんな人たちと似たような生活をしてしまって
いました。

でも、一人暮らしが続き、さらにどんどん貧乏になっていくと、
「待てよ、そもそもエアコンもヒーターもコタツもコンロも何も
必要ないんじゃないかな?」と思って、試しに少しずつそういう
文明の利器を減らしていったのです。そうすると、思ったよりも
けっこう僕は簡素な生活に耐えられることがわかってきたのです。

891:名無しさん@英語勉強中
23/02/21 23:50:56.04 sONO8c5J0.net
話の腰をぶった切って相済みませんが、今回は英国の社会システムについて語ってみます。
物事の理非善悪を別として、英国は今でも「階級社会」です。BBCを読めばすぐに気が
つくことですが、敬称の扱い方が結構複雑に絡み合っています。相手が男性である場合、
だいたい、"Mr."、"Sir"、"Baron"、"Lord"、"Duke"、"Highness"、"Prince"、"King" の
順番で敬称が使われます。天皇陛下は別格の "(His Majesty) The Emperor" になります。
また、日常生活でも身分制度がくっきりとあり、ロンドン市内で"Cockney"を話すヒトは、
低層市民として応対されます。日本の「(粋な)江戸っ子弁」とは完全に別の扱いです。
ここで言う "Cockney" では、「8」は「アイト」、「今日」は「ツ・ダイ」、「明日」は
「ツ・モロウ」、などと発音されますのですぐに気がつきます。この場合は、"Mr."以外の
敬称が使われることはほとんどありません。
私のように英語を話す日本人の場合ですと、一応名誉白人扱いでして、その時々に応じ、
"Mr."、"Sir"、"Engineer" もしくは、"Professor" と呼ばれておりました。
ロンドン市内で昼間、Tシャツにジーンズという格好をしていると何も起こりませんが、
Yシャツにジャケット、そしてネクタイのスーツ姿をしたら、いわゆる「おもらいさん」
から「小銭を下さい "Excuse me Sir, Change please" 」と言われ、こちら側にはそれに
応ずる義務が自動的に発生します。
てな具合に、日本人とて自分自身が使う言葉と見掛け(着ている服)に従い、その身分に
応じた生活態度を守らないと、社会的地位や出身国籍、それに所属民族を疑われ、時には
極端な差別や偏見にさらされるのが英国社会の弱点です。
この書き込みを読んで下さる方々におかれましては、めったやたらにコックニーを使うと
酷い目にあいますので、特別な御配慮をお願いします。

892:The OED Loves Me Not
23/02/22 06:24:10.00 wTlUfTam0.net
>>891
いい話をしてくれて、ありがとうございます。その種の話は、大いにこれからも
披露して下さると、助かります。
なお、僕が Cockney が理解できるようになりたいと言っているのは、
Cockney を僕が使いたいからでもないし、そういう人たちと
付き合いたいからでもありません。さらに、そういう人たちが
イギリス社会で思いっきり差別されていることも、一応は
知っていました。
ただ僕は、日本で差別されている人々であれ、インドの最底辺の人々であれ、
その他ありとあらゆる世界での差別されている人々のことを知ることが
大切だと思うし、それからいろんな文学作品や映画作品を読んだり視聴したりして、
世界のあらゆる矛盾や不幸について知ることは、僕らすべての人間の義務だと思っているのです。
ところで、「無暗やたらに Cockney を話すと差別される」なんてことは、みんな分かっている
当たり前のことなので、いちいち言わなくてもいいと思いますが、そう警告してあげないと
ダメな馬鹿な人たちもいるのかもしれませんね。

893:The OED Loves Me Not
23/02/22 06:47:07.74 wTlUfTam0.net
まったく同じような理由で、僕は日本で昔から差別されてきたいろんな人々のことも、
でlきるだけ知りたいと思っています。アメリカの黒人たちのしゃべる
(:::) とか言われる言葉についても、
小説や映画などでよく出てくるし、その言語の成立過程や歴史や、そういう人々の暮らしや
主張について詳しく知ることも、とても勉強になるので、自分ではまったくそういう言語を
真似しようなんて思いませんが、いつも少しでも触れるよう努力してきました。
いわゆる「*** 英語」で書いてある小説を読んでそれについて少しでも話題にしたりすると、
一部の自称英語上級者や欧米通の人々が「そういう種類の英語を勉強するなんて
愚の骨頂」とか何とか、実にアホなことを言う人がいますが、呆れかえります。
どんな言語であれ、どんな人々の境遇であれ、その生活ぶりや、社会全体における
その人たちの役割であれなんであれ、貴族や王族や最高の知識人たちや富豪たちの
生活や考え方やその活動の歴史を勉強することと同じく、大事なことです。
だから僕は、すべてを視野に入れているだけです。

894:The OED Loves Me Not
23/02/22 06:53:54.00 wTlUfTam0.net
何でかよくわからないけど、
(1) 不正取得を検出しました
(2) NG ワード禁止
などというエラーメッセージばかりが出て、僕が
書く普通の文章(まったく変な言葉を含まない文章)が
どんどん拒絶されていく。
だからいろいろ工夫し続けているけど、5ちゃんねる
システムがもしかしたら自動的に拒絶しているかおしれない
無害極まりない言葉を片っ端から排除しても、それでも
エラーメッセージが出続ける。
Cookies を削除しても、閲覧履歴を削除しても、やはり同じエラーメッセージが
で続ける。

