02/08/27 13:29 61bAJSxz.net
ハウスって一体何だろうと考えた時、ヒップホップやレゲエ、テクノなんかが、ファッション、グラフィティアート、ゲットー
、宗教、ドラック、レイブなどの様々なキーワードに直結するのに対して、ハウスに直結するキーワードを探すと、それが非常に難しい。
敢てあげるなら、ゲイカルチャー。ただ、日本においては、そんなのはあまり認識されてないから、ハウスっていうといまいち、一般レベルで認識されない。
それじゃ、ハウスミュージックを音楽として捉えた場合。ハウスミュージックの特化した部分は何なのかと言うと、
これがまた難しい。方法論として、サンプリングやスタジオワークのリミックスは、今や、ハウスに限らず、
世界中のポップミュージックがやっている。モーニング娘なんてD-TRAINがサンプリングされてるし。
チープなリズムマシーンに様々な音を乗せる方法論は、創世期に様々な音を乗せる実験が繰り返され、そのほとんどが試されてしまった。
そんな訳で、今や、その試された実験の延長線上に、名前をつけた、○○ハウスってのに細分化してるだけで、ハウスミュージック
としての特化した部分は益々希薄だ。
NYのコンポーザーやリミキサーも昔から、ハウスって言葉はあまり使いたがらない人多いしね。
そんな訳で、悲しいかな、ハウスってもうすでに終わってるんじゃないかと思う時がある。
ガラージについて考えてみると、昨今のガラージハウスとは、ソウルフルな歌もののハウスをさす場合が多い。しかし、ガラージが、ラリーの選曲をなぞったものであるとすれば、
salsoulなどに記録されている通り、歌ものもその一翼をになっているものの、不足しているのは、
ロックや、ニューウェイブ、白人のゲイを喜ばせた選曲。そして、いわゆるハウスとクラシックにしか答えられないフロアというかリスナー。
なんだか、最近特に面白くないし、そろそろ、ハウスは壊れてった方がいいんじゃないかなぁ。
もう、新しい事は始まっているかもしれないし。そんな音をいち早く見つけるのが本当のDJなんじゃない。
しかし、ハウス人生ってねぇ。脳天気で羨ましいよ。