追放された求道者の避難所(英語・言語学・文学)at ENGLISH
追放された求道者の避難所(英語・言語学・文学) - 暇つぶし2ch2:名無しさん@英語勉強中 (スプッッ Sdcb-l9rY)
17/01/26 19:26:59.83 sgZ7WCbVd.net
スレッドの詳細は>>11-20を見よ

3:名無しさん@英語勉強中 (スプッッ Sdcb-l9rY)
17/01/26 19:27:51.60 sgZ7WCbVd.net
さらに詳しいことは>>21-30を見よ

4:名無しさん@英語勉強中 (スプッッ Sdcb-l9rY)
17/01/26 19:28:48.24 sgZ7WCbVd.net
なお>>1は童貞

5:名無しさん@英語勉強中 (ワッチョイ db5e-xu7M)
17/01/26 19:33:47.62 78GxweD+0.net
というわけで、僕はアルコム(Alcom)というサイトに7か月ほどいたあと、
2日前に除名された。再び同じ名前で入り込んで盛んに発言していたが、またもや
2時間前に除名された。
馬鹿馬鹿しいので、もう入り込むのはやめておく。どうせやめるつもりでいたのだ。
あんな豚小屋よりも、2ちゃんねるにいる連中の方が上等だということを
僕は悟った。第一、ここでは書き込んだことがいつまでも消えない。消したくても
消せない。アルコムでは、自分が消せるだけでなく、別の会員が僕の書き込みを
消したり、事務局が消したりもできる。そして僕が除名されると、自動的に
過去の膨大な日記がすべて消える。
7か月間に、僕は 340件もの日記を書きためた。どれもこれもものすごく長文
だった。他の大多数の連中の書くような幼稚園の絵日記のようなものではなく、
どれもこれも大変な時間をかけて書いたものだった。英文日記も多かった。
単なる日常の話ではなく、何十年もの僕の人生を集大成し、自分が
人生をどのように生きたか、どのように闘い、どのように苦しみ、
どのように傷ついてどのようなことをやってきたかをできる限り
赤裸々に英文や日本文で書きまくった。
さらに、英文法や英語表現についてもしっかりと考察して、その結果を
日記で発表した。7月から12月ごろまでずっと、ノーベル賞を受賞した
アメリカの劇作家 Eugene O'Neill に凝っていたので、それについて
ずいぶん書いた。そしてその中に出てくる英語表現についても、
かなり考察した。
そのような日記が、事務局の仕業ですべて消えた。

6:名無しさん@英語勉強中 (ワッチョイ db5e-xu7M)
17/01/26 19:42:34.60 78GxweD+0.net
2ちゃんねるの連中には、確かにアホが多いが、そのアホでさえ、アルコム(Alcom)に
いるカスどもよりもましかもしれないと思っている。アルコムには、自己紹介欄で
大学院などでの学位、長い留学歴、長い海外滞在歴、華々しい職歴、見事な
英語資格やそのほかのいろんな資格を並べている。
ところがだ。その華々しい学歴や資格や職歴を誇る連中が何十人もいる
のに、書いていることは小学生なみだ。日常のことについての話が幼稚な
だけではない。英語のサイトなのに、英文を書く連中がほとんどいない。
見事にみんな何も書かない。わずかに書いている連中のほとんどは、
ほとんど英語資格や職歴のないような人ばかりだ。そういう連中の方が
頑張って英文を書いている。見事な資格や職歴を持っている連中は、
一行たりとも英文を書かないし、英語についてのコメントも書かない。
せっかくの Q&A コーナーでも、ろくに英語についてのコメントを書かない。
書いたとしても的外れなことを書く。間違いも多い。どこが間違っているかを
やんわりと言ってやると、余計なことをするなと激怒しくさる。
だから僕も少しばかり怒ると、今度は僕が暴言を吐いたということで
排斥されまくる。そしてついに除名される。

7:名無しさん@英語勉強中 (ワッチョイ db5e-xu7M)
17/01/26 19:47:50.47 78GxweD+0.net
僕は、ぼやくために生きているのではない。生きている限り、学び続けたい。
大した教育が受けられなかったから、僕は一人で勉強し続けてきた。
インターネットのない時代には、一人で本を読み、ノートにたくさんのメモを
書きつけながら覚えたり理解していった。
インターネットが普及し始めたころ、つまり20年くらい前から、僕は
インターネットを大学ノート代わりにして勉強道具として使ってきた。
人間関係なんて求めても無駄だ。どうせ人間というものは、僕も含めて
下らぬものだ。人間を信用してはならない。信用できるのは、
書物とノートだけだ。それをしっかりと読み、しっかりと考え、
膨大なメモを書きつけながら、ささやかな知識を吸収していくことにこそ、
人生の意味がある。僕にとっては人生とはそういうものだ。
さて、それでは言語学とか文学とか英語を、このスレッドでは追及していく。

8:名無しさん@英語勉強中 (ワッチョイ db5e-xu7M)
17/01/26 20:04:51.39 78GxweD+0.net
【The Pocket Oxford English Dictionary (POD) の歓び】
あちこちですでに言ってきたことだが、僕はこの POD が、あらゆる英語辞典の中で
いちばん好きだ。もちろんこれは小さい。The Oxford English Dictionary
つまり例の世界一の英語辞典(第2版は全20巻)のオンライン版が最も
詳しくて、歴史的な英語の発展ぶり(あるいは退化の足跡)をたどることができるの
で最も面白いともいえる。また、英英辞典にないような面白さが英和辞典には
ある。たとえば「ジーニアス英和5」なんて、ほどよく小さい割には実に
優れている。英英辞典にはない良さがある。
しかしだ。あらゆる辞書にもまして、この小さな POD は優れている。
僕が自己研鑽のために洋書を読むときには、まずはこれを参照する。
ハードカバー版でも 2,000円くらいだと思う。ページ数は、ほんの
1,000ページほど。表紙が、小型辞書の割には実に分厚い。さらには、
1枚1枚の紙が分厚い。思いっきり酷使しても破れない。
そして何よりも、POD の記述は楽しい。あらゆる無駄をそぎ落とし、
差し当たって洋書を読むときに最小限度の知識を提供してくれる。
この辞書を引いても満足できない時に、僕は ODE つまり
The Oxford Dictionary of English (2,000ページくらい) を開く。
さらに OED Online (例の20巻本のオンライン版) を引いたり、あるいは
「「ジーニアス英和5」を引いたりし、それに飽き足らないときには
その他の辞書を渡り歩くことになる。

9:名無しさん@英語勉強中 (ワッチョイW 833a-28TU)
17/01/26 20:07:08.80 PF3LloFB0.net
あそこにいることができてよかったですよ。いろいろあなたから学べた。でも、僕もあそこにいるのが馬鹿らしくなった。オンラインがここまで下らなく思えたのは30年来初めてかもしれない。僕はあなたほど学がないけど、頑張ってこっちでフォローします。

10:名無しさん@英語勉強中 (ワッチョイ db5e-xu7M)
17/01/26 20:17:56.63 78GxweD+0.net
【古英語 (Old English, Anglo-Saxon) の楽しみ】
古英語を勉強しようと思って参考書や辞書を初めて買ったのは、20年ほど前だった。
2か月ほどかじって、そのあとは放っておいた。さらに数年後に、また2週間ほど
勉強し、またもや嫌になって放り投げた。そんなことを何度も何度も繰り返し、
20年も経った。
断片的な知識はついている。だから OED Online つまり例の20巻本の英英辞典の
オンライン版を使うときに、その膨大な語源情報を検討するときや、
あるいは古い用例が古英語で書いてあるので、それを少しだけ読もうとして
あくせくするときに、少しはこの知識が役立つ。
さて、5回目くらいの試みとして、またもや1か月ほど前から細々と
この古英語に取り組み始めた。古英語とは「こえいご」と読み、
Old English だとか Anglo-Saxon だとか呼ばれる。これは
1,000年以上も前に今のイングランドあたりで話されていた言語だ。
日本語で言えば、さしずめ源氏物語に書いてある日本語みたいに
古い英語なのだ。
この古英語 (Old English) を勉強することはとても苦しいのだけど、
なんとか断片だけでもいいからともかく身に付けないといけない。
そうしないと、せっかく OED Online などでそれぞれの英単語の古い
用例が出てきても、古英語(そして中英語つまり14世紀くらいの英語)で
書いてあったらまるで読めない。(続く)

11:名無しさん@英語勉強中 (ワッチョイ db5e-xu7M)
17/01/26 20:18:54.05 78GxweD+0.net
(続き)
それを少しでもいいから読めるようになりたい。さらには、古英語の知識が
少しでも身につくと、今度はドイツ語やそれ以外のゲルマン諸語と英語との
関りが深く理解できるようになる。すると今度は、古代アイスランド語
(Old Norse, Old Icelandic) やゴート語 (Gothic) や、はたまた
古スラブ語 (Old Slavonic) やラテン語やギリシャ語やサンスクリット語など
と比べて、それによって英語が 6,000年ほど前の Proto-Indo-European
(つまりインドヨーロッパ祖語、印欧祖語) からいかにして古英語から
中英語へ、そしてまた現代英語へとつながっているかをつぶさにダイナミックに
観察し洞察することができる。だから、古英語の知識は英語を勉強するわれらに
とって、とても重要なツールとなるのだ。こんなに面白いはずのものを放って
おくのはもったいないのだ。

12:名無しさん@英語勉強中 (ワッチョイ db5e-xu7M)
17/01/26 20:19:32.92 78GxweD+0.net
>>9 さん
ありがとうございます。共に学びあいたいと思います。

13:名無しさん@英語勉強中 (ワッチョイW 833a-28TU)
17/01/26 20:20:28.82 PF3LloFB0.net
辞典和英辞典ほど下らないものはないと思う。何せすでに英語を知っている人でないと正しい定義を選べないのだから。でも、知っているのなら、英英辞典やシソーラスを見ればいい。

14:名無しさん@英語勉強中 (ワッチョイW 833a-28TU)
17/01/26 20:26:38.19 PF3LloFB0.net
頭部分をコピペし損ないました。定訳を見つける以外には、和英辞典や英和辞典ほど下らないものはない、でした。

15:名無しさん@英語勉強中 (ワッチョイ db5e-xu7M)
17/01/26 20:27:52.48 78GxweD+0.net
【古英語の参考書や辞書】
さて、古英語テキストは、僕が古英語を初めてかじった20年前に比べると、
時代は大きく変わって、実に使いやすい教材ができた。
(1) Complete Old English: Teach Yourself: Audio eBook (Teach Yourself Audio eBooks) (English Edition) Pck Pap/Co , Kindle Edition with Audio/Video
Mark Atherton --- Kindle 版 4,253 円
上記の本は、1年くらい前にその紙版と CD 2枚とを買った。それで少しかじって
いたのだが、2週間ほど前にその Kindle 版が出回り始めたようなので、それも
買った。この Teach Yourself のシリーズは、世界のあらゆる言語を実に
学びやすく作ってある教材で、30年くらい前からいろんな言語で試していた。
そして今度は Kindle 版を買った。もともと Kindle がそれほど好きでは
なかったけど、やっぱり歩きながら読むものとしては、紙版よりもはるかに
Kindle 版が軽くて、さらには文字を大きくできるので楽だ。
歩きながら、あるいは外出先にて行列で待たされるときなどには、
たとえば古英語のテキストなんて少し重かったり字が小さかったりで、
なかなか読むのは苦しい。しかし Kindle なら楽だ。Kindle 書籍は、
実は5年前から使ってはいた。しかしそれは iPad や smartphone によって
使っていただけだった。5か月前にやっと Kindle 専用端末を買い、
おかげで充実した生活を送っている。

16:名無しさん@英語勉強中 (ワッチョイ db5e-xu7M)
17/01/26 20:39:09.61 78GxweD+0.net
さて、>>15 で紹介した (1) の Teach Yourself シリーズの Old English 参考書
は、もともと紙版をちらほらと読んだり CD を聞いたりはしていた。でも
いくらか読み進めてはまたもや挫折していた。
でも今回 Kindle 版を買って歩きながら読んでいると、歩いているうちは
なんせこの本を読む以外にすることがないので、集中できる。歩きながら
朗読もする。古英語の単語を口ずさみながら歩いたりもする。
この Kindle 版のおかげで、紙版を四苦八苦して読んでいた時よりも勉強が
はかどっている。今のところ、紙版で言えば 350 ページくらいの手のひらよりも
少し大きめの本であるこの参考書の、全体の 43% くらいのところまで読み進めた。
ただし、読み進めたとはいえ、語学テキストなので、一つ一つの文法事項を
しっかりと理解し、一つ一つをしっかりと暗記せねばいけない。しかし今は、
ともかく少し朗読しながら、朗読に疲れたら目で読むだけにして、気が向けば
暗記して、暗記に疲れたら目で追っかけるだけで無理には暗記しないように
して、前へ前へと読み進めている。そういう形で、いい加減ではあるけど、
ともかく 43% のところまで読み進めた。
たとえいい加減であっても、古英語 (Old English) なんていう小難しい
死語のテキストをまったくの独学でそこまで何とか読み進めたのは、
今回が初めてだ。20年もかけて、やっとここまでこぎつけたのだ。
20年もかけて、やっとそれっぽっちかとせせら笑われそうだが、
ともかくやってみたらいい。よほどの変わり者でない限り、
途中で嫌になる。350ページのテキストのうち、その半分でも
読み進めようと思ったら、本当に大変だ。
僕は20年もかけて、やっと古英語 (Old English) に対する違和感を
かなり克服したかもしれないと思って、これでも十分に頑張ったのだと
思って、喜び、そして自分を褒めてあげている。死語を独学するにあたっては、
それくらいの自己満足は必要なのだ。

17:名無しさん@英語勉強中 (ワッチョイW 833a-28TU)
17/01/26 20:41:09.19 PF3LloFB0.net
専用端末ってタブレットでしょう?iPad より優れているところはどこですか?

