11/05/22 11:56:48.63 bpIuUNjh.net
>>252
戦後直後の社会不安は物質不足が原因でしょう。
現在のそれは物質は有り余っているのに、それを購入する金がないことです。
なぜなら、1)生産効率が上がり、少ない人数で生産が可能なので雇用が減り、
失業者が増えていること。2)生産過剰で物価を下げざるをえなくなり、コストダウン
をしなければならなくなり、給料が下がっていること。3)新興国の台頭で、やはり
コストダウンが必要になっていること。
警察など強い権力の行使が困難になっている背景としては、国民がそのような
手法が本質的解決ではないと薄々感じていて、非協力的になっているからです。
戦中ならば強い統制力で軍事力を高めること、戦後は統制力で生産力を上げる
ことが幸福であると思われていました。しかし、現在は統制力の増加は、労働者の
負担を増し、自由を奪うだけで、何の見返りもなく、むしろ社会を悪くする方向にある
と感じているのです。それで権力に批判的な傾向が増えているのでしょう。
資源の枯渇に関しては、量が不足するに従い、価格が上昇し、入手困難になるので、
急激にゼロになるわけではないですね。また代替資源への移行もあり得ます。
その結果、コストは上昇し、いずれにせよ現在の高エネルギー消費型社会は
維持不可能になります。