13/08/02 12:39:44.35 NWY+Pkrr0
・春子 歌手 歌手であり、目指していたものはアイドル”歌手” 実力主義
・太巻 敏腕プロデューサー 手段が目的となってしまった 商業主義
この立場の違いの描写が今日の場面。
春子がアキを本格的に援助しようとした切っ掛けは、アキに”歌手”としての自分を目標とされたから。
「目標がもうひとつできた おらママみてぇな歌っこさ歌える”歌手”になりてぇ」
正宗の心を動かし結婚に導いたエピソードと、「2人が結婚しなかったら、おら生まれてねぇべ」の台詞。
だからこそ、春子は下手ながらも懸命に”歌”を届けようとするGMTのメンバーの”歌声”が伝わるアレンジにした。
太巻はそれを忘れてしまい、商業主義的な思考で、GMTメンバーも”歌”も消耗品として考えている。
その両者がぶつかる事は必至であり、またこれは生の現場でも実際に行われるやりとり。
春子が影武者となったレコーディングシーンの回想があったが、実は春子の”歌”のファン第一号は正宗ではなく荒巻。
それを何度か映し出すことで表している。
あの頃は持っていた筈の、春子の”歌”に魅了され、それを売り出そうとした純粋な気持ち。
それをこれからのエピソードの中で思い出すのだろう。
「(歌手としての)君にはプライドってものがないのか?」
今の太巻にこそ、本当のプライドは無い。
太いものに巻かれろ 巻かれて太くなれ
太巻が荒巻に戻る日がいつか来る。
「うちの娘を鈴鹿ひろ美と一緒にしないで」
爆弾発言だが深い台詞。
私と一緒、ではなく、鈴鹿と一緒にしないで。
春子の心境の変化と、荒巻に対する態度の理由が読み取れる。