18:名無しさん@英語勉強中 (ワッチョイ db5e-xu7M)
17/01/26 20:42:36.44 78GxweD+0.net
>>13-14
英和辞典については、確かに定訳など自然な日本語訳を見つけるヒントに使う
だけでなく、たとえば冠詞の使い方とか、前置詞などの微妙な使い方で、
ヨーロッパ人なら自分の母国語と英語が似ているから簡単にわかるものでも、
日本語ネイティブにはわかりにくいようなところが細かく解説されているので、
やっぱり僕ら日本語ネイティブにとっては、いろんな意味で「ジーニアス英和」
とか「ウィズダム英和」などの語法などに詳しい英和辞典は欠かせないと思います。

19:名無しさん@英語勉強中 (ワッチョイ db5e-xu7M)
17/01/26 20:47:53.33 78GxweD+0.net
>>17
Kindle の専用端末である Kindle Paperwhite を持っています。
(1) iPad よりも、まずははるかに小さい。だから歩きながら読める。ポシェット
(小さな小袋)に入る。だから外出用としてぴったり。
(2) 次に、目に優しいと言われている。僕はまだ iPad で1時間以上も本を読んだ
ことがないので、Kindle Paperwhite と比べてこの点がどのくらいに優れているか
を体感はしていません。でもユーザーたちがみな、Paperwhite の方が
目に優しいから疲れにくいと言います。
それくらいかな?もしも iPad で苦にならない人なら、Kindle Paperwhite を
買う必要はないかもしれない。でも僕は、歩きながら読めるという点が
ダントツにいい。僕は毎日、60 分から 80 分くらい歩いています。だから
歩いている間にいつも勉強するのです。そのときにきわめて役立ちます。

20:名無しさん@英語勉強中 (ワッチョイW 833a-28TU)
17/01/26 20:48:15.65 PF3LloFB0.net
無知をさらけ出すのは辛いのですがOld English で検索してみて、Beowulf とかいう詩を見つけた。少しぐらいはわかるのかと思ったけど、近代英語との共通点など見つけることもできませんでした。

21:名無しさん@英語勉強中 (ワッチョイW 833a-28TU)
17/01/26 20:51:29.78 PF3LloFB0.net
僕は糖尿病対策にスピンバイクを購入することにしました。あれなら、乗りながら本を読んだり、映画を見たりできそうです。古英語を読んで、何を得ることができたのか教えてください。とはいえ、エベレスト並みの難易度にみえる。

22:名無しさん@英語勉強中 (ワッチョイ db5e-xu7M)
17/01/26 21:00:21.38 78GxweD+0.net
>>17
Kindle Paperwhite のいいところはもう一つ。インターネットの通常の
ウェブサイトや動画などを閲覧できないところがよい。通常のウェブサイトや
動画などが閲覧できてしまうと、本を読むことに集中しにくい。ついつい
動画の方が楽だったりするから、そっちの方に気が散ってしまう。特に
美女の映像なんかが映ってしまうと、胸がときめいて気が散る。
Kindle Paperwhite は、文字通り本を読むことしかできない。それがいい
と言っているユーザーもいるけど、僕にとってもその点がいい。
動画などが見られないということは、さらには余計な機能がついていないため、
取り扱いがしやすいという点が優れている。ほとんど機能がついていないから、
実に使いやすい。iPad などだったら、いろんな機能がついているので、
パッとカバンから出して、パッと本を読み始めるなんてことができない。
まずはいろんなボタンを押した後でないと、昨日まで読んでいた本のページに
たどりつけない。
でも Kindle Paperwhite なら、カバンから取り出して、
専用の leather cover (別売 4,000 円くらい) に収納してあったら、
さらにすごく使いやすい。そのカバーをパッと開けば、すぐに読み始められる。
そして今すぐにそれをカバンの中にしまわないといけないときでも、
カバーをパッと閉じればおしまい。自動的に電源が切れるようになっている。
こんなにまで使いやすいものは、iPad などでは考えられない。
なお、Kindle Paperwhite がいかに使いやすいかについては、YouTube で
適当に検索して動画を見てみればよくわかると思う。僕自身、ウェブ上での
文字情報でのユーザーからのコメントや、YouTube 上でのユーザーによる
デモンストレーションを見て、気に入ったからこの Kindle Paperwhite を
買ったのだった。買って5か月ほど経ったけど、僕の用途にはぴったりだと
いうことがわかった。

23:名無しさん@英語勉強中 (ワッチョイW 833a-28TU)
17/01/26 21:11:22.30 PF3LloFB0.net
URLリンク(youtu.be) Old Englishの会話を聞いてみた。これなら、少しは近代英語との共通点が感じ取れるような気がした。

24:名無しさん@英語勉強中 (ワッチョイW 833a-28TU)
17/01/26 21:12:33.02 PF3LloFB0.net
抑揚も構文も似ているような気がする。気だけだけど。

25:名無しさん@英語勉強中 (ワッチョイ db5e-xu7M)
17/01/26 21:13:45.96 78GxweD+0.net
>>21
スピンバイクというのは、おそらく室内用の自転車みたいなやつですね。
それはいいですね。
古英語のテキストを曲りなりにも読み進めていて、何を得ることができたか
ですって?そんなに簡単にすぐに効果が現れたりはしませんが、やっぱり
古英語をいくらか知れば、現代英語と古英語とのあいだが中英語(Middle English)
つまり14世紀くらいの Chaucer あたりの英語も親しみやすく感じられる
ようになるし、Shakespeare なんて17世紀だから、古英語を勉強する前に比べたら
ダントツに親しみやすく感じられるようになります。
何を勉強していても、いま取り組んでいること(AAA)が難しいと感じたら、
それよりもはるかに難しいもの(BBB)を勉強してみるといいんですよね。
そうすると、今度 AAA に戻った時に、馬鹿みたいに簡単に感じるんですよね。
日本語だってそうですよね。たとえば明治時代の日本語が難しいなと感じていたら、
700年前とか1,000年前の日本語を少しでいいからかじるといいですよね。
そのあとに明治時代にもどったら、ものすごくわかりやすく感じて笑ってしまう。
古英語も同じような働きがありますね。
そしてもちろん、古英語を勉強すれば、現代の英語のそれぞれの単語や文法事項が
いかにして1,000年くらい前の古英語から変遷してきたかがよくわかる。
現代英語だけを追っかけていてもどうもわかりにくかった事柄が、古英語を
通すことによって実によくわかる。(続く)

26:名無しさん@英語勉強中 (ワッチョイ db5e-xu7M)
17/01/26 21:14:14.74 78GxweD+0.net
(続き)
さらには、すでにドイツ語をいくらか知っている人なら、ドイツ語と古英語と
現代英語との3つを比べながら勉強すると、ますます言語の奥深さを
感じ取ることができ、ますます英語に対する愛情が増すのです。
古英語だけでなく、ともかく英語を勉強する人は、周辺のいろんな言語
(たとえばフランス語・ドイツ語・イタリア語・スペイン語・ポルトガル語・
ロシア語・ラテン語・ギリシャ語・サンスクリット語など)をかじりまわると
いいですね。いろいろかじって、なおかつそのうちの一つか二つを
少なくとも1年、できれば10年くらい勉強した言語があればいいですね。
僕の場合は、これらの言語をそれぞれ数か月以上、勉強しました。
そしてフランス語は、10年くらい勉強しました。
英語を勉強する人間にとっては、古英語も大事だけど、フランス語とラテン語は
もっと大事でしょうね。フランス語とラテン語をいくらか知っておれば、
英語が手に取るように理解できるようになるし、さらには欧米の文化や歴史などが
広く深く理解できるような気がして、実に楽しくなります。

27:名無しさん@英語勉強中 (ワッチョイW 833a-28TU)
17/01/26 21:20:00.73 PF3LloFB0.net
家内の親の世代は、義務教育でラテン語を学んでいたらしい。ラテン語を学んだ学校の友人も学んでから英語がすごくわかるようになったって言ってました。父も僕にドイツ語とフランス語は学べと言ってくれたけど、結局できなかったな。

28:名無しさん@英語勉強中 (ワッチョイ 5f06-20jL)
17/01/26 21:23:51.41 it1uF3Kb0.net
こんにちは。

29:名無しさん@英語勉強中 (ワッチョイ 5f06-20jL)
17/01/26 21:25:36.03 it1uF3Kb0.net
yahoo.comよりはいいかも。やっぱり宣伝が嫌ですね。美観を逆なでする(笑)

30:名無しさん@英語勉強中 (ワッチョイW 833a-28TU)
17/01/26 21:28:25.43 PF3LloFB0.net
いらっしゃい、これで揃いましたね。

31:名無しさん@英語勉強中 (ワッチョイ db5e-xu7M)
17/01/26 21:30:32.47 78GxweD+0.net
>>29
この2ちゃんねるでは、エッチなサイトの広告も出てくるので、近くに子供さんが
いたら教育上に悪いということで嫌う人もたくさんいます。
ところで、"Jane Style" という無料のソフトウェアをダウンロードして
使えば、2ちゃんねるを快適に読んだり書き込んだりできます。ただし
僕は、それを数か月しか使ったことがありません。僕はその2ちゃんねる
専用ブラウザーを使うと、表示される字が小さすぎて嫌なのです。

32:名無しさん@英語勉強中 (ワッチョイ db5e-xu7M)
17/01/26 21:37:05.81 78GxweD+0.net
>>27
確かに、英語を勉強する人が真っ先に勉強すべきなのは、
(1) フランス語
(2) ドイツ語
(3) ラテン語
この順番でしょうね。この3か国語がどれも堪能になるのがもちろん理想。
でも僕にはまだまだそれは無理。でもフランス語は、30年前には
かなり堪能だった。そしてドイツ語は、25年前には初級文法をマスターしていた。
ただしそのあと忘れた。
ラテン語は、35年前にサラリーマンをやりながら
600時間くらい独学した。ラテン語の知識もいい加減でしかないけど、
それでもそれをまったくやったことのない時に比べたら、ダントツに
英語がわかりやすいと感じるようになった。
英語・フランス語・ラテン語をいくらかやったあとに、たとえば
ルーマニア語・イタリア語・ポルトガル語・スペイン語あたりを
かじると、ものすごく簡単だと感じる。互いに方言みたいだからね。

33:名無しさん@英語勉強中 (ワッチョイW 833a-28TU)
17/01/26 21:41:09.43 PF3LloFB0.net
>>32 それらの言語を学習するときには、発音も覚えるんですか。古英語は覚えてみたいと思った。

34:名無しさん@英語勉強中 (ワッチョイ db5e-xu7M)
17/01/26 21:41:34.82 78GxweD+0.net
>>27
>>家内の親の世代は、義務教育でラテン語
ということは、50年(あるいは30年)くらい前からは、ラテン語を義務教育で
習っていないんですね。英語圏の連中のくせに、何を怠けておるかと
僕なんかは怒ってしまいます。彼らにとっては、ヨーロッパの言語を
10か国語ほど習得するのは、馬鹿みたいに簡単なはずなのに。
僕らが長崎弁、博多弁、香川弁、大阪弁、青森弁、静岡弁などを習得する
のと同じような労力しかかからないですから。

35:名無しさん@英語勉強中 (ワッチョイ 5f06-20jL)
17/01/26 21:45:41.88 it1uF3Kb0.net
Jane Styleは、UBUNTUで使えるのかなあ。インストールしたけど、使えない。

36:名無しさん@英語勉強中 (ワッチョイ db5e-xu7M)
17/01/26 21:45:44.62 78GxweD+0.net
>>33
そうです。発音がいちばん大事だと僕は思います。ネイティブそっくりにならなくて
いいから、単語を発音したら通じる程度でいいのです。
それぞれの言語の発音と綴りとの関係を覚えると、辞書を引いたときにすぐに
曲がりなりにも発音できますよね。英語と違って、大陸ヨーロッパの諸言語では
たいていは綴りと発音が規則的なので、覚えやすいです。
そして、発音をしっかりと習得すれば、類似する言語どうしのあいだで
どのように単語の形や発音が移り変わっていくかがよくわかり、
たとえばラテン語とフランス語を知っておれば、その類推で
スペイン語やイタリア語ではどのような単語を使うかが類推できる
ことが多いのです。類推した単語を辞書で引くと、当たっていることが
よくあります。

