23/01/27 08:57:55.93 RBe2z5E70.net
agota kristof the notebook
を読んだ
再読なのだが、とてもおもしろい
双子の少年が、客観的な事実しか書かないと決めて書いたノートブック、という体裁をとっている
この町はきれいだ、とは書かない
他の人から見たら綺麗ではないかもしれないから
この人は良い人だ、とも書かない
他の人から見たらそうではないかもしれないから
少年が書いたノートブックという体裁なので、簡単な言葉で書かれている
英語でも読みやすい
僅差だが、英語版の方が気に入った
原書が西洋語の本は、英語で読んだ方が読みやすいかもしれない
文学作品なのだが、上述の理由によって、私の英語力でも全く問題なく読めた
この本は、読んだ後、長く頭に残り続ける
客観的な事実しか書かないという書き方が、独特な力を持っている
三部作の作品で、残り2冊あるのだが、少し重い話でもあるので、また日を改めて残り2冊は読もう