895:The OED Loves Me Not
23/02/22 06:58:16.53 wTlUfTam0.net
test

896:名無しさん@英語勉強中
23/02/22 08:31:33.59 oF+uV/5a0.net
>>892
率直で素早いレスをどうもありがとうございます。最後の一文は書くかどうか一瞬迷った
のですが、PC画面の向こうには少なくとも数百人から最大数万人規模の人々がおられる
ことを想定した結果、あえて挿入することにしました。

897:The OED Loves Me Not
23/02/22 19:20:49.21 wTlUfTam0.net
世の中には、自称知識人たちで、ごく一部の有識者みたいな人達のことだけを
知ればいいと思っている人がいるので、本当にびっくりします。
たとえて言えば、「僕は暗いところが嫌いだ。だから光の部分だけを見ていたい。」
などと言うのは *** げています。暗闇が怖かったり、心を陰鬱にさせるとして、
光のある所の方が好きなんだったらそれでいいですが、この世にある光は、
闇があればこそ存在するのであって、闇が存在しなければ光も存在しません。
闇と光は、常に共存します。

898:The OED Loves Me Not
23/02/22 19:21:04.23 wTlUfTam0.net
「***」や、差別される人々や、犯罪者や、それ以外のいろんな人たちがいるからこそ、
大富豪や知識人や貴族や王族が存在しうるのです。
光が好きだからと言って、光の部分だけを見つめていたら、結局は闇の部分も理解できないのです。
僕は、光と闇との両方を把握したいのです。僕も光が好きですが、光を楽しんだり、
光を体験するのは、闇をとことん知るという努力を続けていて初めて可能なことです。
という、ごく当たり前の言わずもがなのことをまたもや書いているのは、それがわかっていない *** が世の中に多いからです。

899:The OED Loves Me Not
23/02/22 19:25:44.37 wTlUfTam0.net
>>893 の後に、今朝は >>897-898 を書き込もうとしたのに、
10回以上も、ありとあらゆる手段を使いながらためしたけど、
cookies を消そうが、いろんな文言を消そうが、
投稿文をいくつもに再分割しようが、常に
「NG word 禁止」とか他のメッセージを出しながら、
システムが僕の投稿を拒絶し続けた。
ついさっきもやはり同じだった。でも再び
この投稿文を2分割したら、今朝の段階では
何度やってもダメだったのに、今回だけはうまく行った。

900:The OED Loves Me Not
23/02/22 19:27:32.91 wTlUfTam0.net
*** などという伏字を入れているのは、たとえば
アメリカにいる、とある人種を表す言葉を NG ワードとしているのかもしれないと
思って、仕方なく伏字にしたのでした。

901:名無しさん@英語勉強中
23/02/22 23:53:11.68 oF+uV/5a0.net
>>900
余計なお節介ですが、OEDさんがお持ちの「常識」というモノは、今現在のネット社会
における「常識」が要求している「水準」を、はるかに超えていると存じます。要するに
OEDさん側の知的要求レベルが高すぎるのです。
5ch内部ルールによる規制条件(不適切用語使用の禁止など)に抵触すると、自動的に
一定の期間アクセスができなくなる仕組みが以前からあります。この場合ですと、同一の
IP(情報端末)からのアクセス規制期間は数時間から未来永劫までの幅を持っています。
本件事案は、一定の時間経過を経た後、該当する用語を「伏せ字」にしたら書き込める
事象が発生したとのことですので、今朝からのアクセス規制状況は、ほぼ間違いなく当該
自動規制システムが作動したと考えます。
書き込み記事の要求レベルを下げるには、それなりの抵抗なり反発があるでしょうが、
ユーザーがいくら反発してもシステム仕様には逆らえません。OEDさんができる範囲で
「譲歩」をされるよう、おすすめとお願いを申し上げます。
…と書いたら、また叱られるでしょうか。

902:The OED Loves Me Not
23/02/23 06:06:50.59 CxWCiKdD0.net
>>901
今回僕が書いていた NG ワードらしきものはすべて、
少なくともつい半年ほど前までは5ちゃんねる上のあらゆる
人が普通に何度も使っていたのでした。だから今でも
禁止されていないのだろうと思っていたのです。

903:名無しさん@英語勉強中
23/02/23 07:07:32.51 RkJjwEmT0.net
>>902
半年前にもこの板に来てたが

NG ワードらしきものはすべて、
少なくともつい半年ほど前までは5ちゃんねる上のあらゆる
人が普通に何度も使っていたのでした
なんて書いてあったら嘘だなとわかるよ

904:The OED Loves Me Not
23/02/23 07:19:35.96 CxWCiKdD0.net
黒人
この言葉が、今では NG ワードになっているみたいなのです。

905:The OED Loves Me Not
23/02/23 07:22:56.40 CxWCiKdD0.net
しかし、今は書き込めました。しかし、昨日あたりまでは
この言葉がどうしても NG ワードに指定されたまま、
何度やり直しても書き込めませんでした。
なお、くだらぬ白痴ども(あえて放送禁止用語を使っている。
そいつらには、この言葉が似合う)による余計な書き込みを、
俺は常に無視している。そいつらは罵倒の対象にさえ
なるに値しない。常に即座に「あぼーん」している。

