16/04/30 06:46:55.07 wjhthW6T.net
なんかわかるなあ
古代ギリシア
古代ギリシャの時代の時代から、フィロソフィアが役に立たないと思う人がいた。
アリストテレスはその著『政治学』において[47]次のような逸話を提示することで、そうではないと示した。
彼(タレス)は貧乏であった。貧乏であることは哲学が役に立たないことを示すと考えられたので、彼はそのことで非難を受けた。
話によれば、彼は星に関する自分の巧妙な知識によって、次にくる年にオリーヴの豊作がある、ということを冬の間に知ることができた。
そこで彼は、少しは金をもっていたので、キオスとミレトスにあるすべてのオリーヴ圧搾機を使用するための、保証金を支払っておいた。
競りあう人が全然いなかったために、彼はわずかの金でそれらの器械を借りたわけだ。
収穫時が来て急に多くの圧搾器がそろって必要となると、彼は思いのままの高値でそれを貸し出し、多額の金をつくった。
このようにして彼は、哲学者は望みとあらば容易に金持ちとなることができるが、哲学者の野心はそれ以外にある、ということを世間に示した