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中世には地中海交易で繁栄を誇ったカタルーニャ経済は16・17世紀を通じて停滞に苦しんだが、
17世紀末になるとオランダやイギリスの需要に応えるためのブドウ栽培がひろがった
そして北ヨーロッパへのブランデーやワインの輸出を軸にして、商工業の拡大が始まった
スペイン継承戦争の結果、カタルーニャの諸制度は廃止されたが、カスティーリャが新たな
「国内市場」となったために、カタルーニャの商工業活動はさらに活発化した
18世紀には同地方のブドウ栽培はますます盛んになり、世紀中葉に始まっていた
スペイン領アメリカへのブランデーやワインの輸出が、1765年法令でバルセローナにも
認められると、それらの輸出は飛躍的に増大することになった
カタルーニャがカスティーリャと別の国だったならもっと発展できていたというのは幻想かもな