15/12/30 19:41:53.85 r7e9bjIK.net
ロンドン不滅の名盤シリーズ MZ5020解説・(宇野功芳)
ブラームス 交響曲第3番 ウェーバー 歌劇<オベロン>序曲
カール・ベーム指揮 ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
カール・ベームとこのレコードの演奏について
かつてN響の常任をしていた指揮者にウィルヘルム・シュヒターという人がいた。
カラヤンがトレーナーとしての実力を認めてベルリン・フィルの演奏旅行に同行させただけあって、オーケストラを訓練する手腕には並々ならぬものがあった。
彼を常任に迎えたN響がみるみる腕を上げたのは当然であったが、その後、楽員との折り合いが日増しに悪くなり、最後はけんか別れのようなことになってしまった。
それというのもシュヒターに芸術的な高い表現力がなかったのもひとつの原因だが、楽員のしぼり方があまりにも人格を無視したものだったからである。
本番でとちった楽員をすぐに呼び出してどなりつけたり、ベートーヴェンの「第九」だったか「ミサ・ソレムニス」だったか忘れたが、
合唱団員の行き来するところでひとりのヴァイオリニス