23/01/11 10:24:21.08 gF0lNB680.net
第二次世界大戦が終わって以来、この 78 年間、日本人とドイツ人は、
本当にひどい目に合ってきたと思う。そして、まるでそれがすべて
自分たちの落ち度によって、当然の報いを受けて来たのだと
思い込まされて生きてきた。二重にも三重にも、大きなトラウマを
受けて来たのだ。そして日本人同士、ドイツ人同士、そして日本国内に限っても、
親子のあいだ、友人同士、恋人同士、夫婦間、社内の人間関係などなど、あらゆる
人間関係の中でそのトラウマをぶつけ合ってきたのだ。社内や学校や家族観での
イジメや暴力やハラスメントは、すべてそこに根差している。
どんな民族においても、そして戦勝国であるアメリカなどにおいても、同じように
トラウマの交換、トラウマのぶつけ合いはもちろん、この何千年もの間、常にあった
と思う。ただここで見落としてならないのは、必要以上に一部の国民や民族や社会階層や個人が、
他のグループによるプロパガンダなどにより、不当に罪悪感を持たされてしまうことだ。
僕らが夫婦間や親子間や兄弟間や社員のあいだ、あるいは生徒同士、あるいはそれ以外の
あらゆる人間関係の中で他人からぶつけられて、一生にわたって消えない傷を負ってしまった
その背後には、何十年、何百年、何千年、あるいは何万年にもわたる壮大なスケールでの
歴史があり、あらゆる種類の偏見や戦争や強姦などが互いに連鎖反応し、今の僕らが
抱いているトラウマへとつながっているに違いない。