22/12/30 12:19:34.27 OlveCbQt0.net
ホームズを話題にしたので、今度はルパン。
東京創元社と早川書房はアルセーヌ・ルパンのシリーズを新訳で出してほしい。
ホームズ物は、創元社が深町眞理子、早川が大久保康雄と、いずれも翻訳界の大御所。
新潮文庫のは延原謙で、名訳との評価が定着している。
ところが、ルパン物の翻訳になると、それほどの大御所、翻訳界のトップの名人、達人
というほどの人物ではない(と思う)。
これは、新潮文庫のルパン物の翻訳者が堀口大学で、最初からとてもかなわない、勝ち
目がないと考えているからなのか(そりゃ、確かにそう思うのはわかる)。
しかし、ここはひとつ、フランス文学界のバリバリの名翻訳者に依頼して新訳を出して
ほしい。
『奇岩城』ぐらいは光文社古典新訳文庫が出すかもしれないが。
(ひょっとして、現在のフランス文学の翻訳界は人材不足にあるのだろうか。
そういえば、英文学の翻訳界は、柴田元幸、村上春樹、鴻巣友季子その他多士済々
であるけれど、仏文学界の方はこれといって目立った活躍をしているような人の名を
聞かない。自分が無知なだけだろうか)