24/11/28 12:14:31.43 ml+7grTG.net
2024年12月6日公開
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2:名無シネマ@上映中
24/11/28 12:15:46.39 .net
「トリコロール」3部作で知られるポーランドの名匠クシシュトフ・キエシロフスキーが手がけたテレビシリーズ。旧約聖書の十戒をモチーフにした、ワルシャワ郊外の同じアパートに住む人々を描いた10のエピソードからなる。1989年ベネチア国際映画祭で上映された後に各国で劇場公開され、カンヌ国際映画祭審査員特別賞ほか多数の賞を受賞した。
第1話「ある運命に関する物語」、第2話「ある選択に関する物語」、第3話「あるクリスマス・イヴに関する物語」、第4話「ある父と娘に関する物語」、第5話「ある殺人に関する物語」、第6話「ある愛に関する物語」、第7話「ある告白に関する物語」、第8話「ある過去に関する物語」、第9話「ある孤独に関する物語」、
第10話「ある希望に関する物語」の全10話(このうち第5、6話はそれぞれ「殺人に関する短いフィルム」「愛に関する短いフィルム」のタイトルで単独の映画としてロングバージョンが製作・公開されている)。合計585分。
3:名無シネマ@上映中
24/11/28 12:16:25.83 .net
「トリコロール三部作(『青の愛』『白の愛』『赤の愛』)や『ふたりのベロニカ』で知られるポーランドの名匠クシシュトフ・キェシロフスキ監督が1988年に発表した全10篇の連作集。
もともとはテレビシリーズとして製作されたが、その質の高さが評判を呼び1989年ヴェネチア国際映画祭で上映。その後、世界中で公開され高い評価を受けた。日本では1996年に劇場で初公開され、当時最新作だった「トリコロール三部作」の人気と相まって圧倒的な支持を得た。
映画監督のスタンリー・キューブリックが「重要な作品」と絶賛したほか、エドワード・ヤン、侯孝賢など数多くの映画作家たちがキェシロフスキの才能を羨望し賞賛した。
クシシュトフ・キェシロフスキ生誕80年/没25年の記念イヤーに、最新レストレーションにより一層美しさと輝きが増したデジタル・リマスター版が公開される。
4:名無シネマ@上映中
24/11/28 12:17:07.30 .net
題名の「デカ」は数字の“十”、「ローグ」は“言葉”を意味し、旧約聖書の「十戒」を意味する。この「十戒の映画化」は1984年のキェシロフスキ監督作品『終わりなし』から共同で脚本を執筆しているクシシュトフ・ピェシェヴィッチの「誰か“十戒”を映画にしてくれないかな?」という何気ない一言に端を発している。
「十戒」を映画化するにあたって、キェシロフスキは巨大団地に住む様々な人々を各エピソードに分けて描くオムニバス形式を採用した。また、政治的なもの、当時の社会主義体制下のポーランドの現実の生活を想起させるものは映画からは一切排除し、人々の表側で起こっていることではなく「人々の内側で起こること」を描くことを重視したと語っている。
そうして、まるで人の心を顕微鏡で覗き込んだかのような、いまを生きる人々の孤独と愛の苦悩を、驚くほど細やかに鮮やかに描き出した珠玉の10篇が完成した。
生きていればきっと誰もが直面してしまう《人生のさまざま》。それでも、誰かに抱きしめられたときの体の温もり、やさしく声をかけられたときの心の高ぶり、キェシロフスキの向ける眼差しは鋭く厳しくもやさしい。
<誰の人生でも探求する価値があり、秘密と夢があると私は信じているんだ。>
5:名無シネマ@上映中
24/11/28 12:17:28.75 .net
1941年6月27日、ポーランド・ワルシャワ生まれ。幼少期は父の仕事の都合で、ポーランド中を転々とする生活を送る。1957年に舞台演出家を目指し国立演劇専門学校に入学するが、在学中に映画の道を志すようになる。専門学校を卒業後に、アンジェイ・ワイダやロマン・ポランスキーらを輩出した名門、ウッチ映画大学演出科に入学する。
在学中は『家族生活』(70)『コンスタンス』(80)で知られる映画監督クシシュトフ・ザヌッシに学び、多くの短編やドキュメンタリー作品を手掛け、政治活動も活発におこなう。1974年のドキュメンタリー作品『初恋』と1976年の同じくドキュメンタリー作品『病院』がクラクフ短編映画祭でグランプリを受賞し、注目を集める。
1976年の『傷跡』で劇場長編デビューを飾る。長編第2作『アマチュア』でモスクワ国際映画祭グランプリと批評家連盟賞を受賞、シカゴ国際映画祭でゴールデン・ヒューゴ賞を受賞した。しかし検閲が厳しくなるとともに、キェシロフスキの活動も制限されるようになる。1976年の『平穏』は検閲による上映延期、1981年の『偶然』と『短い労働の日(短い労働日)』は検閲による上映禁止処分を受けた。
1981年にドキュメンタリーとの決別を宣言。1988年から全10話からなる長編TVシリーズ『デカローグ』を製作。本作の完成前に第5話と第6話を劇場公開用に編集した『殺人に関する短いフィルム』と『愛に関する短いフィルム』を発表。カンヌ国際映画祭審査員賞を受賞するなど国際的に高い評価を受ける。『デカローグ』はヴェネチア国際映画祭審査員特別賞を受賞し、映画監督のスタンリー・キューブリックが「重要な映画」と大絶賛した。
6:名無シネマ@上映中
24/11/28 12:17:41.01 .net
1991年にはフランス資本でポーランドとフランスを舞台にした『ふたりのベロニカ』を発表。再びカンヌ国際映画祭国際批評家連盟賞を受賞し、主演のイレーヌ・ジャコブも主演女優賞を受賞した。
1993年からはフランス政府からの依頼でフランス国旗の三色の象徴「自由・平等・博愛」をモチーフにした「トリコロール三部作」を製作する。1993年に第1作となる『トリコロール/青の愛』を発表。ヴェネチア国際映画祭金獅子賞受賞、主演のジュリエット・ビノシュは主演女優賞を受賞した。翌1994年の第2作『トリコロール/白の愛』はベルリン国際映画祭監督賞を受賞した。三部作の締めくくりとなる第3作『トリコロール/赤の愛』はカンヌ国際映画祭に出品された。
「トリコロール三部作」を完結された後、映画監督の引退を宣言するが、1995年に復帰を宣言。新作としてダンテの『神曲』をモチーフにした「地獄篇・地上篇・天上篇」の三部作の脚本に取り掛かかる。しかし、長年患ってきた心臓病の手術を拒否し、1996年に心臓発作でこの世を去った。54歳没。
遺稿となった「天上篇」は2002年にトム・ティクヴァ監督によって『ヘブン』として映画化、「地獄篇」は2005年にダニス・タノヴィッチ監督により『美しき運命の傷痕』として映画化され、それぞれ公開された。
7:名無シネマ@上映中
24/12/06 11:15:18.02 UPUj00nQ.net
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