37:名無しさん@英語勉強中 (ワッチョイ db5e-xu7M)
17/01/26 21:46:44.58 78GxweD+0.net
>>35
残念ながら、UBUNTU についてはさっぱりわかりません。

38:名無しさん@英語勉強中 (ワッチョイ db5e-xu7M)
17/01/26 21:51:08.83 78GxweD+0.net
>>33
古英語の発音の仕方も、紙の本にもヒントがちゃんと書いてありますし、YouTube でも
実演してくれているし、さらには Teach Yourself Old English の Kindle 版では
iPad や Kindle Fire か何かを使えば発音がきちんと聞けるはずです。
僕の持っている Kindle Paperwhite でそれを読むと、audio や video は
すべて無視されます。

39:名無しさん@英語勉強中 (ワッチョイ db5e-xu7M)
17/01/26 22:01:55.52 78GxweD+0.net
>>33
YouTube では、
Old English Lesson 1 : Pronounciation
URLリンク(www.youtube.com)
ここで Old English の発音を教えてくれます。昔と違って、こういう
教材ビデオが無料でいくらでも見られるので、ありがたいものです。
ただし、素人が作っているものがほとんどなので、無料の情報というものは
危険でもあります。だから、素人から教わったものは、あとで必ず
権威ある教材で確認していくことが必要ですね。でもともかく、こういう
素人による情報の提供も、気を付けながら適切に使い、傍らできちんとした
権威ある教材と併用すれば、鬼に金棒ですね。

40:名無しさん@英語勉強中 (ワッチョイ 5f06-20jL)
17/01/26 23:59:07.53 it1uF3Kb0.net
>>32
私の子豚ちゃん、この間ラジオで流れてきたイタリアンオペラ、言ってることがだいたい解るって言ってました。今学校はスペインの地元の学校いってて、授業でフランス語、英語と日本語はネイティブ、以前は、タガログもだいたいわかるし、中国語も習ってた。
うちはお金がないから、特別な学校入れられなくて逆に良かったのかも。お金があると、ろくな事にどうせ使わないから、ないほうがいいのよね。
独学って、自分で情報を確認しながら勉強できるから下手に先生の影響受けなくていいのかも。
私もスペイン語勉強しなくちゃ。

41:名無しさん@英語勉強中 (ワッチョイ 5f06-20jL)
17/01/27 00:01:19.57 31lEgoxO0.net
>>32
リンクの練習

42:名無しさん@英語勉強中 (ワッチョイ 5f06-20jL)
17/01/27 00:08:31.74 31lEgoxO0.net
私は自分が、翻訳者になるなんて思っても見なかった。
俳優か、ミュージシャンか、画家になるんだと思ってた。
小学校の時から、自分は、会社には努められないと思って、芸術家か、大学の教授になることに決めていた。
でも学校の嫌いな私は、学校で働くなどやはり嫌だから、芸術家になろうと思ってた。
音楽を目指したけど、音楽は他の人がいないといけないから、絵画の方にした。
一人で好きなようにできていいしね。
やりたい音楽をいっしょに出来る人間が見つからなかったし。そのうち、私の音楽遍歴をかきます。
でも、翻訳の仕事に収まってしまった。でもいいんだけどね。

43:名無しさん@英語勉強中 (ワッチョイ 5f06-20jL)
17/01/27 00:18:36.11 31lEgoxO0.net
>>40
言ってることが支離滅裂に聞こえる。時々、大事なことを説明しないから、矛盾に聞こえる。気をつけよう。
何か矛盾してると思ったら質問してね。

44:名無しさん@英語勉強中 (ワッチョイ 5f06-20jL)
17/01/27 02:39:18.77 31lEgoxO0.net
正直言うと、絵を描くのはつかれる。自分の能力の無さを目の当たりにすると辛い。
音楽の方が、自由に自分を出せる感じがする。昔はだけど。
ピアノの前に座って、指を鍵盤に置くと、脳と指が自然に連動して、指が勝手に弾いてた。それを、拾い出して、音符に残していった。
でももうそれもできない。指が動かなくなってしまったし、指が鍵盤の幅を忘れてしまった。私の子豚ちゃんはいまそれを楽しんでる。
私は、結婚後、楽器がずっと何年も買えなかったから。結婚後すぐ数カ月間収入ゼロになちゃってほんとあの時は困っちゃった。

45:名無しさん@英語勉強中 (ワッチョイ 5f06-20jL)
17/01/27 02:49:00.53 31lEgoxO0.net
食べ物買うのも借金してやっと食べてたのに、ピアノなんて買えなかった。
でも数年後、ちょっと暮らし向きが良くなり日本からの中古のピアノ買ってもらった。でもすぐ、帰国でそれを置いて行かなくっちゃいけなかった。
またなくなっちゃった。でもいまはある。電気ピアノだけど。この間ちょっと弾いたけど、指がうまく動かない。
本当は、アコースティックがいいなあ。

46:名無しさん@英語勉強中 (ワッチョイ db5e-xu7M)
17/01/27 07:18:00.06 H2dWQTPl0.net
あなたのことをすでに詳しく知ってるから、だいたい意味はわかりましたよ。
でも、第三者が読んだら支離滅裂な文章に感じるでしょう。

47:名無しさん@英語勉強中 (ワッチョイ db5e-xu7M)
17/01/27 07:21:45.79 H2dWQTPl0.net
ところで、2ちゃんねるは他のところよりもさらに公開度が高いから、物を書くときには
気を付けてくださいね。いつどこから、まったくの赤の他人から罵倒されるか
わかりませんので、覚悟してください。もちろん、差しさわりのある
プライベートはことは書かないようにしてくださいね。僕自身は、かなり書いている
けど、それでも決定的なことは思いっきりぼかしながら書いています。
自分で削除できないということをうっかり忘れてしまうと、あとで
慌てふためくことになります。犯罪か何かに結び付くような情報でない限り、
2ちゃんねる管理人に依頼しても、削除してくれないと思うので、
恥ずかしいことでも永久に2ちゃんねる上に残ることになります。

48:名無しさん@英語勉強中 (ワッチョイ 5f06-20jL)
17/01/27 07:38:43.17 31lEgoxO0.net
気をつけているつもりですが、気をつけきれないかもしれません。

49:名無しさん@英語勉強中 (ワッチョイ db5e-xu7M)
17/01/27 10:23:57.72 H2dWQTPl0.net
産業界の実務って、なんでこんなに退屈なのか。産業界のビジネスや工業関係の
翻訳って言っても、まるでベルトコンベアの流れ作業みたいに単純な作業で
しかない。こんなことばかりやっていては、人間が豚になっていく。
やはり人間は、芸術や人文科学をやらないといけない。それによってのみ、
この高度に機械化された "The Matrix" の映画にあるような非人間的な
世界において主体性を取り戻すことができる。ビジネスや工業なんて、
しょせんは無駄なものを大量生産して、怠惰で甘ったれた豚どもを
ますます肥え太らせるためのものでしかない。

50:名無しさん@英語勉強中 (ワッチョイ db5e-xu7M)
17/01/27 10:44:38.77 H2dWQTPl0.net
"Lawrence of Arabia" という Peter O'Toole 主演の有名な映画の原作である
T.E. Lawrence という実在の作家が、自らのアラビアでの活躍ぶりと精神生活を
描いた "Seven Pillars of Wisdom" に出てくるいくつかの文章をよく
思い出す。
僕はこれをすべて読んだわけではなく、Colin Wilson の
"The Outsider" に引用されている部分を読んだに過ぎない。でも
いずれぜひこの "Seven Pillars" をすべて読んでしまいたいと思う。
さて、よく思い出す次の言葉をここで紹介する。すべてを読むのが面倒だ
ろうから、僕が印をつけたところだけでいいから読んでほしい。
人間は、物質的なものを追求するための活動ばかりやっていないで、
できるだけ活動しないで、精神的なものを求めるべきだというような
意味のことを言っている。(続く)

51:名無しさん@英語勉強中 (ワッチョイ db5e-xu7M)
17/01/27 10:44:58.35 H2dWQTPl0.net
>>50 の続き
To be of the desert was, as they knew, a doom to wage unending battle
with an enemy who was not of the world, nor life, nor anything, but
hope itself; and failure seemed God's freedom to mankind. We might
only exercise this our freedom ★by not doing what it lay within our
power to do★, for then life would belong to us, and we should have
mastered it by holding it cheap. Death would seem best of all our
works, the last free loyalty within our grasp, our final leisure:
and ◆of these two poles, death and life, or, less finally, leisure
and subsistence, we should shun subsistence (which was the stuff of
life) in all save its faintest degree, and cling close to leisure◆.
Thereby we would serve to ●promote the not-doing rather than the doing●.
Some men, there might be, uncreative; whose leisure was barren; but
the activity of these would have been material only. To bring forth
immaterial things, things creative, partaking of spirit, not of
flesh, we must be jealous of spending time or trouble upon physical
demands, since ★in most men the soul grew aged long before the body★.
●Mankind had been no gainer by its drudges●.
T.E. Lawrence "Seven Pillars of Wisdom"
URLリンク(gutenberg.net.au)

52:名無しさん@英語勉強中 (ワッチョイ 833a-NLvR)
17/01/27 18:05:27.75 wHybBnHk0.net
>>25 スピンバイクは、競技用自転車と設定が似ているのですよ。
ジムに置いてあるのは、エアロバイクと言って有酸素運動のためだけのずんぐりむっくりのものが多いのですが、スピンバイクは設定が競技用バイクと似ています。
同じような感覚とトレーニング効果が得られます。
夢は昔のように自由自在に自転車で移動することです。

53:名無しさん@英語勉強中 (ワッチョイ 833a-NLvR)
17/01/27 18:09:25.91 wHybBnHk0.net
>>38 そうすると、ビデオはまだいいけどオーディオが聞けないのは少し不便ですね。
引用した youtube ビデオを見たら、friend に似た言葉があり、聞いたときの感覚も似ている気がしました。
僕は、英語を学んだときもそうなんですが、会話的なものからまず学んだ方がいいようです。

54:名無しさん@英語勉強中 (ワッチョイ 833a-NLvR)
17/01/27 18:14:58.60 wHybBnHk0.net
>>35 2ちゃんのことはさっぱりわからないけど、このリンクを見ると、Linux には対応していないようです。
UBUNTU は、Linux OS のひとつです。スレリンク(linux板)l50

55:名無しさん@英語勉強中 (ワッチョイ 833a-NLvR)
17/01/27 18:17:49.23 wHybBnHk0.net
>>49 産業界でも、コピーライティング的な文章は結構楽しいですよ。
自分が売り込むためにはどのような書き込みかたをしたらいいだろうと思ったり。
短いキャッチコピーとかだったらもっと面白い。残念なのは、クライアントにはその良さがわからないだろうということですが。

56:名無しさん@英語勉強中 (ワッチョイ fe06-20jL)
17/01/27 18:28:10.98 ofaaFF4K0.net
Linaxの掲示版あったけど、そこは凄く整理されていて、変な広告も入ってなかった。そっち移ろうか。

57:名無しさん@英語勉強中 (ワッチョイ fe06-20jL)
17/01/27 18:34:39.62 ofaaFF4K0.net
コピーで面白いと思ったのは、バイク関連の宣伝ポスター
「大人になるな、男になれ」
これを作った人が男性だったら、自己批判できて素晴らしいか、居直って図々しいかのどちらかね。
でも、良いコピーだと思う。

58:名無しさん@英語勉強中 (ワッチョイ db5e-xu7M)
17/01/27 19:01:24.26 H2dWQTPl0.net
>>55
確かに、産業翻訳でも、広告文とか江戸時代の芸術家についての紹介文とかいうものは、
文芸翻訳に近くて面白いです。そういう仕事は、他の翻訳者はやりたがらないので、
僕のところにやってきます。僕は喜んでそれをやります。しかしそういう仕事は
少ないです。そして、時間ばかりかかって歩留まりが悪いから、生活費の
足しにはあまりなりません。くだらない機械とか法律とかいう仕事だったら、
いい加減に訳してもちゃんとお金をくれるから、短い時間で生活費が稼げます。

59:名無しさん@英語勉強中 (ワッチョイ 3b1d-bE/B)
17/01/27 21:04:31.02 34ZnwzY20.net
>>58 技術者って、自分の英語力で読めたら正しい英語だって思い込むんですよね。
逆にパッとみてわからなかったら、いい英語でも俄然不安になって変更したがります。

