14/02/06 09:26:44.59 CEg+x8QP.net
>>293
マルクスもケインズもマクロな見方をしたので
ミクロな理論については四捨五入された可能性がある。
流通が価値を生み出すはずがないなどとは言っていないはず。
ケインズは「労働価値説」だとははっきりは書いていない。
でも、そう読めるニュアンスのことをかの『一般理論』に書いている。
その一節を読んだときには正直驚いた。
需要を強調する人が労働価値説的発想に共感するなんてのはどういう意味なんだと。
少しひねった意味だろうと思ったし、そういうニュアンスがあるんだろうとは思う。
マルクスはマルクスでやはり労働価値説を無批判に採用しているわけじゃない。
マルクスの場合は労働価値説=資本家的生産様式というふうに限界付けられていて、
労働価値説を資本主義は超克していくんだという見方をしているところに古典派との違いがある。
最終的には労働価値説は資本家的生産様式の発展にともなって克服されていって、
その結果が共産社会だみたいな発想になっている。