24/08/21 08:01:27.49 qyr/3qiS.net
8/30(金)よりル・シネマ 渋谷宮下ほかの劇場にて全国順次ロードショー
【上映作品】
『エフィ・ブリースト』
『自由の暴力』
『リリー・マルレーン 4Kデジタルリマスター版』
公式サイト:URLリンク(fassbinder-ff.jp)
提供:マーメイドフィルム、Respond
配給:コピアポア・フィルム
宣伝:VALERIA、マーメイドフィルム
2:名無シネマ@上映中
24/08/21 08:05:27.15 qyr/3qiS.net
『エフィ・ブリースト』
原題:Fontane Effi Briest
原作:テオドール・フォンターネ
脚本:ライナー・ヴェルナー・ファスビンダー
撮影:ユルゲン・ユルゲス、ディートリッヒ・ローマン
出演:ハンナ・シグラ、ウォルフガング・シェンク、ウリ・ロンメル、カールハインツ・ベーム
©Rainer Werner Fassbinder Foundation
1974年 / 西ドイツ / 140分 / モノクロ
3:名無シネマ@上映中
24/08/21 08:08:31.43 qyr/3qiS.net
『エフィ・ブリースト』梗概
20歳も年上のインシュテッテン男爵に見初められて結婚した、自由奔放な貴族の娘エフィ。
堅物で出世欲の強いインシュテッテンはエフィを躾けようとする上、彼女を残し留守にしてばかり。
田舎町の生活に馴染むことができないエフィは、常識にとらわれない夫の友人クランパス少佐と浮気をしてしまう。
数年後、妻と友人の裏切りを知ったインシュテッテンは、クランパスに決闘を申し込むのだが……。
19世紀後半の家父長制度のなかで、社会や美徳について問い、悩み、そして自らの道にも違和感を抱き続けながら生きたひとりの女性の姿を、デジタルリマスターされた繊細で美しいモノクロ映像で描く。
ファスビンダーにとっては後年の『ベルリン・アレクサンダー広場』(80)にならぶ重要な文学映画。
ヒロインを演じるのは長年にわたるファスビンダーのミューズ、ハンナ・シグラ。
4:名無シネマ@上映中
24/08/21 08:10:01.62 qyr/3qiS.net
『自由の暴力』
原題:Faustrecht der Freiheit
脚本:ライナー・ヴェルナー・ファスビンダー、クリスチャン・ホホフ
撮影:ミヒャエル・バルハウス
音楽:ペール・ラーベン
出演:ライナー・ヴェルナー・ファスビンダー、ペーター・カテル、カールハインツ・ベーム
©Rainer Werner Fassbinder Foundation
1974年 / 西ドイツ / 123分 / カラー
5:名無シネマ@上映中
24/08/21 08:11:40.96 qyr/3qiS.net
『自由の暴力』梗概
身寄りはアル中の姉しかいない大道芸人フランツは、宝くじに当たったことをきっかけに、ブルジョワのゲイのサークルに入り込み、ハンサムなオイゲンに恋をする。
一夜で富と愛を手に入れたフランツは有頂天になってオイゲンに貢ぐが、工場経営者の御曹司オイゲンと粗野なフランツとでは趣味も会話も何もかも相容れない。
それでもひたすら愛を信じるフランツだったが、やがてふたりの齟齬は決定的となり・・・・・・。
ファスビンダーが初めて男性同性愛を正面から取り上げた作品。
ひとりの資本家の男に夢中になったばかりに、利用されるだけし尽くされる主人公をファスビンダー自身が熱演。
資本主義社会の冷酷さを暴きだすと同時に、愛の名のもとに展開される哀しく痛ましい暴力的な関係が、デジタルリマスターされた美しい映像で鮮烈に描かれる。
6:名無シネマ@上映中
24/08/21 08:13:38.48 qyr/3qiS.net
『リリー・マルレーン 4Kデジタルリマスター版』
原題:Lili Marleen
脚本:マンフレート・プルツァー、ジョシュア・シンクレア、ライナー・ヴェルナー・ファスビンダー
撮影:ザヴィエ・ショワルツェンベルガー
音楽:ペール・ラーベン
主演:ハンナ・シグラ、ジャンカルロ・ジャンニーニ、メル・ファーラー、カール・ハインツ・フォン・ハッセル、クリスティーネ・カウフマン、ウド・キアー
© 1980 by ROXY / CIP 1980年 / 120分 / 西ドイツ / カラー
7:名無シネマ@上映中
24/08/21 08:15:42.56 qyr/3qiS.net
『リリー・マルレーン』梗概
第二次大戦中、敵味方を超えて兵士の心をとらえた名曲“リリー・マルレーン”。
その一曲によってスターとなった実在の女性歌手の半生を、絢爛の映像美で描いたメロドラマの傑作。
ユダヤ人の恋人との仲を引き裂かれ、ナチスのマスコットと蔑まされながらも、ひたすら愛を貫いてステージに立ち続けるビリーを艶やかに演じるのは『マリア・ブラウンの結婚』(78)のハンナ・シグラ。