906:The OED Loves Me Not
23/02/23 07:41:04.76 CxWCiKdD0.net
>>901
僕が常識だと感じていること、口に出したらむしろ
「お前はこんなことさえ知らない馬鹿だから、仕方なく教えてやる」
というふうに聞えてしまうだろうと僕が思っていることは、
大多数の人にとってはまったく知らなかったことなんだそうです。
だから「知っているなら、なぜ教えてくれなかったんだ?」と言われます。
そして僕が知らないことを知らないと正直に言うと、今度は
「そんなことも知らないのか?」
と馬鹿にされ続けます。
芸能人とかスポーツ選手の話とか、何を食べたらどうなるとか、
こうすればお金が稼げるだとか、どうすれば得か、とかいう話は、
みんなの「常識」なんだそうです。
しかし僕はそういうことなんて知りたいとはまるで思わず、正直に僕が知りたいことを尋ねたり、
あるいは本を読むなどして勉強していると、白い目で見られます。それどころか、犯罪者でも見るような
目つきで見てきます。あるいは、人間の屑だと罵られます。
中国語やアラビア語や英語などを死に物狂いで勉強したら、それは攻撃の対象となります。
TOEIC などの試験に受かる程度の勉強なら、賞賛されます。しかし試験のためではない
範囲のことを知りたがると、それは非難の対象となります。
非難されるとか、攻撃されるとか、人間の屑と呼ばれるとか、犯罪者扱いされるなんていうのは、
思い過ごしに過ぎないと言われるでしょう。しかし朝から晩まで毎日毎日、30年も50年も
近所の人やクラスメートや職場の人や、家族に至るまで自分をそのように扱い続けている
ように見えるとき、そして実はそれは自分の周りだけでなく、日本全体、そして世界全体の趨勢で
あるとしか感じられないとき、そしていくらありとあらゆる手段を尽くして話し合おうとしても、
すべてが灰燼に帰すると思われるとき、人はどのように感じ、どのように行動するでしょうか?
僕は、人間と会話するのを、少なくとも30歳くらいのときにやめました。ネット上で物を書くのは、
単なる独り言です。他人と心を通わせることは、永遠に不可能だと思っております。

907:The OED Loves Me Not
23/02/23 07:50:37.02 CxWCiKdD0.net
なお、僕に構う必要はまったくありません。僕はもうすぐ死ぬのです。
自殺はしませんし、きわめて健康的な生活をするよう努力を
子供の時から続けているので、おそらくは長生きします。
もしかしたら百歳まで、二本足で立って生きられるかもしれません。
しかしそれでもなおかつ、僕はもうすぐ死ぬのだと感じています。
17歳の時からずっと、そう感じながら、明日は死ぬかもしれない、
だから今をどう生きるか、と思いながら、毎日毎日を必死で生きてきました。
僕にアドバイスしたり、僕を助けてあげようとか、僕と何らかの形で
関わろうとして下さる必要はありません。僕はこれで幸せだというわけでもありませんが、
人と関わっても、幸せになるとは思いませんし、だいいち、人間は本来的に
影の如く、お互いの影を実在だと思い込んで、意思疎通していると固く信じながらも、
実際にはみんな独り言を言っているに過ぎません。
永遠の孤独の中で、無数の人間たちが互いに、まったく心も言葉も通じていないのに、
未来永劫に独り言を続けている様子を表現した Samuel Beckett による戯曲として
Play というタイトルの作品があります。
その戯曲を忠実に再現した映画が、この下のリンク先に載せてあります。
URLリンク(www.youtube.com)
英語が聴き取れなくてもいいです。しゃべるのが早すぎるし、無感動・無表情で
機械的にしゃべっているので、聴き取りはきわめて困難です。しかし英語が聴き取れなくても、
その雰囲気は誰でも感じ取れると思います。
Samuel Beckett は、天才だと思います。

908:The OED Loves Me Not
23/02/23 08:07:02.96 CxWCiKdD0.net
Samuel Beckett は、アイルランド出身、そして 25 歳くらいからだったろうか、死ぬまでフランスに住み続け、
英語よりもむしろフランス語で作品を書き続けたノーベル賞を受賞した文学者だ。
彼の作品のほとんどすべて(つまり、おそらくは10ページほどの作品を除いた他のすべての作品)が、
The Selected Works of Samuel Beckett, Vols. 1 to 4, Grove Press
として出版されている。4冊セットで、合計 2,000 pages くらいだ。ペーパーバック。
4冊全部で、僕は8年くらい前にこれを 4,300 円くらいで買った。Grove Press という出版社は
実に個性的であり、その主なスタッフの一人である人(名前は忘れた)が Samuel Beckett が
新人のころから深く評価し続け、個人的に付き合いを続けていた。
Beckett の作品は、あまりに難解だ。正直を言って、僕はまだ彼の作品の一部しか読めていない。
何度読んでも、(戯曲の場合は何度読んだり視聴しても)それでもまったくわからないことも多い。
Beckett は、読者から理解されることを最初から諦めているように見える。
しかし、彼の書いたごく一部の作品は、大衆受けしている。
En attendant Godot (英訳では Waiting for Godot、邦訳では「ゴドーを待ちながら」)
これは戯曲だが、2時間ほど続く芝居だ。この戯曲を演じた劇場版や映画版が YouTube 上に
いくつか投稿されているが、そのうち、僕はこよなく愛する映画化作品がある。
URLリンク(www.youtube.com)
一般受けしているので、Broadway あたりの劇場で芝居として上演したとき、たくさんの観客が
押し寄せてきたようだ。
彼の作品のうち、Endgame もかなり大衆受けしそうな、少しわかりやすい。でも絶望的な作品だ。
得に絶望的なものとなると、The Unnamable という、100ページくらいの小説があるが、
読み切るのは大変だ。しかし人間存在の絶望感、希望というものが果てしなく不可能であるという
現実をきわめて雄弁に描いている。Beckett の作品は、すべてそうだ。

