14/03/30 23:59:01.56 vSmtr82n0
「ごちそうさん」最終回。なぜ豚がジャンプしたのだろう？
URLﾘﾝｸ(blogos.com)
最後に悠太郎がほとんど無傷で無事帰還する、といご都合主義すぎる内容について、
一方でこれまで、空襲のときに逃げ惑った姿を描いたり、息子の戦死を描いたり、
戦争の悲惨さを丹念に描いていた事と比して、
「これはフィクションなんです。あり得ないことも起きるんです」という、作者からの
メッセージでしょう。
ダジャレ的シナリオ回しは、メッセージ送ることについて、ストレートに送ってしまう
と堅苦しいだけなので、作者一流のウィット表現でしょうね。
あの豚は、何かしらの強いメッセージがそこにこめられていなければ。
最終回にわざわざ豚を使おうなんて、許可おりないですよね。
新しいキャストをそのシーン、そのカットのためだけに増やそうっていうのですから。
しかもわざわざ豚が飛ぶ瞬間を、それだけしか映らないワンカットとして切り取っている。
背景を全部黒く潰して、象徴的にとっている。手間かけて。
これは、「豚が飛ぶ」ことに、それなりに重要なウェイトがあるからで。
ただ、それは見ている人が考えて気づいてくれたらいいなぁ。
という、作者最後の謎かけでもありますね。
こういう気の利いた演出がサラッとできるくらい、「ごちそうさん」の脚本はデキがいい
んですよね。
一流のお仕事です。
-----------------
なるほどね～
こういう解釈もあるんだ。
脚本家は豚に他のメッセージを忍ばせようとしたのかも知れない。
あるいは何の意味もない、単なるお茶らけや駄ジャレだったのかも知れない。
本当のことは作者にしか分からないでしょうから。
ツイッター上のウオッチャーの方々の意見を見ることで、ドラマの観方を教わりました。
「ごちそう」は、自分に社会について様々なことを考えさせてくれたドラマでした。
森下桂子さん、出演者や制作スタッフの方々、素晴らしいドラマをありがとうございました。