23/05/14 03:14:28.78 .net
>>326
1995年の年末に沖浦君に作品のことで相談を受け、翌年頭に私の家で丸一日かけて沖浦君がやりたい方向でシナリオの技術的な部分で相談に乗り、結構な数のアイディアも出させてもらったりもしたわけだ。
更に横道に逸れるようだが、この話をしたとき“ラーメン男”栗尾はこう言った。
「脚本の直しとかってなにやるんスか?」
「全面的に直す訳じゃなかったから、沖浦君が強調したい部分とか削りたい部分とかを聞いて、その方向に則って最低限の押さえておくこととか必要なセリフだとかエピソードだとかのアイディアを出すんだけど、基本的には自分のじゃないからね」
「脚本は誰なんスか?」
「押井 守」
「げ、手伝ったんスか?押井さんの」
「別に押井さんを手伝ったわけじゃない。沖浦君のを手伝ったんだよ」
「直すって事はちゅまんなかったんスね?」
「さぁ人によるんじゃない? それは」
「でも直したんでしょ?」
「俺が直したかったわけじゃないよ。自分と何の関係もない作品なんだし」
「関係あったじゃないスか、押井さんと。ギャハハ」
「無かったことになってるから(笑)」
「沖浦さんにウソ教えちゃえば良かったのに」
「こらこら」
「ちゅまんなくしちゃえば良かったじゃないスか。良くすることも出来るなら逆も出来るでしょ今さん、ギャハハ」
「ウソ言ったら面白いかとチラッと思ったけどな」
本気の会話じゃないからな、念のため。ギャハハ。
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