909:The OED Loves Me Not
23/02/23 09:07:05.85 CxWCiKdD0.net
How It Is という、Samuel Beckertt が書いた 100 pages くらいの小説。
しかし「正瀬悦」というにはあまりに「詩」に近いと言われている。
この下に、その小説(詩)の最後の1ページくらいを朗読・演技
した芝居の映画化作品を見るためのリンクを貼り付ける。
URLリンク(www.youtube.com)
このビデオの最後の 20 秒ほどだけでも見てほしい。
主人公は、暗黒の沼の中で、そこに住む人間たち
(動物たち?)と関わっているようでありながら
まるで互いに無関心で無関係な環境の中で、
自分や他の生物たちの糞便がいっぱい詰まった
沼の中を這い回って(泳ぎ回って)暮らしている。
最後の20秒では、未来永劫に続く孤独の中で
主人公が恐怖・不安・孤独・絶望のあまり絶叫を続けている。

910:The OED Loves Me Not
23/02/23 21:45:27.10 CxWCiKdD0.net
10年前から土日祝日を利用して、52 年来の友人と共に、主に喫茶店を利用して
一週間あたり平均で 8 時間くらいの、英語での政治・経済関係の評論文を
読むという勉強会を続けている。
彼は日本や世界の経済情勢を追っかけるのが好きで、日本経済新聞の
株式市況欄にある株式の値段の上下する様子を眺めていると、
10 時間ほどずっと眺めていても飽きないそうだ。
高卒だが、いつも何か勉強し続けている。そういう彼だからこそ、
僕は一緒にいても、何とか気が狂わなくて済む。他の人と一緒にいると、
発狂しそうになる。罵倒してやりたくなる。イライラして絶交してしまう。
彼は英語が苦手ではあるし、中学文法さえ忘れているが、辛抱強く僕の
解説に耳を傾け続ける。
彼が一文ずつ朗読し、それを聞きながら、なるべく発音を直してあげようとする。
ただ彼の発音は、日本人そのものの発音なので、死ぬまで彼の話す英語は
英語ネイティブには絶対に通じないだろう。それは二人ともわかってはいるが、
せめて少しは通じるようにさせてあげようと、アクセント(音節ごとの強弱)だけでもきちんと
覚えてもらっているようにしている。
一日当たり7時間くらい二人の勉強会が続くことも多い。二人の休憩時間なんて、ほとんどない。
たとえば7時間続くとすると、そのうちの休憩時間は合計で15分くらいだろうか?トイレに行く時間だけだ。
それ以外の時間は、英文に頭を突っ込んで、彼が朗読したり和訳したりするか、あるいは僕が
彼の和訳を添削して、ああだこうだと解説しているかのいずれかだ。少しは下ネタも飛ばすし、
下ネタを通して、できれば覚えにくい英単語や表現を覚えてもらおうと僕は工夫する。

911:名無しさん@英語勉強中
23/02/23 21:54:13.30 yJIJAysV0.net
7時間!?すごいなそれww
いやそこまでやってるなら逆にその友人英語上達しなさすぎではw

