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現代人の祖先は、別の人類とされるネアンデルタール人やデニソワ人と交雑することで免疫機能を高めたことが、
米スタンフォード大などのチームの研究でわかった。
人間の免疫の成り立ちに一石を投じる成果で、米科学誌サイエンスに26日発表される。
研究チームは、ヨーロッパやアジアに広がり、絶滅した古代の人類のネアンデルタール人3体とデニソワ人
1体の化石の遺伝情報を解析。免疫機能に重要な白血球の型に関係する部分を、欧州、アジア、アフリカの
現代人と比較した。
古代の人類と共通する白血球の型を、アジアでは7割以上、欧州では5割以上の現代人が引き継いでいるのに対し、
アフリカでは1割以下と、あまり引き継がれていなかった。
人類の起源はアフリカで、古代の人類は27万~44万年前に、現代人の祖先は6万~7万年前にアフリカを出た。
アフリカを出た現代人の祖先は、アジアやヨーロッパで既に現地の環境に適した免疫機能を持っていた古代の
人類と交雑することで、その免疫機能を獲得。有利な遺伝子が現代人の間で広がったらしい。
▽記事引用元 読売新聞(2011年8月26日03時05分)
URLリンク(www.yomiuri.co.jp)
▽Science
「The Shaping of Modern Human Immune Systems by Multiregional Admixture with Archaic Humans」
URLリンク(www.sciencemag.org)