20/09/08 02:01:41 cklKnmy2.net
昔やった座談会で、観客の質問に、最後の焚き火があって少女が寝ていて少年が側にいる場面は二人がセックスをやってるのの暗喩だと考えてもらっていい、そういうのを目指した演出だったと押井が答えてて
もっとはっきり描写すればいいのにという観客と、映画とは何を言いたいかをはっきり直接見せるんじゃなくて伝わりにくく隠しながら含ませて表現するべきと言う押井で押し問答になってた
つまり直接的に言っちゃえば、あの卵を割るシーンは処女喪失、その後大人の女性になった事を自覚したので大人の姿に変身、妊娠したので口から卵を吐いたということ
夢を壊して現実に戻るというメタファーと、処女を失って大人の女に生まれ変わるっていうメタファーを重ねて、さらに押井の子供の頃からの色んな妄想も混ぜたイメージ映像的なものが天使のたまご
ちゃんとしたキャラやストーリー無しで世界観だけでなんか説得力のある神話みたいなものを作りたかったと言ってたから、たぶん理屈で考えてもあんま意味ない