912:The OED Loves Me Not
23/02/23 21:58:32.93 CxWCiKdD0.net
彼との勉強会の時には、必ず僕は大きなリュックサック2つを担いで、その中に
全部で10冊くらいの辞書を詰め込む。中型と大型が半々。
ジーニアス英和の最新版(今は普及版つまり小型版。あと2か月ほど経ったら
机上版が出るので、いつも机上版が出ると同時に買い求める。彼は老眼が進んでいるので、
できるだけ痔の大きな版の辞書がある時には、それを買い求め、僕がページをめくり、
該当箇所にアンダーラインを引き、彼にその部分を読んで、なるべく覚えてもらう。
もちろん、二人とも頭が老化しているので、若い時に比べると記憶力などが 1/10 くらいに
衰えている。それをはっきりと悟りながらも、二人はヒイヒイ言いながら勉強会を続ける。
もちろん、試験のためではない。第一、僕らがやってきている勉強会で習得したことを
試験するテストなんてものは、この世に存在しない。存在したとしても、そんなものを受ける気など
さらさらない。
二人とも政治経済だけでなく、本当は文学を共に読みたいのだが、洋書で文学を読むのは、
二人の勉強会ではまだやったことがない。政治経済だけで、ものすごくたくさんやるべきことがある。
彼は経済情勢を、日経新聞や東洋経済などの経済誌や経済関係の本をあれこれ読むことによって
子供の時からずっと一人でコツコツ勉強は続けてきているので、いつも僕に、政治経済関係の
英文を二人で読んでいるときに出てくる世界各国や日本の情勢について、新聞や雑誌に載っている
程度の知識を僕に色々伝えてくれる。そのおかげで、僕にとっては難しくなりがちな政治経済関係の
評論文が、身近に感じられる。一人で読んでいたら、文字面の意味しか分からず、何となく面白くなくなるが、
彼がそれぞれの記事の、それぞれのページにて書かれているロシア経済の情勢や、中国のどの産業では
どこの誰が何をして、日本のどこのメーカーの偉いさんが中国国内のどこで何をしているかなど、いろいろ
教えてくれて、いつも勉強になっている。
世の中の動きに音痴になりがちな僕は、彼のお陰で、子供のときからずっと、何とかぎりぎりの
最小限度の時事的な知識を教え込まれる。(とはいえ、特に経済音痴な僕は、最低限の、小学生レベルの
ことを説明されても、すぐにわからなくなってしまうのだが。)

913:The OED Loves Me Not
23/02/23 22:03:20.44 CxWCiKdD0.net
>>911
それを言っちゃ、おしまいよ。若い時とは違う。彼だけでなく、平均的日本人が
66歳くらいになると、英語力はほとんどゼロになる。
それにしては、彼はコツコツ頑張るので、僕から見れば、「よくもこんなことを
66歳にもなって、よく覚えたよな」と感心することも多い。
僕は彼に、いつも 1,700 ページもある研究社「英語語源大辞典」を開きながら、
それぞれの英単語の語源を説明して、できる限り単語が覚えられるように
工夫しているけど、語源も少しずつ覚えて行ってくれている。
彼は英語が苦手だけど、僕は経済音痴丸出しで、小学生レベル以下だろうと思う。
彼からいくら経済関係の話をされても、肝心なことをすぐ忘れ、簡単なことがどうしても
理解できない。

914:The OED Loves Me Not
23/02/23 22:09:14.86 CxWCiKdD0.net
以前は、The Economist というイギリスの時事関係の雑誌を
読み続け、さらには The Economist のスタッフの一人だったと
思うけど、その人が書いた1冊の経済関係のペーパーバック
300 pages を二人で通読した。経済関係で5年ほど費やしたと思う。
5年ほど前からずっと、今度は政治関係の評論文を英語で読むことが多い。
Foreign Affairs という、アメリカで出ている政治経済関係の評論集だ。
一つ一つの記事が、15 pages くらい続くので、一つ一つの記事
(たとえば1つは中国の政治経済の情勢についてのもの、2つ目の評論は
たとえばアメリカの軍事情勢と中国のそれとの外交関係、3つ目の評論は
たとえばロシアのプーチンがいかにロシア国内をまとめあげようと必死であるか、
などなどについて書いてある。

915:The OED Loves Me Not
23/02/23 22:20:55.99 CxWCiKdD0.net
1本1本の記事が、それぞれ 10 pages かえら 20 pages くらい続くので、たとえば
Africa の Zimbabwe の元大統領がいかに国内の混乱した情勢をまとめあげているか、
今までの50年ほどのあいだに彼はどういうふうに自国の情勢と関わったかなどという
ことが 20 pages くらいにわたって実に細かく描かれる。
別の評論文を読むと、たとえば習近平 (Xi Jinping) が中国国内でどのように政治経済を
まとめているか、毛沢東からどのような政策を受け継いでいるか、国内の庶民たちや
政治家たちはどのような思惑を持っていて、習近平とのあいだでどういう軋轢があるかなど、
これもまた細かく描かれる。
The Economist は、あくまで週刊誌であり、一つ一つの記事は、長くて 4 pages くらいだと思う。
たいていの記事はもっと短くて、0.5 pages だとか 2 pages くらいだったりする。The Economist
はその代わり、実にたくさんの国々についての多様なテーマを取り上げている。
だから、The Economist は、たくさんの国々の多様なテーマについて、広く浅く知るのに役立つ。
しかし Foreign Affairs は、全世界の政治経済情勢について、限られた本数の評論文だけを
載せているので、一つ一つの記事が、さっきも言ったように 15 pages から 25 pages くらいで、
実に長い。その代わり、一つ一つの国のそれぞれのテーマについて、実に深く掘り下げてくれる。
もちろん政治経済に詳しくて10代のころからずっとそれを追っかけてきた人にとっては、こんなもんは
子供だましだろうが、僕も彼も二人とも、ド素人どころか、特に政治に関しては二人とも知らないことばかりで、
ゆっくりと英文で一つ一つの事象を追っかけていると、日本語で読むよりも深くわかるような気がすることが
多い。日本語で読めば何となくわかったような気になって、一つ一つの言葉や事象をあまり突っ込んで
追求しないかもしれないのに、英文で読むもんだから、普通の人が日本語で読むときに比べ、
必死で、それぞれ細かい部分を読み取ろうとするうち、いつしか深く物を見ているような気がしてくる。
昔から、何かを深く細かくていねいに勉強したければ、同じ本でも母国語じゃなくて、わざと外国語で
読んで見ろ、と言われることがある。その通りだと思う。

