12/06/16 16:13:58.13 .net
>>129
>クランコの狙いはそこにあったのかなあとも思います。
2幕で「王子は呪いを解く道具」なオデットが、3幕を経て4幕で真実の愛が
芽生えるなら整合性は取れてるけれど、真実の愛が芽生えたのに
王子亡き後「真実の愛を捧げる別の王子」を待つオデットという背景を
入れてしまうと矛盾を感じますね。
エレジーで見せたオデットによる「真実の愛」はフェイクで、その場に王子を
とどめさせ溺死させる事が目的で、実は王子が亡き者にならなければ
次ぎの真実の愛を誓う事が出来ない・・・、なんて深読みもしたけれど。
というか、ロットバルトも一体何がしたかったのか?
表現は最終的にダンサーの解釈に掛かっているから、
本来のクランコの意図は違うものなのかもしれない。
とは言うものの、クランコ本家で意図が間違ってるって問題だから、
やはり意図を明確に出来なかった演出ミスと思ってしまう。
オデットの人物像はもっと違う解釈があるのかもしれないけれど、
少なくとも6日は伝わらなかったかな。
>伝統の上に胡坐をかくのか、伝統を大切に守るのか。
古典の伝統を守りつつ同時に新しい事を打ち出すの事はとても難しいが
挑戦しがいがある、みたいな事を誰かが言っていたような。