20/09/01 15:07:50.19 .net
>>975
早く元の生活に戻したい人は、一刻も早く諦めるよう、働きかけていかなきゃダメだな
歴史学者によると、パンデミックの終わり方には2通りあるという。1つは医学的な終息で、罹患率と死亡率が大きく減少して終わる。もう1つは社会的な終息で、病気に対する恐怖心が薄れてきて終わる。
つまり、人びとは自分たちのマインドセットを書き換えることによってパンデミックを終わらせてきた。自分たちの暮らしのなかで「すぐそばにある死のひとつ」として考えを改めることで、混乱を鎮めてしまったのだ。これがパンデミックのもうひとつの終息―いわば「社会的終息」である。
インフルエンザを引き合いに出すと激怒する人も居るが、私たち人類はいつのまにか、インフルエンザで毎年の冬に慌てふためくのをやめてしまった。インフルエンザを医学的に撃破するよりも先に、人びとが「死生観」をアップデートして精神的に勝利してしまったのだ。
ホモ・サピエンスは飽き性である。時間が経てばウイルスへの恐怖をさえ飽きはじめる。「怖がっても無駄で、死ぬのは仕方ない。我々の社会生活に『新しい死』が加わっただけだ」と考えを改めて、また日常を取り戻してしまう。これが本当の「ニュー・ノーマル」あるいは「新しい生活様式」である。
経済状況がますます悪化し、先の見えない自粛を延々と強いられ続ける人びとは、やがて「自粛しても仕方ない。ワクチンなんか待っていられない。考え方を変えた方が早い」という結論にたどり着くだろう。そういう意味で、終息の日は案外早いのかも知れない。
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