916:The OED Loves Me Not
23/02/23 22:33:40.91 CxWCiKdD0.net
そういうわけで、今日は祝日なので、二人はやはり7時間ものあいだ、トイレ休憩を1回あたり3分ほど
置きながら、ヒイヒイ言いながら政治経済情勢を描いて過去そして今後の世界情勢を予測したり分析したり
著者の信念や提案内容を報告する文章を読んでいった。
今日は二人で、Foreign Affairs というアメリカの発行する Foreign Affairs という外交関係の雑誌の
May/June 2021 号の、
Competitoin With China Can Save the Planet
Pressure, Not Partnership, Will Spur Progress on Climate Change
Andrew S. Erickson and Gabriel Collins
という評論文 14 pages 分を読み終わった。もしもこの評論文を日本語訳して、それを
岩波文庫とか岩波新書に放り込んだら、たぶん 30 pages くらいにはなりそうな量だ。
いったん読み始めると、せめて全体の 7 くらいを読んでしまわないと彼の方は気が済まないので、
読み始めたときには最新号なのに、読み終わるころが2年後だったり3年後だったりする。
一つ一つの英単語や文法や表現の意味合いや、その語源にまで触れながら進めるので、時間がかかる。
だから読む量はどうしても少なくなるが、その代わり読んだものが頭に定着しやすい。
少なくとも僕の方は、英語面について彼に説明し尽くすので、僕自身の方が勉強になっている。
そして彼の方は、そこに出てくる経済情勢や時事問題で彼の知っていることがあったら、いろいろと
僕に教えてくれるので、そこに書いてあることの裏側というか、新聞や雑誌に出てきそうな常識的な
ことを僕に教えてくれる。

917:The OED Loves Me Not
23/02/23 22:43:22.26 CxWCiKdD0.net
ついつい僕がやっている勉強会について離し続けてしまったが、実際にはそれについて
話したかったのではなくて、その政治経済関係の評論で、今日二人で読んだ
ところに、the commons という言葉が出てきていて、その意味合い(定義文)としては、
ごく一般的なものしか僕が彼との勉強会に持って行った英和辞典2種類と英英辞典
2種類(合計で4種類)には、ピッタリくるものが見つからなかったのだ。
the commons と言えば「共有領域」みたいな意味だろうとは思ったが、辞書の中の
定義文としては、ぴったり適合するものがなかったのだった。「共有地」というものはあった。
それはもちろん、大昔からそういう意味で使われていたのは当然だ。
しかし数十年前からか、最近では、the commons を「共有地」のみならず
「共有領域、共有空間」みたいな意味合いで使われることがあるらしいと、
今日の評論文を読んでいると感じたし、自宅に帰って OED Online を
見ると、最新の定義文や用例として、確かにそういうものが見つかる。

918:The OED Loves Me Not
23/02/23 22:48:30.01 CxWCiKdD0.net
the commons は、common という単数形の名詞の複数形に the をつけたものだが、
commons という複数形を見出し語として載っている場合があるが、その
定義文や用例としては、僕の今回の用途にピッタリとは適合していない。

919:The OED Loves Me Not
23/02/23 22:52:51.35 CxWCiKdD0.net
まずは、common という名詞の単数形と複数形が昔から持っていた意味合いに
ついては、次のように OED Online には書いてある。
common
7. a. With the (with singular or plural agreement).
A piece of open land available to a community and allowing traditional rights such as grazing livestock,
collecting wood or turf for fuel, fishing, etc.
Later also: a piece of open public land or parkland. Cf. common n.1 3a.
Cf. note at common n.1 3a. Now sometimes used colloquially to denote a particular piece of common land or parkland officially called a common.
(このあと、7つくらいの用例を載せていて、16世紀くらいからの用例が並んでいる。その用例のうち、後の時代の物だけを示す。)
2017 @ClintonDevon 25 July in twitter.com (accessed 8 Apr. 2021)
Join East Devon Ramblers for an evening walk on ★the commons★.

920:The OED Loves Me Not
23/02/23 22:55:54.70 CxWCiKdD0.net
次に、common という名詞の単数形と複数形で、しかも昔からの「共有地」という意味ではなくて、
「共有領域、共有空間」という意味で使われている場合についての、OED Online による
定義文と用例。
common
b. With singular or plural agreement.
A resource (including land) that is not privately owned and is available for use by a community or the wider public.
Now frequently used with reference to natural global resources, such as ★the atmosphere, space, wilderness areas, fish in the oceans, etc. ★
Cf. tragedy of the commons at Phrases 7.