60:名無しさん@英語勉強中 (ワッチョイ db5e-xu7M)
17/01/27 21:20:06.63 H2dWQTPl0.net
>>59
そうなんですよね。

61:名無しさん@英語勉強中 (ワッチョイ 5f06-20jL)
17/01/28 01:50:41.10 3QHpCVXo0.net
>>58
なるほどそうだったのね。だから、ちょっと思い当たるフシがある。
以前、機械関係の和訳の質問した時に、みんながだしてくれた答え、大きく2つに分かれてた。
1つのグループは、英文法に焦点が当たって、
もう1つは、文章そのものを無視するような傾向があって、
機械的なことに関心を払ってた。後者の方は、書いてないことまで付け加えようとするのまでいたわねえ。
この両者がいてくれると、バランス取れた訳になるんじゃないのかしら。

62:名無しさん@英語勉強中 (ワッチョイ 5f06-20jL)
17/01/28 02:09:45.42 3QHpCVXo0.net
この所、ドイツ人らしき人が書いた、機械系の英訳が多いのだけど、
たまにわからないの出てくるけど、まあまあ、ちゃんとしてる。
以前ベトナム系の人が書いた機械系の翻訳は、英語がめちゃくちゃだった。
その時、ボスに相談したら、「こりゃ英語じゃない」と言ってくれたんだけど、日本語にしなくちゃいけなくて本当に苦労した。面白かったのは、韓国人の英語で、日本人の英語的な感じがした。でも、やっぱり、きれいなネイティブの英語を訳すのは気持ちが言い。
私そんなに機械嫌いじゃないですよ。
でも、ベトナム語とかちゃんと解ってたらどういう英語を書くか予測がつくから、あんなに苦労しなかったかもね。
英語のネイティブによる英語の翻訳って、そんなにはないような気がします。わたしだけかしらね。
教科書通りのことしかできないのは、いけませんね。
でも、
一番困るのは、日本語で書かれた詩みたいなもの。
詩なら良いんだけど、かっこつけた変な宣伝文句は、
日本語でも何言ってんだかわからないから、頭を抱える。

63:名無しさん@英語勉強中 (ワッチョイW 833a-28TU)
17/01/28 10:53:59.91 PXjYdxbt0.net
>>62 どんな書き方してあっても、言いたいことがあって目的(技術文書として機能すること)があるのは同じなんだ。
だからターゲットとなる文化でその言いたいことが伝わり、文書の目的が果たせることを主眼に訳してた。

64:名無しさん@英語勉強中 (ワッチョイ 5f06-20jL)
17/01/28 15:56:10.87 3QHpCVXo0.net
>>63
基本は正にそうだと思う。
もうひとつ、影響を受けるのはクライアントの評価で、なまじっか英語が解るクライアントだと、せっかく訳したものが、改悪される場合がある。
うちのネイティブチェッカーが、よく嘆くのはそこ。

65:名無しさん@英語勉強中 (ワッチョイW 833a-28TU)
17/01/28 18:53:53.47 PXjYdxbt0.net
>>64 改悪されない方が少ないと思う。でも、一旦納車した車を痛車にするのもオーナーの勝手と割り切ってる。

66:名無しさん@英語勉強中 (ワッチョイ 5f06-20jL)
17/01/28 22:04:54.79 3QHpCVXo0.net
>>65
そうね。お金払っている人の勝手よね。

67:名無しさん@英語勉強中 (ニククエ db5e-xu7M)
17/01/29 14:26:22.60 vh7WDTHo0NIKU.net
【Romeo and Juliet】
PROLOGUE
(1) Two households, both alike in dignity,
(2) In fair Verona, where we lay our scene,
(3) From ancient grudge break to new mutiny,
(4) Where civil blood makes civil hands unclean.
(5) From forth the fatal loins of these two foes
(6) A pair of star-cross'd lovers take their life;
(7) Whose misadventured piteous overthrows
(8) Do with their death bury their parents' strife.
(9) The fearful passage of their death-mark'd love,
(10) And the continuance of their parents' rage,
(11) Which, but their children's end, nought could remove,
(12) Is now the two hours' traffic of our stage;
(13) The which if you with patient ears attend,
(14) What here shall miss, our toil shall strive to mend.
URLリンク(shakespeare.mit.edu)

68:名無しさん@英語勉強中 (ニククエ db5e-xu7M)
17/01/29 14:31:34.47 vh7WDTHo0NIKU.net
>>67 【Romeo and Juliet】
まずは、(1) から (4) を、散文的にわかりやすい語順に変えてみる。
Two households, (which are) both alike in dignity,
break from ancient grudge to new mutiny,
in fair Verona, where we lay our scene,
where civil blood makes civil hands unclean.

69:名無しさん@英語勉強中 (ニククエ db5e-xu7M)
17/01/29 14:43:06.02 vh7WDTHo0NIKU.net
>>68 にて (1) から (4) までを散文的に語順を変えたものを、今度は
英語で相手にその意味を解説したとしたら、次のようになるだろうと思われるような
解説文を僕なりに書いてみる。
(1-a) Two households, (which are) both alike in dignity,
Here, these "two households" refer to the Montagues and Capulets.
These two families enjoy the same degree of worth, or honorable status.
(2-a) break from ancient grudge to new mutiny,
And these families erupt from old feud to a new round of mutiny.
(3-a) in fair Verona, where we lay our scene,
And this new mutiny erupted in the beautiful city Verona, Italy.
And it is in that city that "we" (ie the performers of this play)
set their play.
(4-a) where civil blood makes civil hands unclean.
And in that city, the blood of citizens makes their hands dirty.
That is, citizens fight each other, kill and injure one another,
shedding a lot blood, dirtying their hands dirty with blood.

70:名無しさん@英語勉強中 (ニククエ db5e-xu7M)
17/01/29 14:58:43.84 vh7WDTHo0NIKU.net
>>67
"Romeo and Juliet" の舞台は Verona, Italy だけど、400年前に Shakespeare
が作品を書いたころのイギリスでは、イタリアに対するあこがれがさぞかし強かった
んだろうと想像する。そのころはまだ、イギリスはヨーロッパでもど田舎だった
と言える。(ただし歴史についての知識が不足しまくっている僕は、それについて
ろくなことを知らない。)
"Romeo and Juliet" の舞台である Verona は、イタリアの中でも特に
有名だったのだろう。Shakespeare は、次の3つの作品の舞台を Verona, Italy
に設定している。
(1) Romeo and Juliet
(2) The Two Gentlemen of Verona
(3) The Taming of the Shrew

71:名無しさん@英語勉強中 (ニククエ db5e-xu7M)
17/01/29 15:31:45.09 vh7WDTHo0NIKU.net
>>67
(5) From forth the fatal loins of these two foes
(6) A pair of star-cross'd lovers take their life;
(7) Whose misadventured piteous overthrows
(8) Do with their death bury their parents' strife.
★語彙の説明
(5) forth = [preposition] out of
(Alexander Schmidt "Shakespeare Lexicon and Quotation Dictionary より)
(7) misadventured = unfortunate (Alexander Schdmidt より)
(8) piteous = exciting compassion; miserable, wretched, pitiful
(Alexander Schmimdt より)
(9) overthrow = ruin, perdition, death; defeat, fall
(Source: Alexander Schmidt)

72:名無しさん@英語勉強中 (ニククエ db5e-xu7M)
17/01/29 15:57:04.66 vh7WDTHo0NIKU.net
>>67
(5) From forth the fatal ★loins★ of these two foes
上記の loins は、400年前の Shakespeare の時代におけるロンドンでは、
lines と同じ発音をしていたそうだ。
Shakespeare: Original pronunciation
URLリンク(www.youtube.com)
上に示したリンク先(5分25秒のところ)では、世界的に有名な言語学者
David Crystal とその息子(Shakespeare 役者)とが、Shakespeare
の時代におけるロンドンの標準的な英語の発音(Original Pronunciation)に
ついて語っているが、loins と lines とが同じ発音だったと言っている。
僕にはこの二つの単語の発音が、/ləinz/ とか /ləjnz/ に聞こえる。

73:名無しさん@英語勉強中 (ニククエ f606-fy46)
17/01/29 16:17:46.54 TtdkZMBf0NIKU.net
>>72
何故かリンクをひらいても、みたくもない広告が現れるだけです。
タイトルとか教えてもらえば、そのリンク以外のところから開いてみます。

74:名無しさん@英語勉強中 (ニククエ db5e-xu7M)
17/01/29 18:02:08.13 vh7WDTHo0NIKU.net
>>73
二つの方法があります。
(1) リンクをクリックすると、(見たくない広告が出てくるけどそれを無視して)
一番上に青文字で出てくるリンクをクリックすると、YouTube の画面が出てきます。
(2) あるいは、リンクの端から端までをコピーして、それをブラウザーの一番上に
ある白い箱の中にペーストしてその URL をクリックすれば、YouTube 画面が
出てきます。
再びそのリンクを示します。
URLリンク(www.youtube.com)
(5分25秒のところで、loins と lines の発音について議論しています。)

75:名無しさん@英語勉強中 (ニククエ db5e-xu7M)
17/01/29 18:03:38.32 vh7WDTHo0NIKU.net
>>73
YouTube 上の画面で
Shakespeare: Original pronunciation
という文字を打ち込んだらそのビデオが出てきますので、
5分25秒のところを見てください。

76:名無しさん@英語勉強中 (ニククエ f606-fy46)
17/01/29 18:16:05.97 TtdkZMBf0NIKU.net
>>75
ありがと。

77:名無しさん@英語勉強中 (ニククエ db5e-xu7M)
17/01/29 19:09:24.00 vh7WDTHo0NIKU.net
>>67
(5) From forth the fatal ★loins★ of these two foes
>>72 で紹介した YouTube 上のビデオでの議論にある通り、loins と lines は
400年前には同じ発音であった。だから上の (5) では、loins とも lines とも
解釈できて、これが pun になっていたのだ。David Crystal がビデオにて
解説してくれている通り、lines と言えば family lines というか家系のことで、
loins というと「腰、性器」というわけだ。
Shakespeare の作品では実にたくさんの pun が導入されているし、性的な
ジョークもふんだんにある。それは、今回僕が問題にしている
"Romeo and Juliet" においては特にそうだ。
Shakespeare の作品の中では、
この "Romeo and Juliet" が最も有名で、しかも中学生あたりでも理解でき
そうな部分も多いし、プロットはおそらくはみんなすでに知っているだろうし、
さらには性的なジョークや言葉遊びもたくさんあるので、実に取っつきやすい。
それでいて、実に言葉が美しい。だから、Shakespeare 初心者である
僕などにとっては、最初にこの作品に取り組むのがいいと思う。

78:名無しさん@英語勉強中 (ニククエ db5e-xu7M)
17/01/29 20:20:04.91 vh7WDTHo0NIKU.net
>>67
(5) From forth the fatal loins of these two foes
(6) A pair of star-cross'd lovers take their life;
(7) Whose misadventured piteous overthrows
(8) Do with their death bury their parents' strife.
上の4行は、読めば意味が分かると言えばそれまでだが、あえて別の簡単な
英語で説明してみる。
>>67
(5) From forth the fatal loins of these two foes
---> From (out of) the fatal family lines (or sexual organs)
of these two enemy families, (two lovers, ie Romeo and Juliet
were born).
(6) A pair of star-cross'd lovers take their life;
---> Two star-crossed (ie unfortunate or doomed) lovers kill themselves.
(7) Whose misadventured piteous overthrows
---> Their miserable, pitiful deaths
(8) Do with their death bury their parents' strife.
---> bury their parents' battle with their death.
---> put an end to their parents' fight with their own deaths. 👀
Rock54: Caution(BBR-MD5:0be15ced7fbdb9fdb4d0ce1929c1b82f)


79:名無しさん@英語勉強中 (ニククエ db5e-xu7M)
17/01/29 20:45:13.70 vh7WDTHo0NIKU.net
>>67
(9) The fearful passage of their death-mark'd love,
(10) And the continuance of their parents' rage,
(11) Which, but their children's end, nought could remove,
(12) Is now the two hours' traffic of our stage;
(13) The which if you with patient ears attend,
(14) What here shall miss, our toil shall strive to mend.
URLリンク(shakespeare.mit.edu)

80:名無しさん@英語勉強中 (ニククエ db5e-xu7M)
17/01/29 21:27:05.33 vh7WDTHo0NIKU.net
>>67
思い切ってパラフレーズしてみる。
(9) The fearful passage of their death-mark'd love,
---> The doomed love of these two lovers thus suffered
a terrible fate.
(10) And the continuance of their parents' rage,
---> And their parents remained furious.
(11) Which, but their children's end, nought could remove,
---> And this was what nothing was able to remove,
except their children's deaths.
(12) Is now the two hours' traffic of our stage;
---> These sad events will be presented by our two-hour stage performance.
(13) The which if you with patient ears attend,
---> If you (the audience) pay patient attention to the above,
(14) What here shall miss, our toil shall strive to mend.
---> we will strive to make up for anything that may
be lacking in our performance.
(That is, if we fail to show you anything that is supposed to be
shown, then we will make it up to you by our later performances.)

