22/09/26 18:42:31.76 F+L3EmqO0.net
can't help doing, couldn't help doing, couldn't have helped doing を、思いっきり広い範囲の
状況で使えるらしいことは、
"can't help winning"
"couldn't help winning"
"couldn't have helped winning"
この3つを検索してみれば、実にたくさんの面白い用例が見つかるみたいだということ
からもわかる。少しだけここに紹介する。
(1) “I’m not trying to be the best DJ,” he says. “All I want to do is rock the crowd.”
That said, he ★can’t help winning★ over new fans. Shortly after Shaq’s gig at HQ2, a security guard noted that Diplo had recently played a show in Atlantic City. His analysis: “I like Shaq better.”
上のように、前後の文脈も添えて、わざと長めに引用した。「新しいファンを引き入れたくない」
なんてことがあるはずがない。もちろんこの人は「新しいファンを引き入れたい」
と思っているはずだ。それなのに「新しいファンを引き入れてしまうことをどうしようもない」
みたいな書き方をしている。
can't help crying という、教師たちが引用したがる
用例では can't help doing の do の部分には悪いこと(ここでは「泣く」という、
本人にとっては都合の悪いこと)を止めることができない、泣きたくないけど、
泣いてしまうという衝動をいかんともしがたい、という意味で使っている。
しかし今回の can't help winning over new fans みたいに、本人が当然のことながら
行いたいと思っていることを do の部分に入れて、can't help winning と言ってしまうことも
できることがわかる。そういう用例は、実にたくさんありそうだ。