921:The OED Loves Me Not
23/02/23 23:00:22.23 CxWCiKdD0.net
そのあとに続く OED Online による用例。
1968 G. Hardin in Science 13 Dec. 1244/3
Each pursuing his own best interest in a society that believes
in the freedom of ★the commons★. Freedom in ●a commons● brings ruin to all.
1993 C. Stone in P. Sands Greening Internat. Law iii. 39
★The commons★ are available for purposes of wealth exploitation?anyone can sweep it
for fish or scoop up deep seabed minerals without answering to the world community.
1997 Forbes (Nexis) 20 Oct. 42
(これは Forbes という、アメリカの有名な投資関係の専門誌)
If the Internet continues to be ★a commons★ congested by every graphics-dumping data hound,
even new fiber-optic connections..may not be enough.
2008 M. A. Majumder et al. in B. A. Lustig et al. Altering Nature I. iv. 264
We can be hopeful that the evidence of the depletion of ★the commons★
is at last becoming a catalyst for political action.

922:The OED Loves Me Not
23/02/23 23:05:01.96 CxWCiKdD0.net
以上のように、the commons や a commons は、大昔には
「共有地域」とか「共有地」という意味で使われていた。
しかし最近になってみると、つまり数十年前から、the commons や a commons が、
宇宙空間などにもこの言葉が使われるようになってきた、と言っている。
このように the commons, a commons が「共有地」という意味から
「共有空間」という意味でも使われるようになったなんだ、
常識的に考えたらそうなって当然と言えるけれども、やはり
OED Online みたいに、そういう最新の定義文をきちんと載せ、その新時代の情勢を
しっかり浮き上がらせているような辞書もあるということだ。

923:名無しさん@英語勉強中
23/02/23 23:45:11.01 Z1Nn4t630.net
>>909
OEDさん御推薦の Youtube を観ましたので、感想を書かせていただきます。
この世には大雑把に分けて二種類にまとまるヒトがいると存じます。その一番目は「死」が怖いヒト、そして二番目は「死」が怖くないヒトです。
>>823>>864で書いたとおり、私のように子供の頃から「友人知人の悲惨な死亡事例」に何度も遭遇しますと、「ヒトは誰も必ず最低限一回は死ぬことから逃れることはできない」という、仏教用語で言うところの「諦観」の境地に無理やり追いやられます。
それ故、私はいちいち「ヒトの生死」に一喜一憂しなくなりました。よって「死」は怖いものではなく、「昼間が終わったら必ず夜が来る」程度の認識です。
キリスト教徒である私は「この世の仕事(ドイツ語で言う "Beruf"ですね)が終わったら、次のステップに進むために一度死に、あの世へ行ってカミサマから次の仕事を受けるだけ」という認識を持っております。これは仏教用語の「達観」に近いものだろうと存じます。
>>907 でOEDさんは「明日は死ぬかもしれない、だから今をどう生きるか云々」と書き込まれましたが、それはとても重要なことだと存じます。
宗教観の押し売りをするつもりは毛頭ありませんが、「せっかくヒトとして生まれてきたのだから、一度きりの人生で自分は何をなすべきか」を考え、「今日、自分ができる範囲の最善策とおぼしきものに取り組むことが貴重でありかつ重要だ」との考え方なり行動がこの世の中を回していると存じます。
Samuel Beckertt にとっての最善策は「この世におけるヒトの孤独や絶望を、戯曲(演劇作品)として具象化し、あまたの人々に述べ伝え広げる役目(ベルーフ)を果たす」ものなのでしょう。
彼の作品を鑑賞した人々が、この戯曲で示される「エッケ・ホモ(この人を見よ)」から学び取るべきは、「死」なる現象の向こうで待っているものについて真剣かつ真摯に向き合い、各人がその貴重な人生を新たに歩むことの大切さだろうとの感想を持ちました。
ここまでお読みいただき、どうもありがとうございました。

924:The OED Loves Me Not
23/02/24 06:15:29.68 OlvlhF6m0.net
>>923
89さんは、5歳の時から自らの障碍と向き合いながら、ありとあらゆる人々の
生き方や死に方を見つめ続け、考え、そしてありとあらゆる本を読み、
常人には絶対に真似のできない生き方をしてこられたと思います。
そういう方の貴重なご意見を伺えるのは、ありがたいことです。

925:The OED Loves Me Not
23/02/24 06:31:43.29 OlvlhF6m0.net
「朝(あした)に道を聞かば、夕べに死すとも可なり。」(論語)
これは、「朝のうちに真実や真理を教えてもらったら、その日の夕方に死んでも構わない
(と言ってもいいくらいに、人生において真実や真理を知ることは、大切なことだ)。」
という意味の孔子による言葉だ。僕の座右の銘の一つだ。
そのことは、少なくとも 17 歳の時からはっきりと、痛いくらいに感じながら、この50年近くを
生きて来た。「葉隠」に書いてある「武士道とは、死ぬことと見つけたり」というのも、
それと通じる姿勢なんだろうと、「葉隠」をきちんと読んだこともない僕は感じている。
(いまだに「葉隠」を通読したことがない。ダメだな。文脈を無視して、その一文だけに
惚れ込んでいる。)
文字通りに明日死ぬかもしれない、とまで思っていたわけではない。もし特攻隊みたいに、
文字通り数時間後に自分が死ぬと感じていたら、そんな毎日を50年ものあいだ、人間には
生きられるはずがない。だから僕は、「明日死ぬかもしれないから、今をどう生きるか」などと
言っても、大げさな言い方をしているだけであって、本当はもっと緩い生き方をしてきたはずだ。
とはいえ、僕のこの、少なくとも17歳からのかけがえない自らの人生と、数千年、あるいはもしかしたら
何十万年も営々と築き上げてきた文明と、その中での戦争や暴力や強姦や搾取や差別などの
暴虐さや、同時に人々のために死んでも悔いなかった数少ない人々の崇高な生き方などについて
考えながらの、常に精いっぱいに、ヒイヒイ言いながら突進してきた僕の生き方は、やはり
たとえ大げさでもいいから
「命を賭けて生きてきた、明日は本当に死ぬかもしれない。だから今、僕はどう生きればいいのか。」
と自らに問い詰めながら生きて来たんだとしか言いようがない。それ以下の薄めた言葉では、
僕のこの人生を表現することは絶対にできない。きれいごとを抜かすな、と言われても仕方がない。
それ以外に僕は自分のこの、17歳からの50年間を表現する言葉を知らない。

