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日本の古代史 Part16 - 暇つぶし2ch636:出土地不明
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【古人類学】縄文人祖先 南北から?小竹貝塚人骨「北方系類似」を確認
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縄文人祖先 南北から? 小竹貝塚人骨「北方系類似」を確認
2014年7月26日

URLリンク(www.chunichi.co.jp)

■富山埋文発表 形質比較から仮説

 富山市埋蔵文化財センターは二十五日、縄文時代前期の小竹貝塚(同市呉羽町北、
呉羽昭和町)で見つかった女性の頭蓋骨を各地の人骨と比較した結果、縄文人の祖先は
東南アジアから中国を北上し北海道経由で本州へ入った集団と、東南アジアから日本
列島を北上した集団がいた可能性があると発表した。

 調査した国立科学博物館の溝口優司名誉研究員(形質人類学)によると、これまでの
縄文時代の人骨の比較分析では、東南アジアなど南方との類似点を示す結果しかなかったが、
今回初めて北方から移り住んだ可能性を示唆する結果が出た。成果は日本人類学会誌に
仮説として発表された。

 今回の調査で、小竹貝塚の頭蓋骨は東北地方の人骨と形質が類似。東北地方は北海道の
人骨と、北海道は中国河南省の安陽市や東南アジアの人骨とそれぞれ似ており、小竹
貝塚の縄文人が東南アジアから中国や北海道、東北地方を経て北から渡ってきた経路を
示唆した。

 一方、岡山県で見つかっている縄文時代の人骨は、日本国内の人骨よりも東南アジアの
人骨と似ており、北方系とは別の経路で日本に移り住んだとみられるという。

比較分析に使われた小竹貝塚出土の頭蓋骨=富山市北代の北代縄文館で
URLリンク(www.chunichi.co.jp)

 溝口名誉研究員は「状態の良い人骨が見つかったことで、これまで分からなかった
縄文人のルーツの仮説ができた」と説明。「今回は人骨一体で比較したため、今後は
より多くの人骨を比較することで仮説を検証したい」と話している。

 小竹貝塚は、縄文前期では日本海側最大級で、一九七一年以降に富山県や富山市が
百体の人骨を発掘した。DNA鑑定では、現在のバイカル湖周辺や北海道の人に多い
北方系と、東南アジアや中国南部に多い南方系のDNAの人が混在していた。

 女性の頭蓋骨を含む三体分の人骨が、二十六日から八月三日まで、富山市北代の北代
縄文館で展示される。 (豊田直也)

■興味深い問題提起

 国立民族学博物館(大阪府吹田市)の小山修三名誉教授(文化人類学)の話 これまで
(道具の特徴といった)文化的な要素で北方系と南方系の二経路を分析した仮説が主流だが、
人骨というヒトの形質をもとにルーツに迫るアプローチは、問題提起としては大変興味深い。

ソース:中日新聞(2014年7月26日)
縄文人祖先 南北から? 小竹貝塚人骨「北方系類似」を確認
URLリンク(www.chunichi.co.jp)

原論文:Anthropological Science (Japanese Series)
溝口優司. 小竹貝塚1号人骨と縄文時代中・後・晩期 近隣諸地域集団との関係.
URLリンク(www.jstage.jst.go.jp)

参考:小竹貝塚縄文レポート - 富山市埋蔵文化財センター
URLリンク(www.city.toyama.toyama.jp)


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