ビリーと激しい恋に落ちる音楽家ロバートを演じるのはルキノ・ヴィスコンティ監督作『イノセント』(76)のイタリアの美男俳優、ジャンカルロ・ジャンニーニ。
他にもオードリー・ヘップバーンの夫だったメル・ファーラー、ラス・フォン・トリアー作品の常連ウド・キアーなど豪華なキャストが、時代に翻弄されながらも決して信念を曲げない女の物語を彩る。
8:名無シネマ@上映中
24/08/22 02:20:14.36 eeBvVOz8.net
ケレ~ル
9:名無シネマ@上映中
24/08/22 06:30:17.01 u3ybm5+g.net
予告編:URLリンク(youtu.be)
10:名無シネマ@上映中
24/08/22 08:28:15.37 WeybkNYt.net
“ Faustrecht ”って「ファウスト的な法」とかなんとかいう意味かと思ったら
文字どおり「拳固を振るう権利」という意味なんだな
11:名無シネマ@上映中
24/08/22 18:58:00.98 7MOh+lv2.net
ベルリン・アレクサンダー広場やってよ
12:名無シネマ@上映中
24/08/22 22:11:20.25 STqyFXhX.net
>>11
同意
上映権が切れてるんだが、劇場で観たいし、ソフトを廉価で再販してほしい
13:名無シネマ@上映中
24/08/27 13:25:54.16 u0ttlr3g.net
わからないなんてしたらもう二度とない
14:名無シネマ@上映中
24/08/27 14:22:39.76 y09e3taM.net
かっこよくはないと耐えられなくて見てて楽しいわ
次に22時台1時間も短くちゃんと治療して
スレを立てまくるのか
3位やろなぁ
15:名無シネマ@上映中
24/08/27 14:55:02.94 5s8srkeL.net
球場ラヴァーズみたいな多少の耐火性能とかはまぁ…
16:名無シネマ@上映中
24/09/03 15:55:10.82 sFbnU9EJ.net
一般映画で、こんなに何本も無修正チ○ポを見たのは初めてじゃないかな?w
17:名無シネマ@上映中
24/09/04 00:23:45.42 MDc/1CSd.net
“Faustrecht der Freiheit” →「自由の暴力」という訳はちょっと違うんじゃないかなぁと。
そもそも暴力をテーマにした作品じゃないしね。主人公のフランツは殴り合いができるほど身体が頑強だとも思えない。
辞書によれば、das Faustrecht =「国家の庇護に頼らず、被害者が自力で行使する自衛の権利」とあるのだが、
そのまま受け取れば「自警団のような存在が、攻撃を受けた際に反撃として拳を振るう権利」みたいな意味のように見える。
この場合の「自由(Freiheit)」というのは、主人公フランツがこれまで孤児の大道芸人として勝手気ままに暮らしてきた生活スタイルのことなのではないか、と。
18:名無シネマ@上映中
24/09/04 00:24:40.77 MDc/1CSd.net
大まかなストーリーは、ロトくじで大金を当てたフランツが、経営が危機に瀕している印刷工場を自営するブルジョワ一家の子息・オイゲンに目を付けられ、
オイゲンによって利用され、感情的にも財産的にも搾取を受ける。フランツは恋愛関係だと錯覚し、アパートを購入してオイゲンと同棲を始め、彼の家族とも交流を持つが、
しだいにオイゲンたちのブルジョワ的価値観と自分の根無し草のような生活スタイルが合わなくなり、
フランツ自身が身を引いて彼の一人相撲だった恋愛関係も悲劇的に終わる、というもの。
19:名無シネマ@上映中
24/09/04 00:25:28.94 MDc/1CSd.net
「ペトラ・フォン・カントの苦い涙」の男性版ともいうべき内容のメロドラマなのだが、
英米圏での公開タイトルは、“Fox and His Friends”、フランスでの公開タイトルは “Le droit du plus fort”(「最も強い者の権利」)、
インターナショナルな英語タイトルは “Fist-Fight of Freedom”(「自由の素手による殴り合い」)となっていて統一された案はない。
今回のタイトルは一番最後の案に拠るものかと思われるが、どれも Faustrecht の内容に沿って翻訳したもののようには思えない。
20:名無シネマ@上映中
24/09/04 00:26:32.68 MDc/1CSd.net
作品を鑑賞し終わって感じるのは、このドイツ語の原題(Faustrecht der Freiheit)に込められた意味とは、
「『自由』というのは脆弱なもので、他者からの攻撃を受けやすく壊れやすいものだ。
だから自由気ままな生活を送り続けたいと思うのならば、もしそれが脅かされたときには、
身を挺してでも反撃に出なければならない場合もある」
といったような意味なんじゃないか、ということ