16/11/19 19:17:13.85 ujcMWPZ0.net
「ホドロフスキーの虹泥棒」
前半は面白かったんだけどなぁ。
クレイジーな大富豪クリストファー・リーの傍若無人な弾けっぷりや、
コソ泥オマー・シャリフが駆け抜ける路地裏の闇市から表通りの楽団パレードまでの
祝祭感覚とか、ホドロフスキーらしいと思ったのだけど、
後半になってストーリーが迷走し始める。
問題は、ピーター・オトゥール演じる大富豪の甥
(莫大な遺産を相続できる可能性がある)が何を考えて
ああいう行動をとっているのかがさっぱり分からないことだ。
だから、後半のキモになるはずのオマー・シャリフとの対立や共感に
説得力が感じられない。
脚本はホドロフスキー本人作ではなかったようだけど、
豪華キャストなのにもったいない、て気がした。