13/07/18 NY:AN:NY.AN gsr/D5b6.net
>>13
まず比較優位は、ある財をほかの国よりも相対的に低い機会費用で生産できること(西村和雄ミクロ経済学入門)
を意味するので、そこに外貨を溜める、溜めないなど関係ありません。
また自然と比較優位のある産業に特化するような産業構造になるか否かについて、
外貨を貯める溜めないが重要という主張は自明ではなく、
詳しい説明が必要です。
なお外貨を貯めないルールがない現実世界の実証研究について例を挙げれば、
各国が比較優位がある財を輸出している財を輸出する傾向があることをBalassaのREStatの実証研究をはじめ多くの研究が追認しており、
国際経済学の教科書でも紹介されているので参考にしていただきたいです。