日本の古代史 Part18at ARCHEOLOGY
日本の古代史 Part18 - 暇つぶし2ch494:白馬青牛 ◆MSPArYuLmJK6
14/11/05 01:47:07.42 RoscL87t.net
>>484-485
大林太良氏は、「荒川秀俊氏の「日本漂流漂着史料」で、黒潮に乗って南方から日本へ漂流、
漂着した事例がきわめて少なく、フィリピンの北バターン諸島からの例がある程度です。
これに反して、中国の揚子江(長江)流域以南から、九州、ことに南九州に漂流、漂着する
例は多くみられます。」
漂流、漂着が文化をもたらすロマン派の大林氏に対し、
石井謙治氏は「流れ者の文化は漂着先で定着しにくい。国囲み単位ぐらいの移動を考えないと。
ある程度の力を持っていなければ、「バタン漂流記」でないけれども、奴隷にされちゃうから
何とか逃げ出さなければならないというハメになると思うのです。奴隷か殺されるか、
いずれかのケースで消えてしまう。
日数がかかっても岸を伝わって行く地乗り航法をとるのが普通で、往来しなかったら積極的な
文化の流入はありえないわけです。漂着だけではだめですね。目的意識をもって往復する船が
必要です。
黒潮に乗れば早く倭に行かれるなんて、戻らない限りそんな知識はもち得ないわけですし、
いわんや黒潮に乗ったら早いという認識は、実は自分の位置が常にわかっている近代の航海者の
知恵で初めてわかるわけで、昔の人にはそんなことはわかりません。」と、航海史の現実を
云われたよ。


次ページ
続きを表示
1を表示
最新レス表示
レスジャンプ
類似スレ一覧
スレッドの検索
話題のニュース
おまかせリスト
オプション
しおりを挟む
スレッドに書込
スレッドの一覧
暇つぶし2ch