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台湾問題(2)
次に中共と国民党の問題について解説する。
国民党が内戦に敗れ台湾島に逃れたことが、現在の台湾
問題の発端となっている。
現在、中華人民共和国は”一つの中国”(、中国大陸、マカ
オ、香港、台湾は不可分の中華民族の国家「中国」でな
ければならないとするイデオロギーおよびそれに基づく政
策的立場)を主張している。
一方で、国民政府は台湾移転後も、自分たちが「中国を
代表する正当な国家」としての立場を継承する立場にある
ことを主張した。国民政府が台湾地域のみを統治すること
を内戦中の一時的な措置とした上で、台湾を含めた全中
国の領有権を主張してきた。また、自由地区(台湾)のみ
による選挙の実施は全中国の代表性を損なうと主張し、
民主化運動を弾圧した。
しかし、1990年に李登輝が中華民国総統に就任すると、
91年5月に戒厳令を解除し、さらに中華民国憲法を改
正、これを機に民主化が進んでいくことになる。96年に
は、史上初めての正副総統の直接民選選挙が行われ
民主化が完成したといえるのではないだろうか。
現在どちらも自分たちが正当な”一つの中国”の政府で
あると主張しているが、台湾側が歩み寄りを見せている
ところもある。