20/05/27 21:18:03 .net
>>39
唐成・中央大学教授(以下、唐):お金を借りる目的は主に3つあります。
住宅を購入するために借り入れる住宅債務、自営業者が会社や農業生産を回すために借りる経営債務、
そして車や教育、医療など、日常的な消費に充てる消費債務です。
私たちは西南財経大学中国家計金融調査研究センターの全国規模の家計調査(CHFS)のデータを使って家計の状況を調べてみました。
対象は2015年および17年の同一2万4689世帯です。そこで興味深いデータが得られました。
まず、負債を持っている世帯の割合は15年の27.93%から17年に27.82%へとわずかに減りましたが、
負債残高は逆に1世帯当たり3万5284元から4万2325元と大幅に増えています。
住宅債務、経営債務、消費債務で見てみましょう。
1世帯当たりの住宅債務は15年の2万1873元から17年には2万7347元に増えました。
同じ期間では経営債務は8862元から9357元、
消費債務は1981元から3800元にそれぞれ増加しました。
こうして見ると、中国の家計債務の急膨張の主因は住宅債務であること、
そして、消費債務は金額はまだ小さいものの、わずか2年で倍増したことが分かります。