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そんなある日、息子が家でくつろいでいたときのことだ。母親が便所に入ったかと思いきや、その数分後
に再び便所に入る姿を目撃する。何をしているのかと思い、母親に確認したところ、「“流すボタン”を押し
てきた」との返事（※中国の水洗トイレはレバーではなく、ボタン式が多い）。詳しく話を聞いてみると、
彼女は息子の家で初めて水洗便所を利用して以来、水洗便所に不思議な感覚を覚えたそうで、家で
退屈なときは水洗便所の“流すボタン”を押して遊んでいるとのことだった。
この言葉で息子は事情を察したが、母親を傷付けないよう「トイレのボタンをたくさん押すと壊れてしま
うよ。便器は簡単に壊れやすいんだ」と、やめるよう説得。以来、母親はあまりボタンを押さなくなったと
いう。
なお、彼女が住む田舎では井戸水を利用しており、水洗便所の水も井戸水同様に無料だと思っていた
ことが、“流すボタン押しまくり”を助長させていたようだ。
ナリナリドットコム 2012/04/05
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