11/11/17 23:52:05.21 0
サルミエントの『ファクンド─文明と野蛮』が翻訳されて出版でもされない限り、
アルゼンチン史は盛り上がらないのかねえ。
世界史板なんだから、ヨーロッパの知識層の標準的教養をアルゼンチン風に捻くれて、
コスモポリタン風アルゼンチンを世界に提示したボルヘスを語ったりして欲しいと思うのは少数派か。
ボルヘスと政治的に対立したペロンは長谷川 公昭氏の『世界ファシスト列伝』の影響か、
左翼ファシストと紹介されることもあるけれども(無論、ペロンからファシスト的側面を読み取ることは不可能じゃないけど。
それは共産党びいきの解釈に思える)、ペロンもまた中々面白い人物だ。
日本がもっと衰退したらこういう政治家が出てきそうだね。