14/05/08 00:46:48.81 MbcVbYXR.net
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江南の中粒種が日本の最古水田にはさっぱり出土しないどころか、
江南の農工具もさっぱり伝わっていない。
日本で稲作が開始された3000年前頃の江南の農工具の主力は
石鋤(いしすき)であった。
ところが、日本の最古水田に真っ先に伝わったのは石鋤ではなく、
エブリという江南にはない機種の農工具で、しかも木製なのである。
続いて伝わったのはクワで、これも木製であり、最古水田には
石鋤どころか鋤という機種自体が伝わることはなかった。
日本に鋤が伝わるのは弥生開始からかなり後のことで、それもやはり
木製であり、ついに弥生時代の終焉まで、江南や華北の主力農耕具である
はずの石鋤が九州北部に伝わる事はなかったのである。
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