81:名無しさん@英語勉強中 (ワッチョイ db5e-xu7M)
17/01/30 07:42:07.14 /LRqQk+50.net
>>67
次に、rhyming の様子を見てみる。どの単語とどの単語が rhyme しているかを、
印によって表示する。
(1) Two households, both alike in dignity★,
(2) In fair Verona, where we lay our scene●,
(3) From ancient grudge break to new mutiny★,
(4) Where civil blood makes civil hands unclean●.
(5) From forth the fatal loins of these two foes★
(6) A pair of star-cross'd lovers take their life●;
(7) Whose misadventured piteous overthrows★
(8) Do with their death bury their parents' strife●.
(9) The fearful passage of their death-mark'd love◆,
(10) And the continuance of their parents' rage★,
(11) Which, but their children's end, nought could remove◆,
(12) Is now the two hours' traffic of our stage★;
(13) The which if you with patient ears attend●,
(14) What here shall miss, our toil shall strive to mend●.
(9) の love と (11) の remove とは、現代の標準英語の発音では
rhyme しないけど、400年前の Original Pronunciation においては
rhyme していたそうだ。
このように、400年前に Shakespeare が生きていたころに舞台で上演された
ころにはきちんと rhyme しており、さらには pun になっていたりしたのに、
現代の標準英語の発音ではそれが台無しになってしまっていることがよく
あるそうだ。それについては、すでに紹介した言語学者の David Crystal と
その息子であり Shakespeare 役者でもある Ben Crystal とが、いろんな
著書や YouTube 上のビデオにおいても面白く解説してくれている。

82:名無しさん@英語勉強中 (ワッチョイ db5e-xu7M)
17/01/30 09:37:22.50 /LRqQk+50.net
>>67
(13) ★The which★ if you with patient ears attend,
このような "the which" はフランス語の lequel, laquelle, lesquelle を
そのまま真似たものだと聞いたことがあるけど、こういうような言い回しが
一時的に流行ったらしいところを見ると、英語の歴史を眺めるのも面白い。

83:名無しさん@英語勉強中 (ワッチョイ db5e-xu7M)
17/01/30 10:27:20.14 /LRqQk+50.net
Shakespeare 役者 Ben Crystal による "Romeo and Juliet" の Prologue の
Original Pronunciation (400年前の発音) による朗読
Speaking the bright and beautiful English of Shakespeare, Ben Crystal
URLリンク(www.youtube.com)
(このビデオの、43分20秒のところから)
上記のビデオでは、最初に現代標準英語の発音で朗読し、そのあとに
Original Pronunciation によって朗読している。
>>67 を再びここにコピーしておく。
【Romeo and Juliet】  PROLOGUE
(1) Two households, both alike in dignity,
(2) In fair Verona, where we lay our scene,
(3) From ancient grudge break to new mutiny,
(4) Where civil blood makes civil hands unclean.
(5) From forth the fatal loins of these two foes
(6) A pair of star-cross'd lovers take their life;
(7) Whose misadventured piteous overthrows
(8) Do with their death bury their parents' strife.
(9) The fearful passage of their death-mark'd love,
(10) And the continuance of their parents' rage,
(11) Which, but their children's end, nought could remove,
(12) Is now the two hours' traffic of our stage;
(13) The which if you with patient ears attend,
(14) What here shall miss, our toil shall strive to mend.
URLリンク(shakespeare.mit.edu)

84:名無しさん@英語勉強中 (ワッチョイ db5e-xu7M)
17/01/30 10:35:25.19 /LRqQk+50.net
すでに何度も取り上げた言語学者 David Crystal とその息子で Shakespeare 役者
でもある Ben Crystal とは、二人で共同で Shakespeare に関する本もたくさん
書き、一緒に講演会などでも Shakespeare を論じまわっている。その様子を
録画したビデオも、実にたくさん YouTube 上にある。僕はこの親子を見ていると、
これほどかっこよく美しい親子は世界にいないんじゃないかと思う。
この二人が一緒に出した本はたくさんあるようだけど、その中でも
Shakespeare's Words
という辞書はお勧めだ。Shakespeare の作品に出てくる独特の単語や
表現を実にわかりやすく解説してくれている辞書だ。けっこう分厚い。
昔から好評の Alexander Schmidt による
Shakespeare Lexicon and Quotation Dictionary
と合わせて使うと、鬼に金棒だ。

85:名無しさん@英語勉強中 (ワッチョイ db5e-xu7M)
17/01/30 11:00:15.68 /LRqQk+50.net
>>67
(6) A pair of star-cross'd lovers take their life;
(7) Whose misadventured piteous overthrows
(8) ★Do★ with their death bury their parents' strife.
この (8) の Do は、現代人にとってわかりやすくこのように書いている
のだろうけど、Arden Shakespeare という本の中では Doth になっている。
Shakespeare の脚本にはそれぞれ作品にいろんなヴァージョンがある。
どのヴァージョンでどのようになっているか詳しくは知らないけど、
(8) の Do よりも Doth の方が絶対に面白い。
というのも、Arden Shakespeare (3rd Edition) に書いてある通り、
Doth とそのあとの death との発音が似ていて面白いのだ。
このような doth と death との発音を似せるという手法のことを
assonance というそうだ。
assonance
= rhyming of vowel sounds only (eg time, hide),
or of consonants only (eg cold, killed)
(The Pocket Oxford English Dictionary)
なお、(8) の doth の主語は (6) の "a pair of star-cross'd lovers"
なので、現代人から見れば間違っているように見える。しかしこれは、
Arden Shakespeare (3) によると、イングランド南部での正しい言い回しであり、
Shakespeare はあちこちでこのように doth を三人称複数の形として使っているそうだ。

86:名無しさん@英語勉強中 (ワッチョイ db5e-xu7M)
17/01/30 11:14:30.60 /LRqQk+50.net
【"Romeo and Juliet"】
(15) SCENE I. Verona. A public place.
(16) Enter SAMPSON and GREGORY, of the house of Capulet, armed with swords and bucklers
(17) SAMPSON Gregory, o' my word, we'll not carry coals.
(18) GREGORY No, for then we should be colliers.
(19) SAMPSON I mean, an we be in choler, we'll draw.
(20) GREGORY Ay, while you live, draw your neck out o' the collar.
(21) SAMPSON I strike quickly, being moved.
(22) GREGORY But thou art not quickly moved to strike.
(23) SAMPSON A dog of the house of Montague moves me.
URLリンク(shakespeare.mit.edu)

87:名無しさん@英語勉強中 (ワッチョイ 3b5d-kmi1)
17/01/30 11:44:00.92 NLwwogQA0.net
コクや内容ある長文レス連投してるね
今の2ちゃんでは珍しい、過去ログ読むと2000年前後の学問板には散見されるが近年まれ

88:名無しさん@英語勉強中 (ワッチョイ db5e-xu7M)
17/01/30 12:09:34.33 /LRqQk+50.net
>>87
温かいコメントをありがとう。僕はこの4年間、文学版と英語板にて、あちこちで
質問に対する回答をしたり、あるいは隔離スレッドを作っていろんなことを
書きまくってきた。ほとんどは「名無し」で書いていた。
   *************
さて、"Romeo and Juliet" の映画を YouTube 上で見ることもできるし、
audiobook などもいろんな種類のものが聞けるが、
William Shakespeare - Romeo and Juliet (audiobook eng)
URLリンク(www.youtube.com)
このビデオに収められた audiobook は、その中でも最も正統派という
感じの朗読だ。ボランティアの役者ばかりが声だけで演技したものだけど、
無料の割には実に優れていると思う。特に Romeo と Juliet との
2人を演じている役者たちの声と演技が素晴らしいので、聞いていて飽きない。
このビデオでは、役者たちがはっきりと一つ一つの単語を発音しているので、
Shakespeare の初心者である僕なんかにとっては、最初のとっかかりとして
実によい教材だ。このビデオでの朗読に慣れて、そのあとに上級者コースとして
劇場版などの演技を見ればいいと思う。(実際に僕もそのようにした。)
さらにこのビデオの特徴としては、画面にすべてのセリフが出てくる。
画面上でセリフを文字で確認しながら、そのセリフを美しい声と演技で
録音したものが聞けるのだ。
YouTube 上では実にいろんな英文小説や戯曲や映画やドラマなどが無料で
聞いたり見たりできるようになっているけど、このビデオほど初心者にとって
使いやすい、聞きやすいものは珍しいと思っている。ただし、初心者に
優しいとはいえ、教材がなんせ Shakespeare なので、ある程度は覚悟して
取り組まないといけないけど。

89:名無しさん@英語勉強中 (ワッチョイ db5e-xu7M)
17/01/30 12:37:11.19 /LRqQk+50.net
>>86
(15) SCENE I. Verona. A public place.
さて、イタリアの Verona の町にある公共の場所で、Capulet 家と Montague 家
との争いが、今日も繰り広げられる。その前に、Capulet 家の下っ端の連中が
下らない話をするのだが、下ネタがものすごく多い。
(16) Enter SAMPSON and GREGORY, of the house of ★Capulet★,
armed with swords and bucklers
---> Capulet 家というのは、Juliet を含む一族だ。その Capulet 家の
下っ端の Sampson と Gregory とが、Verona の町の往来でしゃべっているのだ。
(17) SAMPSON Gregory, o' my word, we'll not carry coals.
---> o' と書いているが、on のことだろう。"on my word" は
"upon my word" ともいうけど、よく出てくるセリフだ。文字通りの意味は、
「俺の言葉に誓って」というような意味だろう。上記のように on を o' として
いるのは、ここでのリズムを調整するために n を省略する必要があったとも
言えるが、おそらくは on と言いたいときに単に o' と発音することがこの時代にも
それからそれ以外の時代にも多かったのだろうと思う。実際、詩や小説の中でも、
on や of を o' としていることがよくある。
"carry coals" つまり「石炭を運ぶ」というのは、石炭運搬人という仕事を
するという意味だ。Arden Shakespeare (3rd Edition) という Shakespeare
の各作品の注釈書にも詳しく書いているが、この時代には collier(s) つまり
石炭を運搬する仕事をする人は、実に軽蔑されていたそうだ。だからここでは、
登場人物の2人は、どんなことがあっても石炭を運ぶようなことは絶対にしない
ぞ、つまり俺たちのプライドは最後まで守るぞ、というような意味だろう。
(この "carry coals" というのは、OED にも慣用句として、比喩的な意味で
解説があるそうだ。それについてもあとで紹介するかもしれない。)

90:名無しさん@英語勉強中 (ワッチョイ db5e-xu7M)
17/01/30 12:37:36.22 /LRqQk+50.net
>>86
(18) GREGORY No, for then we should be colliers.
---> 上の (17) のセリフを受けて、「もちろんだ、もしそんなことを
したら、俺たちは単なる colliers になってしまうもんな」というような
意味のことを言っているらしい。
(19) SAMPSON I mean, an we be in choler, we'll draw.
---> (18) や (19) で、carry coals とか colliers という言葉が出てきたから、
ここで "in choler" つまり "angry" という意味の言葉を使ってしゃれを
言っている。現代英語では "in choler" と言えばなじみにくい言葉だが、
フランス語では現代でも "en colère" と言えば、angry という意味での
日常語だ。colère というのは、anger という意味の名詞だ。en は英語の
in という意味だから、フランス語の en colère を英語に直訳すると、
"in anger" ということになる。
というわけで、フランス語やラテン語を少しでも知っている人は、
Shakespeare も怖くない。Shakespeare を読んでいて馴染みにくい
言葉に出っくわしても、フランス語やラテン語の知識を応用すれば、
実によくわかることが多い。

91:名無しさん@英語勉強中 (ワッチョイ db5e-xu7M)
17/01/30 18:37:43.38 /LRqQk+50.net
>>86
(19) SAMPSON I mean, an we be in choler, we'll draw.
(19-1) an というのは、if という意味。スコットランド語では if という
意味で gin と言うけど、その語頭の g- は消えやすいから in となり、
an に似通ってくると考えてもいい。400年前のロンドンで an (= if) が
使われていて、それがのちには中央では使われなくなったけど、周縁地域
つまり方言では残っていったというわけだ。
"an we be in choler" とは、"if we are angry" という意味。
"we be" の be とは、仮定法現在だろうと思う。Shakespeare の時代には、
if の後にくる動詞が仮定法現在になることが多かった。

