忍びの国 Part.3at CINEMA
忍びの国 Part.3 - 暇つぶし2ch962:メシア・エステバン
17/08/12 22:41:40.60 huTGeuT0.net
 映画「忍びの国」の中で、人を操る術を得意とする下山甲斐(でんでん)もまた、
伊賀国が攻め込まれて一族滅亡の危険が迫る中、ふぬけの上忍を演じつつ、自分が殺される事も利用して、
長男の下山平兵衛(鈴木亮平)の目の前で仲の良い弟を殺すことで、父親に対する憎しみの人心掌握術をかけて、
滅びの定めにある伊賀国を裏切らせたのかも知れない。
結果的に、下山平兵衛(鈴木亮平)もまた織田信雄の目の前で無門(大野智)に「川の字」の決闘を挑んで殺されたが、
信頼できぬ裏切者の忍者が命を賭した忠義を見せた事で、他の下山一族は滅ぼされる事がなくなったともいえる。
もしかしたら、下山平兵衛の弟も、下山一族生き残りのために、自分の命を犠牲にして「川の字」の決闘で殺され、
兄の下山平兵衛も下山一族生き残りのために、あえて伊賀を裏切り、そして裏切り先での忠義を見せるために、
主君の目の前で「川の字」の決闘で無門に殺され、父の下山甲斐もまた、
そうした策謀を仲間の伊賀十二人衆に悟られぬように、弟、兄、父の三人共、無門に殺される覚悟を、あえて選択したのかも知れない。
   
利用されたのは伊賀忍者最強の無門の側であったか。
いやいや。伊賀忍者最強は下山甲斐と下山平兵衛であったか。
下山一族の滅亡を阻止するため、自分の命や息子の命すら活用するとは、恐るべし上忍の人心掌握の術よ。
映画「忍びの国」は、歴史の表からは決して見る事のできない、一族の存亡をかけての智謀を駆使した裏読みができるのが素晴らしい。
私がこれまで見た映画の中で最高点の100点満点中120点をつけたのも納得できるだろう。
まだ「忍びの国」を見ていないそこのお主。騙されたと思って8月中に映画館に見にいくのじゃぞ。
これぞ我が人心掌握の術よ。


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