15/12/09 23:48:39.07 kyCUA0pV.net
1969年の創設時はドルだけだったが 1974年には16通貨がバスケットに加えられ、当時は占有率
1%以上の通貨なら何でも良かったようです。
1981年に輸出量が上位5位内の通貨に見直されドル、ポンド、マルク、フラン、円の5通貨になった。
1999年からマルクとフランが統合されてユーロになったが、上位5位の筈だったのに4通貨に減っ
てしまった。
西暦2000年頃の順位では世界の貿易輸出額5位はカナダ、6位中国、7位イタリアだったが5カ国く
らいが僅差で争っていました。
2000年代に入ると中国の輸出金額が急激に増えて、現在は世界一位になっています。中国のGD
Pは中国が勝手に発表しているだけだが、貿易額は相手国も発表するので真実だと考えられます。
つまりユーロが発効した時点で基準の5カ国に1通貨足りなかったのであり、いずれ1通貨増やす
のは決まっていたと言えます。足りなくなる原因を作った欧州はリーマンショック以降、急激に
中国との取り引きを増やして損失を穴埋めした。
英仏独はいずれも中国からの投資や中国貿易への依存度が高まり、人民元の必要性が増した。
もしドイツが通貨危機に陥った場合、IMFから支援を受けてもその中に人民元が入っていない
ので、支払いに困る可能性が出てきます。
SDRに人民元を加えれば、人民元に交換して元建て債務を支払うことが出来るでしょう。
こうした理由で欧州は人民元のSDR入りを強く要求し、アメリカと日本が難色を示していました。
SDRの通貨バスケットは最終的にIMF理事会が決めますが、理事は米国、イギリス、フランス、
ドイツ、日本が多くを占めています。
IMFの主要5カ国のうち最初から3カ国を欧州が占めているので、多数決を取れば欧州の言い分が
通るでしょう。..