92:名無しさん@英語勉強中 (ワッチョイ db5e-xu7M)
17/01/30 19:48:38.54 /LRqQk+50.net
>>91 にて Shakespeare 時代の an (= if) はスコットランド語(Scots)の
gin (= if) と語源がたぶん同じだろうというふうに示唆しておいたが、
OED Online にて gin を見ると、gif (= if) と関連があるということを
示唆している。そしてこの gif は give, given とも関連があるかもしれない
ということだ。
つまり、現代標準英語でも given という give の過去分詞は本来は
「~ということが与えられて」という意味の分詞構文を作っていたが、
だんだんとそれが過去分詞であることが忘れられ、現代の英語の辞書では
given はこの過去分詞の形のままで見出し語となり、前置詞だと書いてある。
given = considering, in view of というような意味なのだ。
このような given が gif (= if) と関係があると考えてもおかしくないと
思う。そしてこの g- が消えて if になってもおかしくない。
というわけで、if という意味の an, gin, gif は、give, given と
関係があるらしいということになる。

93:名無しさん@英語勉強中 (ワッチョイ db5e-xu7M)
17/01/30 19:52:36.43 /LRqQk+50.net
>>91 の gin (= if) というスコットランド語(Scots)の単語を使った有名な
歌がある。
Gin a body meet a body
Comin thro' the rye,
この歌は、僕が高校生くらいの時に英語を勉強していた時に、テレビの英語講座
で出てきたものだ。そしてずっと後になって、この歌が実はスコットランドで
深く愛されている Robert Burns の書いた詩であったことを知った。
上記の Gin a body meet a body というのは、If somebody meets somebody else
というような意味だろう。

94:名無しさん@英語勉強中 (ワッチョイ db5e-xu7M)
17/01/30 19:55:03.70 /LRqQk+50.net
>>93 で紹介した詩のうちの一部をここにコピーしてみる。
Gin a body meet a body
Comin thro' the rye,
Gin a body kiss a body —
Need a body cry.
Oh Jenny 's a' weet, &c.
Gin a body meet a body
Comin thro' the glen;
Gin a body kiss a body —
Need the warld ken!
Oh Jenny 's a' weet, &c.
URLリンク(www.poetryfoundation.org)
このリンク先に全文がある。YouTube にはおそらく、これを歌っている様子を
紹介したビデオがあるに違いない。

95:名無しさん@英語勉強中 (ワッチョイ db5e-xu7M)
17/01/30 20:24:28.26 /LRqQk+50.net
>>86
(17) SAMPSON Gregory, o' my word, we'll not ★carry coals★
(18) GREGORY No, for then we should be ●colliers●.
(19) SAMPSON I mean, an we be in ◆choler◆, we'll draw.
(20) GREGORY Ay, while you live, draw your neck out o' the ★collar★.
(17) から (2) まで、ダジャレ(pun)が飛び交う。(20) では、今までの
coals, colliers, choler に引き続いて、collar という言葉を使っている。
(2) の Ay (= Aye) は、Shakespeare にはよく出てくる。この時代のロンドンでは
よく使われていたのだろう。現代の標準英語では使われなくなったが、方言では
根強く生きている。イングランド北方やスコットランドでは、Yes の代わりに
Ay (= Aye) という言葉を頻繁に使っているようだ。
その反対語である Nay も、Shakespeare や現代の方言において大いに使われ
ている。僕の記憶では、19世紀半ばのイングランド北方にある Yorkshire を
舞台にした Emily Bronte の "Wuthering Heights" でもよく出てきたはずだ。

96:名無しさん@英語勉強中 (ワッチョイ db5e-xu7M)
17/01/31 11:35:54.19 DvpzY7wh0.net
さて、このあとで Capulet 家の Sampson と Gregory とのあいだで下ネタを
含むダジャレの連発で、それに引き続いて Montague 家の下っ端とのあいだで
剣による乱闘が始まる。それをさらに挑発しようという町の市民たち。
そしてその町を支配する prince がやってきて、その騒ぎを鎮めようとして
次のような演説をする。
PRINCE
(1) Rebellious subjects, enemies to peace,
(2) Profaners of this neighbour-stained steel,--
(3) Will they not hear? What, ho! you men, you beasts,
(4) That quench the fire of your pernicious rage
(5) With purple fountains issuing from your veins,
(6) On pain of torture, from those bloody hands
(7) Throw your mistemper'd weapons to the ground,
(8) And hear the sentence of your moved prince.
(9) Three civil brawls, bred of an airy word,
(10) By thee, old Capulet, and Montague,
(11) Have thrice disturb'd the quiet of our streets,
(12) And made Verona's ancient citizens
(13) Cast by their grave beseeming ornaments,
(14) To wield old partisans, in hands as old,
(15) Canker'd with peace, to part your canker'd hate:
(16) If ever you disturb our streets again,
(17) Your lives shall pay the forfeit of the peace.
(18) For this time, all the rest depart away:
(19) You Capulet; shall go along with me:
(20) And, Montague, come you this afternoon,
(21) To know our further pleasure in this case,
(22) To old Free-town, our common judgment-place.
(23) Once more, on pain of death, all men depart.
URLリンク(shakespeare.mit.edu)

97:名無しさん@英語勉強中 (ワッチョイ db5e-xu7M)
17/01/31 14:47:20.16 DvpzY7wh0.net
>>96
(3) Will they not hear? What, ★ho★! you men, you beasts,
この ho という間投詞は、Romeo and Juliet の中では12回も出てくる。これ以外の
Shakespeare の作品中にも大いに使われていると思う。
現代英語ではこの言葉はあまり使われていないようだ。ただし方言や船員たちの
言葉としては使われているのだろうと想像する。現代でたまに出てくると言えば、
必ず船乗りの言葉として出てくるように思う。しかし、400年前の Shakespeare の時代には、このように標準英語として、
ごく普通に使われていたようだ。このように、一つ一つの言葉がいつの時代に
どのような地域のどの階層の人々に使われ、そしてそのあとに時代や地域の
違いによってどのように使い方が変化していったかを見ていくと、実に面白い。

98:名無しさん@英語勉強中 (ワッチョイ db5e-xu7M)
17/01/31 15:06:21.82 DvpzY7wh0.net
>>96
(4) That quench the fire of your ★pernicious★ rage
pernicious
mischievous, malicious, wicked (Alexander Schmidt より)
現代英語では
pernicious = having a harmful effect
(The Pocket Oxford English Dictionary)

99:名無しさん@英語勉強中 (ワッチョイ db5e-xu7M)
17/01/31 15:47:46.14 DvpzY7wh0.net
>>97
(5) With ★purple fountains★ issuing from your veins,
"Purple fountains" とは、おそらくは邪悪な血のことをたとえているのだろう。
それにしても不思議な比喩だと思って検索してみたら、少なくとも現代には
文字通りの purple fountains つまり「紫色の照明を浴びた泉」がある。
画像検索すればそれが見られる。
もしかしたら、Shakespeare の時代にもそういうふうに紫色の照明を浴びた
泉を貴族たちに見せる娯楽があったのかもしれないと僕は想像している。
このあたりのことをしっかり調べようと思ったら、当時の風物習慣を
紹介した本格的な専門書や事典を紐解くといいのだろう。

100:名無しさん@英語勉強中 (ワッチョイ db5e-xu7M)
17/01/31 18:26:47.61 DvpzY7wh0.net
>>96
(15) ★Canker'd★ with peace, to part your canker'd hate:
canker
(1) a worm that preys upon blossoms
(2) to eat, to corrode
(3) to grow corrupt, to become venomous
cankered
infected, polluted, evil
以上、Alexander Schmidt の Lexicon より
なお、この canker, cankered だけを見ると馴染みにくい単語という感じが
僕にはするが、英語には日常語として canker sore (口内炎) という言葉が
あるので、英語圏で暮らした経験の長い人はよくわかるだろう。
さらに、canker はもともとラテン語の cancer から来ている。癌(がん)という
意味もあるし crab という意味もある。cancer の二つ目の c も実はラテン語では
k と発音するので、cancer は canker (カンケル) と昔は発音していたのだ。
だからのちに英語では cancer と canker という二つの単語が生まれた。
なお、フランス語にこのラテン語が入って、cancer, cancre, chancre という
三つの単語が生まれ、それぞれ微妙に違った意味で使われているようだ。
そしてドイツ語では、Kanker という単語がある。

101:名無しさん@英語勉強中 (ワッチョイ 833a-erDy)
17/02/01 09:12:14.85 irteFCuR0.net
ちょっとアクセスできなかったので、午後に追いつきます。

102:名無しさん@英語勉強中 (ワッチョイ db5e-xu7M)
17/02/01 11:07:18.79 gRLTxplB0.net
>>96
(14) To wield old ★partisans★, in hands as old,
ここでいう partisans とは、現代でよく使われるような意味ではなく、
剣の一種だ。
URLリンク(vignette3.wikia.nocookie.net)
上記の図に出てくるような、細長い剣だそうだ。これ以外のいろんな剣の
名称については、
URLリンク(www.shakespeare-navigators.com)
ここに載っているが、こんなもん、僕には覚えられそうもない。しかし、
英語の単語を見たら、その剣の形は連想できないまでも、せめて
「これは剣の一種だ」ということだけはわかるようになりたいけど、
それでも武器の種類を示す名詞が多すぎて、覚えきれるかどうか心配だ。

103:名無しさん@英語勉強中 (ワッチョイW 0b3a-R94c)
17/02/01 11:12:31.54 ZJXYuBSy0.net
剣というか槍な

104:名無しさん@英語勉強中 (ワッチョイ db5e-xu7M)
17/02/01 11:14:34.57 gRLTxplB0.net
>>96
(20) And, Montague, ★come you★ this afternoon,
このような、命令形における "動詞原形 + 主格の you, ye, thou" という形を
ここで確認しておきたい。ここでの you は目的格の you と形が同じだから
ついつい目的格かと思ってしまう。Look ye here! とか Look'ee here! という
方言での表現もあるが、その ye もやはり目的格のはずだ。
否定命令形の Don't you touch me! というときの you もやはりこれと同じ
ようなものなんだろうという気がする。
(初心者はこれを否定疑問文だと思い込んだり、あるいはせっかく Don't you
touch me! と書いてあるのに、その you を省いて Don't touch me! という
ふうに聞いたり読んだりしたのだと思い込んでしまう。)

105:名無しさん@英語勉強中 (ワッチョイ db5e-xu7M)
17/02/01 11:15:15.97 gRLTxplB0.net
>>103
すまん。その通りだな。

106:名無しさん@英語勉強中 (ワッチョイ db5e-xu7M)
17/02/01 11:23:04.59 gRLTxplB0.net
>>104 にて触れた Look'ee here! は Look! とか Listen! というような意味で
使われる方言だが、僕が3年くらい前に読んだ小説にも出てきた。
★Look’ee here★, Pip. I’m your second father. You’re my son,
—more to me nor any son.
(Charles Dickens "Great Expectations")
URLリンク(www.gutenberg.org)
この小説では、Look'ee here! という表現が12回も出てくる。それはおそらく
囚人上がりの男のセリフばかりだと思う。(きちんと確かめたわけではないが、
たぶんそうだろう。)この小説の主人公の父親代わりになっている男で、
この男の方言の特徴から、おそらくはスコットランド出身だと僕は推定している。

107:名無しさん@英語勉強中 (ワッチョイ db5e-xu7M)
17/02/01 12:41:50.53 gRLTxplB0.net
>>96
(21) To know ★our★ further pleasure in this case,
このセリフは prince つまりイタリアの Verona の町を治める支配者によるもの
だから、この our は my という意味だろう。"Royal we" と言われるものだろうと思う。

108:名無しさん@英語勉強中 (ワッチョイ db5e-xu7M)
17/02/01 12:48:05.09 gRLTxplB0.net
>>107
(21) To know our further ★pleasure★ in this case,
往来で乱闘していた本人に向かって「私の pleasure を教えてやるから、
あとで私のところに来い」と言っているのだが、このような pleasure は
現代語とは違った意味で使っているらしい。
pleasure
will, choice, command
(Alexander Schmidt "Shakespeare Lexicon")

109:名無しさん@英語勉強中 (ワッチョイ db5e-xu7M)
17/02/01 12:56:34.24 gRLTxplB0.net
>>96
(22) To old ★Free-town★, our common judgment-place.
Free-town
Villafranca in Italy (Alexander Schmidt "Shakespeare Lexicon")
この Villafranca をネットで検索すると、次のようなことが書いてある。
◆Villafranca di Verona◆
In the Middle Ages, in occasion of the foundation of the Rectors'
Council of Verona, on March 9, 1185, it received the privilege of
●a tax free town●, from which derived the name of ★villa franca★.
URLリンク(en.wikipedia.org)

