07/03/03 21:07:28 .net
(>>452の続き)
ちなみにトランジスタタイプの放送装置(HP1H2出力増幅器など)の場合、
受話器の「放」スイッチが真空管タイプの放送装置でいうところの
電源スイッチと放送スイッチを一体化したような感じですね。
押している間、電源も入って放送も入ります。
トランジスタタイプの放送装置(HP1H2出力増幅器など)自体の放送電源スイッチは
正面の電源表示灯の横にあるスイッチです。
なお、HP1H2出力増幅器の10ピンコネクタの9番が411線電源制御線となります。
よって9番の線にもDC100Vを加圧する必要があります。
最後に、JRの例えば113系や115系や415系など、HP1H2出力増幅器を使っている車両の中間車に乗ると、
車端部にその出力増幅器がついていますが、中間車にもマイクを挿す5ピンコネクタ受けがあります。
なぜ中間車用にコネクタ受け無しバージョンでなく、あえてコネクタ受けつきなのかといいますと、
出力増幅器には定電圧回路が入っており、電源電圧が60Vに低下しても使用できます。
(↑実車の場合です。)
また、乗務員室の制御増幅器(受話器)は着脱が可能です。
つまり、乗務員が制御増幅器(受話器)を持ち歩けば、緊急時など必要に応じて中間車からも放送できます。
このことに備えて、中間車にもコネクタ受けがついた出力増幅器がついているのです。