12/11/11 00:29:38.19 ZLPCqS860
抜粋
相沢さん
「メールとかで原稿を読んでいただいて、気になる所を指摘していただいたり、
というやりとりを(プロデューサーを介して)していました。
最初の頃はびくびくして(笑)こういうことをやったら怒られるかな、とか探り探りだったんですが、
後半はすごく楽しんでくださっているというのを聞いていたのでホッとしながらやっていました。」
貴志さん
「毎回楽しみに見ていました。こういうことを言うと問題なのかもしれませんが(笑)
実は、原作者が毎回楽しみに見るドラマってあまりないんですよね。
ミステリーはどうしても別物になってしまう。だから一般視聴者は楽しめても原作者が見ると
ちょっとどうかと思うことが多いらしいんです。でも、今回は本当に原作者が心から楽しめる出来になっていましたし、
すごく勉強になりました。文字じゃなくて映像にする時はこういうふうに書くのかっていうのを、
脚本をチェックした段階ではまだ分からなくて、完成したものでやっと意図がわかるわけです。
こういうふうに持っていきたかったんだなと。その頭の使い方は小説家がやらない部分なので、
私はものすごく勉強になりました。
原作者も楽しめるようなものを作ってくれたら、これほど嬉しいことはないですよね。」
キャストについて
相沢さん
「原作の榎本のほうが粋なんですよね。もっと洒落た男なんです。
ドラマではちょっとオタクにしちゃったんです。
大野くんがやるならオタク方向によせてった方が面白いんじゃないかと。」
貴志さん
「芹沢と言うキャラクターを見るとこれが脚本家のツボなんだろうなっていうのが分かりました。
若い二人の掛け合いだけだとやっぱりと難しいという部分があってそれをしめる人が必要なんですよね、どうしても。
ただ私、見てて嫉妬しましたね。佐藤浩市さんは走ったり歩いたりするだけで笑いを取れるんです。
変な歩き方をするだけで、みんなどっと笑うんです。あれは文章じゃ絶対できないですから。」