22/08/10 13:20:47.40 Q5RMADMm0.net
前スレの最後で a napron が an apron と誤解されて、もともと napron が正しかったのに
apron という単語に変わってしまったと言ってる人がいた。なるほど、
いいことを教わった。
フランス語では napperon って言って、これは
nape (nappe) (table-cloth のこと) からできた diminutive なんだそうだ。
現代フランス語で nappe という単語がある(ということを、俺は忘れていた)。
そしてこれはまた、ラテン語の nappam という単語から来ているそうで、
このラテン語から現代英語の napkin という単語ができたそうだ。
(以上のことは、研究社「英語語源大辞典」より)
a nadder --> an adder
これも a naperon --> an apron に似たような変化だな。
さらに、an umpire も、もともとは a noumpere だったものが an umpire に変わっていったそうだ。
この noumpere は Old French (ancient francais, 古仏語) の noumpere (nompere) から
来ていて、それは one who is not even, a third person という意味だったそうだ。つまり
「同じレベルの人、普通の人、ではなくて、あくまで第三者、つまり審判」という
わけ。
この Old French の形は、non- + per (= even, peer) というふうに分解できるらしい。
(これもやはり、研究社「英語語源大辞典」より)