07/03/15 18:56:13 ViV4GWsI.net
最後に一つ
斑入りの君子蘭と青葉の君子蘭を用いて、
母親と父親を入れ替えた正逆交配を行った場合、
母親に斑入りの株を用いた場合の方が斑入りの子が出る確率が高いです。
というか母親に青葉を使った場合、
ほとんどの交配で斑入り出現率は非常に低いです。
これは斑入りの遺伝子が葉緑体上に載っているからだと考えられます。
子の葉緑体は主に母親のものから由来するため、
花粉親の斑入り遺伝子は遺伝しにくいわけです。
このような遺伝形式を母系遺伝といい、
非メンデル遺伝(メンデルの分離の法則に従わない遺伝)の代表的例です。
斑入りの遺伝をメンデル遺伝と主張して恥をかきませんよう。
ちなみに斑入りでもオモトの根岸斑は核内に遺伝子があるので、
メンデルの分離の法則に従います。
真っ青な松谷千代田のセルフから千代田の松が出たのはこの為ですね。
このように斑入りが必ず母系遺伝するわけでもないので、
>>167さんがメンデル遺伝する君子蘭の斑入りをお持ちであれば、非常に貴重な個体です。
大事にされることをお勧めします。