12/07/15 07:52:30.94
>>491
2割正しく8割間違ってる。
機械式しかなかった時代でも、セイコーは精度の面では上位だったけど
高級時計の分野ではほとんど相手にされていなかった。
天文台コンクールの上位を席巻したら、それを嫌った主催者がコンクール自体を中止しちゃったくらい。
で、その後セイコーがクォーツショックの主役となったのはご存じのとおり。
このときはセイコーが機械式時計から撤収したというより、世界中で機械式時計が一旦消滅しかかった。
その後の機械式時計の復活は、時計は精度じゃなく装飾と歴史と物語で選ぶべきだ、という
セイコーやシチズンが元々苦手としていた分野でスイス勢がかけた売り込みが成功したから。
なので、「機械式をこよなく愛しクオーツを認めないセイコーファン」ってのは妄想の産物とはいわんが
大勢に全く影響のないごく少数でしかなかったし
セイコーの機械式がスイス勢に比べて売れないのは裏切り云々じゃなく、現在機械式を購入する層が求める物と
時計の精度が第一という国産勢のスタイルとがかみ合わないだけ。
セイコーが機械式から撤退してなくてもどのみち機械式の分野ではずっと二流扱いのままだっただろうし
むしろクオーツに一回全力を投じてクオーツショックを起こしたからこそ、
「クオーツならセイコー」という今の立ち位置を確保できている。