110:名無しさん@英語勉強中 (ワッチョイ db5e-xu7M)
17/02/01 13:28:13.15 gRLTxplB0.net
>>109
イタリアの Verona は Free-town (Villafranca) であったそうだが、この
free town というのも僕はよく知らない。なんせ日本史も世界史も僕は
ほとんど知らないのだ。(いくら頑張っても、歴史の知識が身につかなかった。)
そこで、即席にネットで調べてみた。
世界大百科事典 第2版の解説
じゆうとし【自由都市 freie Städte[ドイツ]】
ヨーロッパの,主として中近世のドイツに発達した都市のあり方を示す呼称。
ドイツでは,13~14世紀のころ,長年の交渉を通し,時に激しい闘争を経て,
国王,司教,世俗貴族などの都市領主から大幅な自立を獲得する都市が現れた。
これらは,バーゼル,ケルン,シュトラスブルク(ストラスブール),ウォルムス
など司教都市に多い。旧来の帝国都市Reichsstadtが負っていた皇帝にたいする
軍役・貢納義務からも解放されており,したがってその法的地位は帝国都市の
それよりまさっていた。
URLリンク(kotobank.jp)
上記のリンク先には、これ以外にたくさんのことが書いてあるので、
すべて読めば、なんとなく「自由都市」とはどういうものだったかが
ぼんやりとわかる。

111:名無しさん@英語勉強中 (ワッチョイ db5e-xu7M)
17/02/01 14:51:55.45 gRLTxplB0.net
Capulet 家と Montague 家のそれぞれの下っ端が始めた乱闘を Verona の町の
Prince が鎮めて、両者を罰することを宣言した後の場面。
MONTAGUE
(1) Who set this ancient quarrel new abroach?
(2) Speak, nephew, were you by when it began?
BENVOLIO
(3) Here were the servants of your adversary,
(4) And yours, close fighting ere I did approach:
(5) I drew to part them: in the instant came
(6) The fiery Tybalt, with his sword prepared,
(7) Which, as he breathed defiance to my ears,
(8) He swung about his head and cut the winds,
(9) Who nothing hurt withal hiss'd him in scorn:
(10) While we were interchanging thrusts and blows,
(11) Came more and more and fought on part and part,
(12) Till the prince came, who parted either part.
URLリンク(shakespeare.mit.edu)

112:名無しさん@英語勉強中 (ワッチョイ db5e-xu7M)
17/02/01 15:16:15.85 gRLTxplB0.net
>>111
MONTAGUE
(1) Who set this ancient quarrel new ★abroach★?
このセリフは、Montague が言っているということになっている。これは
Montague 家の主人というわけだ。
ancient quarrel とは、「昔から続いている喧嘩」という意味だろう。
to set (something) abroach
= to cause, in a bad sense
to broach (これも同じような意味)
= to set abroach, to set loose, to begin
こういう意味での broach にはなじみがなく、なかなか覚えられないので
語源を見てみる。
broach
Etymology: < broach n.1: compare French brocher , Provençal brocar ,
brochar , Italian broccare , < broche , broca , brocca , noun.
Compare broker n.
この broach という言葉は、女性の装飾品である brooch と語源が同じだそうだ。
(続く)

113:名無しさん@英語勉強中 (ワッチョイ db5e-xu7M)
17/02/01 15:16:38.46 gRLTxplB0.net
>>112 の続き
broach
Etymology: Middle English broche , < French broche (13th cent.
in Littré), Old Northern French broke, broque; corresponding to
Provençal broca , Spanish broca , Italian brocca ‘a carver's
great fork’ (Florio) < Romance or late Latin *brocca spike,
pointed instrument, akin to broccus , brocchus adjective in
brocchi dentes projecting teeth. The same word as ★brooch★ n.,
the senses having been differentiated in spelling.
この broach の名詞としての意味
I. A tapering pointed instrument or thing.
上記の英文の出典はすべて OED Online (Second Edition)。

114:名無しさん@英語勉強中 (アタマイタイーW 398b-1pJL)
17/02/02 03:30:51.41 kSreXRYA00202.net
書き込みをいつも楽しみにしています。

115:名無しさん@英語勉強中 (アタマイタイー 515e-gmgt)
17/02/02 06:50:14.60 vHjwtE8Z00202.net
>>114
ありがとうございます。あなたもこのスレッド上でもいいし、他に自分専用の
スレッドを作っても構わないから、いろいろと書いていってくださいね。

116:名無しさん@英語勉強中 (アタマイタイー 515e-gmgt)
17/02/02 07:30:49.13 vHjwtE8Z00202.net
【古英語(Old English, Anglo-Saxon) のテキストを読み進めて】
あれからも古英語(Old English)を、毎日少しずつ勉強している。そんなことが
以前よりも楽になったのは、Kindle 版の Teach Yourself Old English の
本が出てくれたからだ。
毎日、僕は必ず60分から80分くらい外を歩くのだが、その時にいつも英語での
小説か何かの朗読を聞きながら、あるいは本を読みながら歩く。5か月前に
買った Kindle 専用端末と、1月26日に買った Teach Yourself Old English
の Kindle 版のおかげで、毎日、歩きながら Old English の勉強ができる。
Old English は、僕にとってもさすがに馴染みにくい。やっていると辛気臭い
というか、あくびが出てくる。すぐに眠くなる。だからこそ20年前から
取り組み始めたとはいえ、いつもすぐに挫折していた。何度も取り組み、
そして挫折してきた。
今度こそは、Kindle 版のおかげで少しは前へ進めそうだ。この本は紙版では
手のひらよりも少し大きいサイズくらいで、340ページくらいしかない。
とはいえ、やっぱり Old English だ。読むのがしんどい。紙版を読んでいた
ときは、うんうん唸りながら読んで、少し読んではまたもや挫折していた。
今回は Kindle 版を、歩いているときにしか読んでいない。自宅にいるときは
さすがに仕事をしないといけないとか、あるいは時間のあるときには
Old English なんていう陰気なものじゃなくてもっと楽しそうな本を読みたいとか
なんとか考えてしまって気が散ってしまう。だから自宅では Old English の
勉強(特に単語を覚えるとか動詞や名詞の活用形を覚えるなどという
実にくだらない単純作業)ができない。(続く)

117:名無しさん@英語勉強中 (アタマイタイー 515e-gmgt)
17/02/02 07:31:15.26 vHjwtE8Z00202.net
>>116 からの続き
しかし、歩いているときは、こういう単純作業でも何とかやれる。歩いている
最中は、そういう単純作業しかできないのだ。おかげで、今やっとこの本の
58% ほどを読み進めた。「読んだ」とはいっても、普通の本と違って
読み流せばおしまいではなくて、一つ一つの見慣れない、わかりにくい
文法事項をしっかり覚え、一つ一つの動詞や名詞や形容詞の活用形を
覚えていかないといけないのだが、完璧に覚えた後で次のページに進む
などと言っていては途中で挫折するので、うっすらと覚えたような
気がしたら、さっさと前へ進む。
そういうわけで、やっと58%のところに到達した。曲がりなりにもこんなにまで
古英語の勉強を進めたのは、この20年間で初めてのことだ。できればこの調子で、
この本を最後まで一応は通読したい。そしてそのあと、何度もこの本を読み返したり、
別の Old English の本の紙版と Kindle 版とをすでに買ってあるので、それも
読みたい。

118:名無しさん@英語勉強中 (アタマイタイー 515e-gmgt)
17/02/02 10:14:52.68 vHjwtE8Z00202.net
>>112-113 にて、abroach, broach, brooch という3つの単語の意味や語源に
ついて観察したが、ごたごたと情報を並べただけで乱雑だったので、
整理してみよう。
>>111
MONTAGUE
(1) Who set this ancient quarrel new ★abroach★?
この Montague のセリフに出てくる "to set (something) abroach" での
abroach は「飲み口が開けられて」とか「広まって、始まって」という意味の
形容詞・副詞だそうだ。
a- はもちろん副詞を作るための prefix だ。broach とは、「先の尖った棒」とか
「焼き串」という意味だ。(少なくとも昔はそういう意味だったと書いてある。)
この broach は中世フランス語 (Old French) の broche から来たそうであり、
現代フランス語でもそういう単語がある。そしてこれはラテン語の brocchus とか
broccus という単語から来ている。これは "having prominent teeth" という
意味だったそうだ。だからこそ、女性の brooch つまり「ブローチ」という
言葉が派生する。尖ったピンのついた装飾品だからだ。
ラテン語の broccus からは、>>113 に示したようなロマンス諸語 (Romance
languages) におけるさまざまの似た単語が派生した。
ここで、現代フランス語の broche, brocher という単語の意味を見ておく。
これは日常語なので、僕もフランス語に熱中していた昔はよくこの言葉を見聞きしていた。
broche 女性名詞
焼き串、ブローチ、(機械の)ブローチ(穴をえぐる機械)
(続く)

119:名無しさん@英語勉強中 (アタマイタイー 515e-gmgt)
17/02/02 10:15:43.45 vHjwtE8Z00202.net
>>118 の続き  ★abroach, broach, brooch について
brocher 動詞
仮綴じにする、ブロケード織にする、ドリルなどで穴をえぐる
brochette
小さな焼き串
brochure
小冊子、パンフレット、ブロケード模様、錦織模様、金襴(きんらん)
(これはあくまで現代フランス語)
上記の brochure はフランス語だが、ここから英語の brochure が派生した。
英語の brochure の語源なんて考えたこともなかったが、実はこのフランス語の
brocher つまり "to stitch, to sew (a book)" という意味の動詞から
できた「縫い合わせた小冊子」という意味だったことを今はじめて知った。

120:名無しさん@英語勉強中 (アタマイタイー 515e-gmgt)
17/02/02 10:52:02.85 vHjwtE8Z00202.net
>>111
(2) Speak, ★nephew★, were you by when it began?
ここでの nephew は、現代語における nephew とは意味が違う。甥や姪のことも
意味していたが、cousin のことも意味していたと Alexander Schmidt の
Lexicon には書いてあるし、さらには grandson のことも意味していたのだ
と David Crystal の Shakespeare's Words には書いてある。

121:名無しさん@英語勉強中 (アタマイタイー 515e-gmgt)
17/02/02 12:15:07.27 vHjwtE8Z00202.net
>>111
Benvolio という人物がここで登場する。彼はこの芝居の中で、精神的に一番
バランスが取れていて、善意に満ちた人物のようだ。そして彼のこの名前には、
その性格がはっきりと打ち出されている。
イタリア語を詳しくは知らないけど、Benvolio は ben + volio というわけで、
"good will" とか "good intention" というような意味になっているはずだ。
英語でも benevolence という言葉がある。これは bene + volence だけど、
bene = good, well であり volence = will, intention というわけだ。
Shakespeare の時代にはもちろん少しばかり教育を受けたことのある人なら
イタリア語・フランス語・ラテン語あたりがけっこうできただろうから、
Benvolio という名前を聞いただけですぐに「善意の登場人物なんだな」と
わかったはずだ。ろくにそれらの言語を知らない僕でさえわかるのだから。

122:名無しさん@英語勉強中 (アタマイタイー 515e-gmgt)
17/02/02 12:28:18.05 vHjwtE8Z00202.net
>>111
Benvolio という名前に似たフランス語としては、英語の benevolence に似ているが
bienveillance (bienveillant) という言葉がある。「(人に対する)好意、親切」
という意味だ。

123:名無しさん@英語勉強中 (アタマイタイー 515e-gmgt)
17/02/02 12:34:18.42 vHjwtE8Z00202.net
>>111
Benvolio という名前に似たフランス語としては、英語の benevolence に似ているが
bienveillance (bienveillant) という言葉がある。「(人に対する)好意、親切」
という意味だ。

124:名無しさん@英語勉強中 (123456 515e-gmgt)
17/02/02 12:34:56.03 vHjwtE8Z0123456.net
>>111
Benvolio という名前に似たフランス語としては、英語の benevolence に似ているが
bienveillance (bienveillant) という言葉がある。「(人に対する)好意、親切」
という意味だ。

125:名無しさん@英語勉強中 (アタマイタイー 515e-gmgt)
17/02/02 12:39:27.28 vHjwtE8Z00202.net
>>121-122
benevolence という英単語を OED Online で引き、その語源欄を見て
そのラテン語や中世フランス語の形を確認しておく。せめてラテン語は
たくさん覚えて、いずれはきちんと読めるようにならないといけない。
benevolence
< Old French ●benivolence●,
< Latin ★benevolentia★ well-wishing, < benevolent-em :
see benevolent adj.
This Old French form was a learned or semi-popular adaptation of
the Latin word; its genuine French descendant being bienvoillance,
later -veuillance (whence Caxton's bienveullance),
now corruptly bienveillance.
In English benivolence was further latinized as benevolence
at an early period (if this was not directly < Latin.
(OED Online, OED Second Edition)

126:名無しさん@英語勉強中 (アタマイタイー 515e-gmgt)
17/02/02 13:03:33.65 vHjwtE8Z00202.net
>>111
Benvolio という名前は、イタリア語の ti voglio bene (= "I am well
disposed towards you" or even "I llove you") という表現から来ているのだ
と Arden Shakespeare "Romeo and Juliet" (Third Series) p.120 には
書いてある。
この本にはさらに、Malvolio という名前も Shakespeare は
Twelfth Night の中で使っていると書いている。Malvolio の mal は
もちろん、bad, ill というような意味での副詞や形容詞だ。英語では
malign, malediction, malfunction などという単語にこの mal- が
含まれている。

