12/06/25 09:57:41.64 cs91Takp0
このドラマは好きで欠かさず見てるし、時代考証も比較的しっかりしてるんだが、
完璧とまでは言えないようだ。前に話題になった「デート」は脚本のミスったけど
（英語ペラペラの人が、昭和20年代には date という言葉が出てきても「日付」
という意味しか知らなかったと言ってた）、今日の、建造がトイレに立てこもる場面は
セットの作りがおかしかった。
これは大道具係のミスだろうが、時代考証役が指摘しなかったということか？
昭和20年代に建てられた家では、大と小の便器は別になっているのが普通で、たいていは別々の個室になっていた。
当時の便器は和式だったから、男が大の便器で小便をしようとすると、距離がありすぎて周りを汚す可能性が高かった。
ところが、今日の画面では廊下の突き当たりにトイレがあって、一つのドアしかなく、内部も人一人が入れる大きさだった。
昭和30年代以降に建てられたアパートなどでは、階段状に便器の位置を高くすることで、
便器と個室を一つで済ませるトイレもあったが、20年代の、或る程度のスペースをとれる家なら、必ず大・小の便器と別々の個室があった。
それと、トイレの入り口は、引き戸ではないドア式のものもあったが、あんなドアノブの付いたものではなく、
もっと日本的なドア（？）だった。
とは言っても、これまで見てきておかしかったのは、「デート」の件と今回の「トイレ」くらいで、
時代考証に対する批判の９割以上は、古い時代のことを知らない人の言いがかりなんだけどね。