926:The OED Loves Me Not
23/02/24 06:46:33.99 OlvlhF6m0.net
「論語」は、中学3年生のときから高校3年のときまで、4年間、ずっと読み続けていた。
最初は、それを小説風にわかりやすく書き表した下村湖人(しもむら・こじん)の
「論語物語」を反復熟読することから始まり、そのあとは
中公文庫の「論語」(貝塚茂樹)、1973年、570ページ
を、これまた何度も何度も、おそらくは百回くらい読んだ。常にポケットに入れていて、
高校での授業の合間の休憩時間や、聴くに値しないと僕が感じた授業のときには、
それを開いて読み耽っていた。読むだけでは飽き足らず、気に入った一節を日記帳に書き写すことも
何百回となくあった。日記帳には、論語についての感想文や、それを読んだあとに自分が
どう生きるべきかを綴った文章を飽くことなく延々と繰り返していた。そういう中学・高校時代を過ごした。
別に誰かに論語を教わったこともないし、僕らの時代にはすでに学校でも一般の人々の間でも、
漢文の読み方を教えあうことはなかった。だから僕は、論語を初めとして孟子・荘子・老子などを
白文(漢文の原文)・書き下し文、そして現代日本語による解説を読み比べながら、漢文の原文を
暗記しようと努めていただけだった。いまだにきちんと漢文が読めるわけではない。
周囲の人たちの中に、論語やそれ以外の中国の古典を諳んじる人がいたわけでもない。
少しは話題になったが、それはごく一部でしかなかった。でもどういうわけか、誰かの影響を
受けたわけではないが、中学高校時代の、穢れなき、そして世間知らずの、幼い僕にとっては、
論語は新鮮であり、僕の若き日の人生を埋め尽くした。

927:The OED Loves Me Not
23/02/24 06:59:09.79 OlvlhF6m0.net
同じ時期、つまり15歳くらいから18歳くらいまで、聖書も単独していた。隅から隅まで読んでいたわけではないが、
いつも授業の合間などに読んでいた。最初は日本語の文語版で読んでいたが、級友のクリスチャンから
しきりにキリスト教について教えられ、彼から King James Version の英文福音書だけを抜粋したポケット版の
黒い本を与えられ、僕と彼はそれぞれの自分の席で、休み時間ごとにそれを単独していた。
King James Version だから、17歳から18歳ごろの僕にとってはまだ英語力が足りなくて難しすぎたろうけど、
彼に見習って、僕も真剣に読み続けていた。まことに中学高校時代の6年間というものは、かけがえのない
貴重な時期だ。あんなに張りつめていて、純粋極まりなく、すべてをそっくりそのままに急襲できる時期はない。
まさにその同じ時期である思春期を、エロ本に没頭してしまう級友たちもいた。その頃はみな、僕も含めて
やはり性欲に翻弄されがちだった。そのせいだったのかどうかはわからないが、せっかくいろんな科目で常に
100点満点を誇っていた旧友が脱落していき、そのうち残りの学友たちとは音信不通になっていった。
実に頭のいい人だった。

928:名無しさん@英語勉強中
23/02/24 10:23:15.42 8Nh0LW4f0.net
その級友をそこまで狂わせたエロ本を俺も読んでみたい

929:The OED Loves Me Not
23/02/24 16:25:56.50 OlvlhF6m0.net
>>927
> 聖書も単独していた。
---> 耽読
>休み時間ごとにそれを単独していた。
---> 耽読
> すべてをそっくりそのままに急襲できる時期はない。
---> 吸収
> 100点満点を誇っていた旧友が脱落していき、
---> 級友
********
たったこれだけの書き込みの中で、4つも漢字変換を間違ってしまっていた。
少しくらいは、いつもならいちいち訂正はしないけど、それにしても間違い過ぎだな。

930:名無しさん@英語勉強中
23/02/24 21:21:01.39 pMZW53mt0.net
>>924
御丁寧なレスをどうもありがとうございます。
>常人には絶対に真似のできない生き方をしてこられた
そのように評価されるほど大した人生を送っているわけじゃないです。
私の書き込みを読んで下さる方々に、一人の「障碍者」であると同時に
「キリスト教徒」という存在が、どのように生きているかの一面を紹介
できたらいいなぁと思い、「自己中心的な思考で感想文を書いただけ」
と御理解下さるようお願い申し上げます。


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