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イラクにも西洋音楽を演奏するオーケストラはある
イラク、不屈のタクト 演奏続ける国立交響楽団
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過激派組織「イスラム国」が勢力を広げ、混乱が続くイラクで、国立交響楽団が「音楽による連帯」をめざして
活動を続けている。テロの脅威を乗り越え、1月に開いた定期演奏会には、1千人を超える聴衆が集まった。
1月9日、バグダッドの国立劇場。登壇した指揮者のカリム・ワスフィさん(42)がイラク国旗を掲げた。
通路まで埋まった超満員の観客は、会場が震えるほどの拍手で迎えた。
マーラーの交響曲第一番「巨人」。技術的に高度な曲だ。10~70代の団員は、みな運転手や教師など別の
仕事を掛け持ちする。練習時間は十分ではない。ハープやバスクラリネットなど足りない楽器もある。
「それでも、挑戦して乗り越える必要があった」とワスフィさんはいう。
イスラム教スンニ派やシーア派、キリスト教、クルド人。様々な背景を持つ団員の奏でる音色が、ひとつの指
揮棒の下で共鳴した。
1940年代に設立された楽団は、苦難の道を歩んできた。当初は欧州出身者が過半数を占めたが、イランと
の戦争が続いた80年代に国を離れた。91年の湾岸戦争とその後の経済制裁、2003年に始まったイラク戦
争。そのたびに、多くの団員が国を離れた。
09年12月には「イスラム国」の前身組織が起こした首都での同時多発テロで、楽団の拠点だった国立芸術
院が被害を受けた。
これに立ち向かったのがワスフィさんだ。テロ事件の2日後、窓が割れ、がれきが散乱したままの芸術院で演
奏会を企画した。ほとんど聴衆のいないホールで十数人の団員とともに演奏会を決行した。暴力に対する自分な
りの抗議だった。