12/02/18 22:32:44.59 .net
旧日本軍毒ガスの被害者ら、日本政府に「公式謝罪」や「恒久支援」などを要求
恒久支援日本に要求へ 旧日本軍毒ガス被害『医療保障を』
中国東北部、黒竜江省チチハル市で二〇〇三年八月、旧日本軍の毒ガスが漏えい
した事故をめぐり、健康被害を受けた中国人約四十人が、日本政府に医療体制の
整備や公式謝罪を求めることを決めた。被害者の代表が七月に来日し、政府側と
交渉する。被害者たちは「事故で将来を台無しにされた。治療に不安のない生活の
保障を」と求めており、損害賠償を請求する集団提訴も視野に、責任ある対応を求める。
事故は中国国内で「旧日本軍が遺棄した毒ガス事故としては、戦後最大規模の惨事」
とされる。チチハル市内の工事現場で、イペリットと呼ばれる毒ガスが詰まった五つの
ドラム缶が掘り出されたのが発端だった。毒ガスが入っているとは知らずにドラム缶を
撤去したり解体した作業員らのほか、工事現場から中学校の校庭に運び込まれた
汚染土に触れた子どもたちに被害が拡大。一人が死亡、四十三人に呼吸困難や頭痛、
皮膚炎などの症状が残った。
日本政府は、日中共同声明(一九七二年)で中国が、日本に対する戦争賠償の請求を
放棄したことに基づき「補償や賠償はできない」という立場を貫く一方、中国政府に
対して「事故処理費」などの名目で三億円を支出した。被害者を支援する日本の
弁護団によると、死者の遺族に約二千万円、負傷者には一人当たり平均約五百五十万円の治療費が渡っている。
東京新聞
URLリンク(www.tokyo-np.co.jp)