23/01/12 08:53:19.24 cYkJGmra0.net
京都方言は、ごく一部の人の間でしか話されていない。
全部で数十万人か、あるいは数百万人なのか知らない。
ともかく、日本語全体の話者人口である1億人余りとか、
英語人口である数十億人に比べると、微々たるものだ。
そして、京都方言(そしてそれ以外の方言)は、微々たる
数の人たちの間で、狭い空間でお互いを理解し合って、
空気を読みながら、互いの仕草や目つきを加味しながら
自らの話す(そしてかつては書いていたかもしれない)方言
を豊かにしていったに違いない。
英語の方言にも、フランス語の方言にも、ドイツ語のそれにも、
そのほか世界の諸方言にも、それがあるのだろうと思う。
そしてその諸方言をつぶさに観察していると、おそらくは
日本語でよく取りざたされる上下関係を意識させるような
表現も、日本語での様式とはまったく違った形で
色濃く表現されているに違いない。