資本論at ECONOMICS
資本論 - 暇つぶし2ch118:道草与作 ◆TalkgdQOlk
11/03/19 13:34:29.30 QYpzlKM5.net
まずマルクス経済学が神格化されるゆえんはマルクス経済学が未だ資本主義
を説明し、批判理論として有効だと言う点である。これを徹底粉砕したい。
資本とはいわゆるフローの財がストックとして私的に蓄積されその一部がフロー
として経済活動により増加してまたストックとして蓄積されるとしたことである。ここまでは正しいが
資本がフローとして経済活動をする上でその根本運動は搾取、しかも産業資本(メーカー)
の搾取としてしまった点である。ここが重要なポイントだが①商品流通の平等、平準化の仮定
である。大谷ではページ126。相田だと96ページ。資本論だと一巻、第四章貨幣の資本への転化の
第二節一般的定式の諸矛盾の部分である。
ここでマルクスは最も許されないことを犯す。
詰まり商品流通では剰余価値(利潤のマル経用語、最もマル経では利潤はまた違った使い方をするのだが
それは後述)を生じないとバカなことを言い出すのだ。資本を解明するなら最も力を入れて研究せねばならないところを
商品流通は見せかけで矛盾だとし、その矛盾を解明するのが産業資本の搾取で資本の秘密を解明したと言うのだ。
まず彼の言う商品流通で剰余価値が生じないことはこう説明される。
たとえば現代風にアレンジするが我々労働者もビルゲイツも商品流通では剰余価値を作れない。
なぜなら我々は商品流通では常に売る側であると共に買う側であり、剰余価値の偏在は起こりえないと言うのである。
ところが現実ではビルゲイツに我々は何を売っているだろうか? 彼からパソコンのOSを買い、彼に売る物は何もない
我々派ビルゲイツの会社の社員ではないから。要するにビルゲイツは流通手段を我々より巨大に持っている。優れた製品
経営手腕、独占的流通網。詰まり現実は商品流通で剰余価値は出まくりで、そこで剰余価値は出なく、でも資本の偏在をするのが
産業資本のピンハネである搾取だという議論はナンセンスで、むしろ資本の解明に害をなす弊害なのだ。
私は搾取(これも学問的には問題があるのだが後述)も資本蓄積の一部であり労働者にとっては死活問題であると認める。
だがそれは資本蓄積の一部であって資本蓄積の基本になる物ではない。ここを決定的に間違えている点で、
資本論は資本論ではなく「資本誤解論」と名付けた方がいいだろう。しかしマルクス資本論の誤りを見破れない物が労働者の味方として主流派
をなし、何もできない無能であることが現代の労働者の不幸なのだ。


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