20/12/20 07:28:50.55 klQ9TRDt.net
松浦武四郎は、北蝦夷でアイヌのことを「カイナー」(女子は「カイナチー」)と呼ぶのを耳に留め、
山中のヲクルマトマナイで「カイナ」と聞き、疑問に思い、宿家の古老アエトモに尋ねた。
すると、「カイとは此国に産れし者の事」と答えた。
平地では和人の言葉に慣れて「アイノ」と呼ぶようになったが、深山の村々では、まだ和語と接していないので「カイナ」と呼ぶという。
松浦は、官人の前に進み出るときのアイヌの腰をかがめ足を引きずる姿が、エビの姿に似ていることを思い出し、そこから一つの仮説を思いつく。
それは、かつて「蝦夷」が唐に連れて行かれたとき、唐国が「蝦夷」の字を作り、「カイ」と呼称したのが始まりではないか、という説である。
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