洋書や英語の映画などに取り組んで真面目に語るスレat ENGLISH
洋書や英語の映画などに取り組んで真面目に語るスレ - 暇つぶし2ch75:The OED Loves Me Not
22/09/17 23:45:20.62 yT+Hp/Cr0.net
There were/are an estimated 数詞 + 単位.
上のような用例は、世界の政治経済情勢の報告文によく出てくるが、検索すると
さっそく出てくる。
In 2021, there were ★an estimated 7.8 million people★ living with HIV in South Africa, of which 7.26 million knew their HIV status, ...
上のような例文を見ていると、people のあとに何かの単数名詞が省略されている
なんていう説明がつかなくなる。
あえて僕が説明を無理に加えるとしたら、このパターンに現れる a は、そのあとの
複数のものがあまりにも多かったり、あるいは推定されているものだったり、
悲しむべきものだったりしたときには、そういう性質を持つような実体なのだということ
(たとえば2億人も存在するとか、200ドルもの高額なんだとかいう事実なんだということ)
を一つの現象として捉えているので、自然に人間はそれを a でひとまとめにしたくなる
んだろうと思う。
そういうふうに、何かをひとまとめにしたくなるときに、英語圏の人は自然と
a という不定冠詞をつけたくなるらしい。だからこそ
a basic knowledge of French
などと言い、その a を省いた "basic knowledge of French" なんてことは言わないみたいだ。
「フランス語の基礎知識」を思い浮かべると、「ここからここまでの知識」たとえば
500ページくらいの文法書や基礎テキストを思い浮かべて、「これがフランス語の基礎知識」
なんだ、と彼らは連想し、それはひとまとめにしたくなるから、自然に a をつけたくなる。
しかし of French を省いて basic knowledge だけにすると、それはぼんやりした実体の
ないものになり、必然的に a がなくなる。ぼんやりしたものには不定冠詞はつかない。
どこからどこまでなんだよ、という限界(範囲)がある程度はっきりしてくると、
a をつけたくなる。


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