07/03/11 11:12:47 RCvgkB5C.net
>実生青軸から赤花と黄花が半々に出ると思ってる?
青軸は黄花、ピーチ遺伝子の多面発現の結果だから全部黄花かピーチになるな。
話を整理すると、
黄花×赤花のF1の表現型は赤花(赤軸)
このF1に黄花を戻し交配すると、
F2の表現型は黄花(青軸):赤花(赤軸)=1:1に分離する。
黄花の出現率は50%。
F1同士の交配では、
F2の表現型は黄花(青軸):赤花(赤軸)=1:3に分離する。
黄花の出現率は25%。
メンデルの分離の法則に当てはめて計算するとこうなる。
まあ理論上の値なんだけど。実際の黄花の分離比は理論値より低いと思う。
理由は黄花の遺伝子が致死遺伝子と連鎖しているとかいろいろ考えられるが実際のところ不明。
葉芸のほうは斑入りは基本的に母系遺伝だから出現率を計算することは出来ないし、
達磨のほうは葉幅とかの遺伝は量的遺伝なんで関わっている遺伝子が多すぎて分析は困難。
これだけはいえるのは広葉とか折り下げの遺伝子は狭葉や立葉の遺伝子に対してほとんどが劣性っぽいんで、
葉幅が狭く立ち葉の黄花に本達磨の赤花を交配しても本達磨のF1は出ないと思う。
本達磨の黄花を得るには中国のカナリーみたいに新規変異を待つか、交配で作るなら地道に達磨を戻し交配するしかないんじゃないかな。
うちに(斑入り達磨赤花×黄花)に達磨を戻した株(黄花遺伝子へテロ)があるので、今年さらに達磨を戻す予定。