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日本と台湾を結ぶシャープの海外研究開発センターを土城に設置し、ロバート氏が就任した。
2023/04/07 08:00
シャープのロバート社長兼CEOが就任して1年を迎え、今年に入ってから台湾のシャープ土城本社に海外研究開発センターを設置するという大きな決断をした。
日本と台湾の製品開発の差を縮めるとともに、台湾の消費者に適した大型白物家電の開発を目指す。
日本のシャープブランドは今年111周年を迎え、日本市場の成熟化に伴い、近年は海外市場が拡大の中心となっている。
これまでシャープは海外に研究開発センターを設置していなかったが、今回、ロバート氏の主導で、今年の旧正月明けに土城にシャープの海外白物家電研究開発センターが設置された。
シャープの水蒸気オーブンや空気清浄機は台湾でトップ3に入るが、洗濯機や冷蔵庫、エアコンなどの大型白物家電は、他の日本ブランドに遅れをとっている。
シャープ台湾総代表の張凱智氏は、シャープの研究開発センターは日本にあり、台湾に導入する際にはタイムラグがあるだけでなく、台湾の消費者の嗜好に合っていないと述べた。
今後は、日本のシャープから人員を派遣してこのR&Dセンターを支援し、台湾での研究開発能力を高め、台湾の文化に合った大型白物家電を発売していく予定だ。
ロバート氏は台湾市場を重視し、マーケティング予算を増やし、今年の台湾での売上高25％増を約束した。