127:名無しさん@英語勉強中 (アタマイタイー 515e-gmgt)
17/02/02 14:33:55.29 vHjwtE8Z00202.net
【Romeo and Juliet の続き】
LADY MONTAGUE
(1) O, where is Romeo? saw you him to-day?
(2) Right glad I am he was not at this fray.
BENVOLIO
(3) Madam, an hour before the worshipp'd sun
(4) Peer'd forth the golden window of the east,
(5) A troubled mind drave me to walk abroad;
(6) Where, underneath the grove of sycamore
(7) That westward rooteth from the city's side,
(8) So early walking did I see your son:
(9) Towards him I made, but he was ware of me
(10) And stole into the covert of the wood:
(11) I, measuring his affections by my own,
(12) That most are busied when they're most alone,
(13) Pursued my humour not pursuing his,
(14) And gladly shunn'd who gladly fled from me.
URLリンク(shakespeare.mit.edu)

128:名無しさん@英語勉強中 (アタマイタイー 515e-gmgt)
17/02/02 15:09:45.99 vHjwtE8Z00202.net
>>127
(2) Right glad I am he was not at this ★fray★.
fray の意味は、前後関係から意味は推測できるが、fray だけを取り上げられたら
その意味が僕にはまだ認識できない。
fray
(1) a fight, a battle
(2) a violent riot attended with swords or words or at fisticuffs
(3) a single combat
fray
(1) to fright
fray という単語の、上記の動詞としての意味を見て、ピンときた。これは
フランス語の effrayer (= to frighten) や effroyable (= frightening,
horrible) と語源が同じなのだ。英語では、affray, affright という
単語がある。(古い単語かもしれない。)

129:名無しさん@英語勉強中 (アタマイタイー 515e-gmgt)
17/02/02 15:21:16.22 vHjwtE8Z00202.net
MONTAGUE
(1) Many a morning hath he there been seen,
(2) With tears augmenting the fresh morning dew.
(3) Adding to clouds more clouds with his deep sighs;
(4) But all so soon as the all-cheering sun
(5) Should in the furthest east begin to draw
(6) The shady curtains from Aurora's bed,
(7) Away from the light steals home my heavy son,
(8) And private in his chamber pens himself,
(9) Shuts up his windows, locks far daylight out
(10) And makes himself an artificial night:
(11) Black and portentous must this humour prove,
(12) Unless good counsel may the cause remove.
URLリンク(shakespeare.mit.edu)

130:名無しさん@英語勉強中 (アタマイタイー 515e-gmgt)
17/02/02 18:58:55.60 vHjwtE8Z00202.net
>>129
(8) And private in his chamber ★pens★ himself,
pen = to confine, to shut up (Alexander Schmidt の Shakespeare Lexicon)
この pen という言葉の意味は、現代も昔も、あまり変わっていないようだ。

131:名無しさん@英語勉強中 (アタマイタイー 515e-gmgt)
17/02/02 20:31:33.27 vHjwtE8Z00202.net
>>129
(11) Black and ★portentous★ must this humour prove,
この portentous という言葉の意味も、400年前と現代ではあまり意味が
変わっていないようだ。
portentous = ominous
portent = omen of ill
portend = to signify, to foreshow (as a bad omen)
(Source: Alexander Schmidt "Shakespeare Lexicon")

132:名無しさん@英語勉強中 (アタマイタイー 515e-gmgt)
17/02/02 20:36:51.48 vHjwtE8Z00202.net
>>131
portend (= to signify, to foreshow as a bad omen) という単語の
語源については、研究社「英語語源辞典」には次のように書いてある。
Middle English --- portende(n)
Latin --- portendere (to foretell)
<--- por- (pro-, forth) + tendere (to streth, to tend)
上記の portendere は、protendere (= to stretch forth) に対応する
古い単語で、占い用語。
(以上は、研究社「語源大辞典」に書いてあることを抜粋したり、
わかりやすく書き直したりした。)

133:名無しさん@英語勉強中 (アタマイタイー 515e-gmgt)
17/02/02 20:59:13.58 vHjwtE8Z00202.net
>>129 にて Montague 家の主人が息子 Romeo が哀しみに打ち沈んでいる様子
なので心配している。それを受けて、Benvolio が話しかける。
BENVOLIO
(1) My noble uncle, do you know the cause?
MONTAGUE
(2) I neither know it nor can learn of him.
BENVOLIO
(3) Have you importuned him by any means?
MONTAGUE
(4) Both by myself and many other friends:
(5) But he, his own affections' counsellor,
(6) Is to himself--I will not say how true--
(7) But to himself so secret and so close,
(8) So far from sounding and discovery,
(9) As is the bud bit with an envious worm,
(10) Ere he can spread his sweet leaves to the air,
(11) Or dedicate his beauty to the sun.
(12) Could we but learn from whence his sorrows grow.
(13) We would as willingly give cure as know.
URLリンク(shakespeare.mit.edu)

134:名無しさん@英語勉強中 (アタマイタイー 515e-gmgt)
17/02/02 21:05:51.60 vHjwtE8Z00202.net
>>133
BENVOLIO
(3) Have you ★importuned★ him by any means?
importune
(1) to molest, to trouble
(2) to press, to urge with eager solicitation
(Alexander Schmidt "Shakespeare's Lexicon)
この単語の意味も、400年前と現代とではあまり変わっていないようだ。
importune
to bother someone with persistent requests
(The Pocket Oxford English Dictionary, 11th)

135:名無しさん@英語勉強中 (ワッチョイ 515e-gmgt)
17/02/03 14:35:04.01 zDyBOYSp0.net
>>133  MONTAGUE
(5) But he (= Romeo), his own affections' counsellor,
(6) Is to himself--I will not say how true--
(7) But to himself so secret and so close,
(8) So far from ★sounding★ and discovery,
ここで Montague 家の主人が一人息子 Romeo のことを心配して、「息子は
誰とも話をせず、何を考えているのかわからない。何を悩んでいるのかと
尋ねてもまったく答えない」というようなことを言っている。
ここで (8) にて (Romeo is) so far from ★sounding★ and discovery.
と言っている。何を悩んでいるのかと探りを入れても、まったく秘密を
明かそうとしないという意味だ。ここの sounding は、「測深のための probe
を使って深さを測ること」という意味だ。この sound はドイツ語の Sonde
(ゾンデ)という言葉と語源が同じだ。この sounding (測深) は、
海面から音を出してその音を海底にぶち当てて、それが戻ってくる時間を
測ることによって海の深さを知るから sound (音) という言葉から来る
言葉を使っているのだと僕は今まで思い込んでいた。
今さっき調べなおしてみて、それが間違いであることを知った。この sounding
(測深) という言葉は、語源的には「音」とはまるで関係がない。あくまで 
フランス語の sonde (= probe) などの単語から来ていて、探りを入れるための
probe という意味でしかなかったのだ。そしてこの言葉は、フランス語などの
ロマンス諸語にもあるが、もともとは古英語や古アイスランド語 (Old Icelandic)
の言葉だったのだろうと思われると OED には書いてある。さすが海に生きていた
民族の言葉だけあって、海に関する言葉は北欧のゲルマン語由来のものが多い。
sound (lead つまり鉛を使った測深) の語源
< sound v.2, or < French sonde (Spanish sonda , Portuguese sonda ) in the same senses,
apparently < ★Old English or Old Norse sund sound★ n.1
Compare Old English sund-gyrd, -líne, -ráp, sounding-pole, -line, -rope.
(OED Online, OED Second Edition)

136:名無しさん@英語勉強中 (ワッチョイ 515e-gmgt)
17/02/03 18:20:00.18 zDyBOYSp0.net
【John Donne "No Man Is an Island"】
John Donne は400年ほど前に生きた人だが、びっくりするほど現代的な感覚で
詩を書き残している。英語そのものは古いけど、現代人が書いているみたいに見える。
次の詩は "For Whom the Bell Tolls" という Ernest Hemingway の小説の
タイトルの出所になった詩だ。
僕の理解するところでは、この詩はすべての人間が深いところでつながっている
と言っている。Karl Jung の考え方や Upanishad 哲学の梵我一如などを
連想させる。
For whom the bell tolls a poem
(No man is an island) by John Donne
No man is an island,
Entire of itself.
Each is a piece of the continent,
A part of the main.
If a clod be washed away by the sea,
Europe is the less.
As well as if a promontory were.
As well as if a manor of thine own
Or of thine friend's were.
Each man's death diminishes me,
For I am involved in mankind.
Therefore, send not to know
★For whom the bell tolls★,
It tolls for thee.
URLリンク(www.famousliteraryworks.com)

137:名無しさん@英語勉強中 (ワッチョイ 515e-gmgt)
17/02/03 18:27:43.93 zDyBOYSp0.net
>>133 の次に、いよいよ Romeo が登場する。心配する友人の Benvolio に、
片思いに苦しむ Romeo が悩みを打ち明ける。
(1) BENVOLIO  See, where he comes: so please you, step aside;
(2) I'll know his grievance, or be much denied.
(3) MONTAGUE  I would thou wert so happy by thy stay,
(4) To hear true shrift. Come, madam, let's away.
(5) Exeunt MONTAGUE and LADY MONTAGUE
(6) BENVOLIO  Good-morrow, cousin.
(7) ROMEO  Is the day so young?
(8) BENVOLIO  But new struck nine.
(9) ROMEO  Ay me! sad hours seem long.
(10) Was that my father that went hence so fast?
(11) BENVOLIO  It was. What sadness lengthens Romeo's hours?
(12) ROMEO  Not having that, which, having, makes them short.
(13) BENVOLIO  In love?
(14) ROMEO  Out--
(15) BENVOLIO  Of love?
(16) ROMEO  Out of her favour, where I am in love.
(17) BENVOLIO  Alas, that love, so gentle in his view,
(18) Should be so tyrannous and rough in proof!
URLリンク(shakespeare.mit.edu)

138:名無しさん@英語勉強中 (ワッチョイ 515e-gmgt)
17/02/03 20:48:08.62 zDyBOYSp0.net
>>137
このような文章を読んでいると、一応はだいたいの意味はわかるが、一つ一つの
文法事項が細かくわかっていない。まだまだ400年前の Early Modern English
がわかっていないのだ。一応は Abbott という人が書いた有名な Shakespeare
時代の英語の文法を詳しく解説した本など、この時代の文法の解説書は2冊か
3冊くらい持っていて、あちこちを参照することもよくある。しかしもっと
本格的に、重箱の隅をつつくような勉強を長いあいだやらないと、きちんと理解
できるようにはならないようだ。
さしあたって、細かい部分で解説できない部分は、飛ばしておく。何年も何十年も
先には、すべて理解できていることを望む。

139:名無しさん@英語勉強中 (ワッチョイ 515e-gmgt)
17/02/03 20:58:43.97 zDyBOYSp0.net
>>137
(3) MONTAGUE  I would thou wert so happy by thy stay,
(i) "thou wert" は、現代語で言えば "you were" という意味だ。この
"thou wert" という形をきちんと暗記しておきたい。
(ii) "I would" は、現代語では "I wish" に相当する。Alexander Schmidt
の Shakespearean Lexicon には、次のような例文を載せている。
*** 以下は引用 ***
"I would" optatively, followed by a subjunctive:
I would I knew his mind.
I would to heave I had your potency.
I would to God my heart were flint.
*** 引用おわり *****

140:名無しさん@英語勉強中 (ワッチョイ 515e-gmgt)
17/02/03 20:59:59.48 zDyBOYSp0.net
>>139 訂正
I would to ★heaven★ I had your potency.

141:名無しさん@英語勉強中 (ワッチョイ 515e-gmgt)
17/02/03 21:19:12.23 zDyBOYSp0.net
>>137
(4) To hear true shrift. Come, madam, let's away.
Shakespeare の時代には、Let's のあとに助動詞だけをつけてもよかった。
現代ではもちろん、Let's get (OR go) away. というふうに動詞をつけないと
いけない。確かドイツ語では、現代でもこの古い時代の英語と同じように、
動詞を省略できるはずだ。(ドイツ語文法をあまり覚えていない。)
true shrift については、Arden Shakespeare (3rd Edition) には
"true revelation (of what is troubling him so)" という注釈を
つけている。つまり、"to hear true shrift" は、「ロミオから
本当のことを聞き出すこと」という意味だ。
shrift
confession made to a priest, and the absolution consequent upon it
(Alexander Schmidt "Shakespearean Lexicon")
なお、僕は Alexander Schmidt のこの辞書の紙版を使っているが、
ネット上に無料のデジタル版がある。たくさんの hypertext が盛り込んであって、
とても便利みたいだ。もっと Shakespeare に詳しくなったら、僕はデジタル版
も駆使したいと思う。でも最初はなるべく紙版を使いたいと思う。


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