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871 pH7.74 (ワッチョイ b9e3-otum)[] 2020/01/20(月) 11:21:02.66 ID:BKn+d8ju0
だからこのリンをどうコントロールしていくかってのが水草水槽を維持していくうえで非常に重要なことになるわけよ。
リンが過剰になれば黒髭が大量発生してまうし、鉄やカルシウムと結合して不溶化したリン酸が微生物に分解されればそれこそまた溶けだしてPHが酸性に傾いてまうからね。なんたって文字通り酸やからw
ちなこのニキが一生懸命ググってようやく見つけてきたのがうれしくてうれしくて連呼しとる骨粉はリン酸カルシウムの中では例外的に効果の出やすい肥料なんやけど、植物なんか育てたこともないから当然そんなことは知るよしもなかったみたいやねw
ま、とにかくいかにして水槽内のリンを過剰にしないように管理していくか?ここでまず一つ目に重要になるのがリービッヒの最小律の発想よな。
リンに比べて圧倒的に要求量の多い窒素を餌とは別途液肥、あるいはパワーサンドみたいな有機肥料から供給することで水草にリンを消費させていく。もちろん他の肥料も添加しながらやで。
やから生体がいない水槽でもなければリンというのは肥料としては上げる必要がほとんどない、むしろあげないほうが管理しやすいということやな。そんで水中に溶け出してる分んもリンは換水によって積極的に水槽外に排出していく、と。
あたらしく水道水が供給されればカルシウムやマグネシウムの補給にもなるしな。さっきも言った通り水草ってのは栄養が「必要な時に」「必要な量だけ」「必要な形で」存在することが重要やからな、定期的な換水は実に理にかなってるというわけや。
カルシウムなんかむしろ多すぎれば水草にとって害になるしな、水草にとって窒素やカリウムみたいな多量元素やないから。
かといって全く追肥しなければそれは欠乏状態に陥ることになる、植物やって当然消費し続けてるわけやから。やから何か肥料として添加して過剰添加のリスクを抱えるよりは換水で供給するくらいがちょうどいいというわけよ。
必要な形でってのも重要なことやで、例えば鉄なんか二価鉄やないと植物は吸収できないんよ。だからその形にするために植物は根酸を出して分解するわけや、なんでもその栄養がただあればいい!てわけやないということやな。
それに水草によっては新水を好む種類も多い、特に渓流域なんかに自生してるやつはこのタイプやね。やから結局は水草水槽にとっては定期的な換水ってのは非常に効率よく理に代わってるわけなんよな。
換水しなくても済むからせんでええわ!やなくて換水したほうが手間もかからんし水草のためにも非常に合理的ってことなんよ。やから無換水でできるぜ!てはしゃいどるのは生体さえ飼えればそれでええ!ってだけの初心者的基準の見方でしかないんよな。
それこそが淡水水槽、水草水槽や植物のことを何も知らずに自爆特攻してきたこのニキがワイにぼろ負けした決定的原因であり真実であるというわけや。
一面的な物事の見方しかできず断定的に全てにそれを当てはめて適用しようという短絡的な思考では通用しない、己が無知をわきまえ真摯に学び続けていく姿勢こそが大事であるという教訓が如実に示された事例やったね。